300年前とは、おったまげたなあ。
※帯を見た誰もが思ったと思う。

読了後の感想なのでネタバレしまくりです。

<続く>
300年後の剣崎と始、二人のジョーカーの物語。
そう思わせておいて思いっきりSFという…斜め上すぎる展開に最初ついていけなかったわwww
ビミョ~にニアミスな名前が多くて笑えるw
睦月がサツキになってたのが一番ツボったw
でも、記憶を取り戻した剣崎は「剣崎」って漢字表記もしてほしかったかなぁ。
過去編→漢字・現代→カタカナっていうのはわかったんだけど。個人的な趣味ですが。

しかし、サツキと提督の同性愛的描写とか、レンとタクホの近親愛的描写は必要だったのだろうか…
まあアクセントとしてはありなのだが、いらないっちゃいらない気もしなくはない。
斜め上の味付けでビックリしました。
心情理解としてはまあわかるんだけどぶっこんでくるか?wみたいな。

タチハラさん(ニアミスで橘)は相変わらず「ザヨ゙ゴー!!」って言わせてもらってて笑ったw
作者絶対これ入れたかったんだろうなwww
海賊っていう設定があまりにも面白すぎて驚きましたがw

結局、統率者(モノリス)と破壊者(モノリス色違い)のせいで、地球に似てるチーキュ(※)に飛ばされたってことでよろしいか。
しかもアンデッドに似た存在が生存競争中の星www
3種類しかカテゴリーがない世界なのね…
しかし統率者は地球外にも影響力あんのかよwwwマジで神いわゆるゴッドwwwww
まさかフォーゼより先にプレゼンターと同様の存在に会うとは思わなかったわwww
そんな統率者に牙をむいた始さんと剣崎マジすげぇ。
最終的には統率者倒しちゃうし…
※便宜上こういってるだけで本編では名称不明だった気がする。

この作品は、剣崎の言葉「俺は運命と戦う!そして勝ってみせる!!」を実現させたということなのだろう。
統率者という「運命」の使役者を、人という使役される側の存在が乗り越える。
そして決められた運命をはねのけ、自分たちの手で運命を切り開いていく…
…というようなことがテーマだったんじゃないかなあ。
最終回で戦う運命にあらがった二人が、ついにその運命を乗り越える…
それは、とても意味のあることではないでしょうか。

剣崎の記憶喪失の理由がつらすぎてもう…
死ぬことができないということが、いかに苦痛なのか。それが彼を記憶喪失にさせた原因なわけで…
つーか「死なないんで危険作業OKっす」って、便利すぎるだろ…
途中戦場カメラマンになったらい、地雷原撤去作業に従事したり、傭兵になったりとなかなかボリューム感ある生活ぶり。
死を求めるあまり、死に最も近い職業を選んでしまうというのも皮肉なもんです。
もっと人々の中で生きていれば違ったかもしれないのに…でもそうはできないのが、剣崎なんだなあ。

始は人間の中で生きていくなかで「死」を見つめていたけど、剣崎は生々しい地獄のような場所で「死」を追い求めてたのか。
同じ「死」でも、向き合い方は大きく違ってるよね。
剣崎の苦しみを受け止めようとした始の叫びが悲痛だった。
死を奪った罪は贖えない。せめて受け止めたい。そういう重い話だった。
何事も終わりがあるというのは、救いとも似ているのだな…

剣崎と始は同じジョーカーとして、もう戦う運命からは逃れられたけど、「不死」という牢獄からは逃れられない。
だからこそ、不死の者同士で一時を共有する。
エピローグでそういうシーンが描かれていてよかった。

結局、トウゴは始に対する天音的な立ち位置だったのかね?
剣崎の心をつなぎとめるための鍵のような存在ということだったのだろうか。
でも、仮面ライダーは誰かが求めてくれなければ変身できない(存在する意義がない)というところもあるので、世の中の子供たちの代弁者だったのかもしれない。
ギリギリ天音ポジションで理解がいくかな。

文章はなんか読みづらかった。一人称っぽい三人称小説みたい。
でも内容は結構面白かったからいっか!

総評として、本編の300年後を描くという取り組みが斬新で面白かったです。
やっとサバイバルバトルが終わりを迎えた…というのには大きな意味があるかと。
それ以外にも支配と服従とか、環境汚染とか、現代にはびこる問題をSFチックに描いていたところが良かったと思います。
ラストのシーンのためだけに読んでもいいと思うよ!!


ということで「光あれ」