三条陸、流石ァ!と思ってしまった。
本編にここまで食い込む作品を世に出すとは…メインライターだからこそできることだなぁ。
面白かったです。
Wは本当にサブストーリーに恵まれてるなあ、としみじみ。

ちなみに投稿時点から3か月前ぐらいに読んでるので、多少感想もぼけ気味です。遅ッ!!

<続く>
意外と風都は広い。
ということで、あんまり本編で出てこなかった風都の森エリアのお話でした。
安楽椅子探偵のフィリップが、翔太郎が風邪を引いたため身代わりとなって現場に赴くことになり、ロストドライバーで仮面ライダーサイクロンへと変身し戦う…という、誰もが「Vシネでやれ(頼むから)」と思うような完成度の高い小説でした。
三条先生凄すぎます!

・Zを継ぐ者
タイトルマジカッケェ、としか言いようが。
べつにカミーユとかが出てくるわけじゃないんです。むしろ継ぐならジュドーじゃねーのかって話ですが。

「ZOO」ドライバーってズルすぎるんじゃないっすかねwww
キマイラ的なマルチな能力…。なんかタイムリーな話ですが能力的には似てる…やっぱキマイラだわ。ビーストがアップをはじめちゃううううう!!
(ちなみに読んだのはビーストが出てない頃だったので、今思い出すとそうとしか思えないだけ)
こういうところでも不義の子→その親からの愛情→暴走させるメモリという流れがちゃんとしててよかったー。なんか金田一少年の事件簿のような話だったなw
三条って家族話好きだなぁ。いや、単にフィリップとの対比で家族話になったのかもしれないけども。
そしてしゃしゃり出てくる財団Xもよかったわw
本編とリンクして、メモリ工場の建設地を狙ってるっていう設定に説得力があるなw
でもって、やっぱり一番“女”が恐ろしいのは三条作品の代表的な特徴なんですね。
嫁こえー!

・恋という感情
フィリップ理解してNEEEEEEEEE!!
お嬢様涙目www
でもそんなフィリップがフィリップらしくてすごくよかった。
ああ、こういうの映像で見たかったわ!!!
今の菅田じゃできない絵面よなー。ゴツくなっちゃったよーフィリップがーうわーん!成長してるのはいいことだけどさー!
あのころのフィリップマジヒロイン。

・ロストドライバー
翔太郎が最終回前に手にしたロストドライバーの謎がここで明かされるという。
シュラウドからロストドライバーを手に入れたのはフィリップだったんですね。
そしてそれで仮面ライダーサイクロンに変身して、一時ロストドライバーは破壊されたものの、フィリップ自身が手直しし、翔太郎へと託した(おやっさんの幻影が代理で手渡した)という。
映画のつながりなのか、それとも全然違う流れなのか謎でしたが、多分こっちの流れのロストドライバーなのかな?本編のって。
さりげない謎フォローまでする。なんてすばらしいんだ三条先生!

・翔太郎
ネギでお尻の処女が奪われるなんて…アッー!
しかし効果あってワロタw ※医学的には効果は食べないとあらわれないらしいが
でも翔太郎ならなんか有りな気がする。だって翔太郎だもん。
でもダブルってゴツいオカマ(京水さん)もいるし、主役はケツをロストバージン(ネギで)されるしで、なんというか絶妙にキワモノだわね。
でも嫌いじゃないわ…嫌いじゃないわーっ!!

・レギュラーメンバー
小説に準レギュラーがほとんど出てくるという奇跡。
三条先生…愛してるなあ。ありがてえ…っ!ありがてえ…っ!

・なおサブストーリーでは園崎家はハブ
基本園崎家はハブられる運命にある。本編でやったし。
でもオリジナルのライダー(ゼロ)が出たり、黒幕だったりと、財団Xはかなりでしゃばっている。
こういうのもいいと思うわ。悪の組織って、ぶっちゃけパトロンがいないと成り立たないし、もっと大きい組織であるべきだし、理想的なんじゃないかな財団って。
だからこういう設定は活かしていくべきだと思うんですよ。
巨大な出資者のもとで暗躍する各組織っていう設定。
オーズ・フォーゼまでつなげたのはすごいw
ただ、ファントムはなー、まず人間じゃないからね組織の長が。無理だは。
そういう意味では財団が噛みにくいと思いますが、どっかで絡んで来たらそれはそれで、平成2期のいい敵役になるんじゃないでしょうか。
ダブル出すぎとかそういう意味じゃなく。
ダブルが財団Xを駆逐できなかった(しなかった)のは、何年たってもショッカーがつぶれない様式によく似ている…
今度はスペース大ショッカーって…アホや…(これは制作側の暴走だけど)

・仮面ライダーサイクロン!
だが役者本人は仮面ライダーファングを希望の模様。<映画メイキング
サイクロン…可哀そうに。長い間尽くしてきたのになw
しかしあのメタリックグリーンのライダーって目立ちまくるだろうなw
ディケイド×Wのファイナルフォームライドで一瞬だけ出てたけどインパクトあるよね。
ぜひ映像で見たかったのですが、小説化されただけでもかなり恵まれてるんじゃないでしょうか。
安楽椅子探偵然としてるのに意外と動けるんだよなあ、フィリップって。


完全に本編のサブストーリー。しかも完全オリジナル、とファンなら泣いて喜ばずにはいられないような完成度でした。
ありがとう三条陸!ありがとう講談社キャラクター文庫!
「ファンなら買い」の一言です。

ぜひ、ご一読ください。