いただいたコメントなどから着想を勝手に得て殴り書きした、ディケイドワールド感ある鎧武1~2話の再構成プロットです。
なんかキャラクター小説風になってしまった…
そしてなぜかちょっとだけ井上テイスト。
小説でもなく、プロットでもない気持ち悪い文章になっているので、興味のない方はスルー推奨。


こうだったらいいのにな!!!って言う思いをぶつけておきました。
はースッキリ。
※以下妄想


計画都市・沢芽市。
一見華やかで革新的に見えるその街は、巨大企業ユグドラシルによって管理された街だった。
ユグドラシル傘下に非ずんば人に非ず―――とまでささやかれるほどユグドラシルの支配が強いその街では、ユグドラシルのやり口に反対している人間は虐げられていた。
それゆえに、大人たちはユグドラシルに対する不満を隠しながら生活を送っていた。
しかし、敏感な子供たちはそんな街の支配的な空気に閉塞感を感じ、それでもなおこの街から出ていけない自身へのふがいなさを、ダンスによって発散させていた。
数人の青年が始めたダンスはいつしか街の若者たちを巻き込み、いつしか派閥ができ、その派閥同士で競うようになる。
チームリーダーを擁し、多人数で争うように踊り狂い陣地(ステージ)を獲りあう彼らの姿は、まるで戦国時代の再来のようだった。

ダンスバトルが浸透してから数年―――いつしかそのバトルは様変わりしていた。
『インベス』と呼ばれる奇妙な化け物を操るロックシードが街にあふれ、もともとダンスで陣地を取り合っていたはずの戦いは、インベス同士のバトルへとシフトしていった。
ダンスの実力よりもロックシードの数で勝者が決まる―――
やっきになってロックシードを錠前ディーラーから買いあさる若者の姿に、疑問を感じている青年がいた。
葛葉紘汰。チーム鎧武の元リーダーである。
ダンスを愛し、チームを愛していた彼は、姉の婚約を機にチームから脱退していた。
両親がおらず、姉との二人暮らしの紘汰は、これ以上姉の重荷にならないようにと自立する道を選んだのだ。
インベスを使ったゲームに興じる若者たちの姿は、紘汰にはどこか醜く映っていた。
自分たちで汗を流して陣地を取り合う―――
その中で生まれていた絆が、インベスゲームによって破壊されているような気がしていた。
しかし紘汰はすでにチームを引退した身の上であり、今戦っている彼らに口出しできない事もわかっていた。
当事者のようで当事者ではない。
紘汰は、チームメイトのことを気にかけつつも距離を取っていた。

一方、チーム鎧武は同エリアでしのぎを削るチームバロンとの戦いで窮地に追い込まれていた。
ダンスバトルもそこそこに、財力に物を言わせたインベスゲームで陣地を拡大していくチームバロンのやり方には批判があったが、実力主義の名のもとに黙殺されていた。
チームバロンからインベスゲームを吹っ掛けられたチーム鎧武は、唯一持っていた最下位クラスのインベスで応戦する。
しかしバロンメンバーの卑怯な手により、インベスを暴走させてしまい敗北してしまう。
インベスの暴走を止めに入った紘汰は、チームメイトの舞がインベスゲームに手を出したことをたしなめる。
紘汰がいたころは、インベスゲームはご法度だったからだ。
あくまでもチーム鎧武はダンスで戦う主義だった。
しかし舞は「チームを脱退した人間に言われる筋はない」と反発する。
今まで築いてきた陣地を失ってしまったチーム鎧武。
チームを心配する紘汰に、現リーダーの裕也は心配しなくても大丈夫だと、むしろ逆に紘汰を励ます。
裕也は以前から窮地を何とか乗り切ろうと、錠前ディーラーのシドに相談を持ちかけていたのだ。
シドからクラスAのロックシードを与える代わりに「戦極ドライバー」のテスト要員にならないかと提案されていた裕也。
「何が起こるかわからないが」という怪しげな言葉に躊躇していたが、裕也はチームのためにとドライバーを手にするのだった。

紘汰は舞の拒絶に失意を覚えながらも帰宅。
大人への階段を上り始めた紘汰に対し、共に戦ってきた仲間は祝福する者もいれば、軽蔑する者もいた。
この街で「大人になる」ということは、彼ら若者が目の敵にしてきたユグドラシルの傘下に入るということなのだ。
紘太は、ユグドラシルの起こした事故によって両親を失っていたため、ユグドラシルの傘下に入ることをためらっていた。
姉は生活のため、ユグドラシル系列の企業に勤め、職場の同僚と婚約した。
そんな姉に、納得しているのかと問いかける紘汰。
姉は「生きるために選べないものもある」と紘汰を諭す。
しかし紘汰は、両親の死のわだかまりから一歩踏み出せずにいた。
大人になり切ることもできず、子供であることもやめなければいけない。
そんな中途半端な自分を変えたいと、紘汰は思い悩むのだった。
そんな折、裕也からメールが届く。
「相談したいことがある。コイツが俺たちのチームの救世主になるかもしれない」
そのメールには、戦極ドライバーの写真が添付されており…

裕也に呼び出された場所へと赴いた紘汰。そこには舞も居て、自分も呼び出されたのだという。
姿の見えない裕也を探していると、不可思議な植物が生えている場所にたどり着いた紘汰たち。
そこには、見たこともない世界が広がっていた。
裕也はここに迷い込んだのかと、引き込まれるようにその世界に足を踏み入れる紘汰たち。
そこはインベスが巣食う異世界だった。異形の果実をむさぼるインベスを見て、紘汰はその果実を手にする。
紘汰は言い得ぬ欲求を突き動かされ果実を口にしようとするが、舞に止められる。
我に返った紘汰は、足元に裕也のドライバーがあることに気付きそれを手にした。
不安が確信に変わったとき、先ほどもぎ取った果実がロックシードへと変化。
驚いている二人に、突如インベスが襲い掛かってくる。
異世界から命からがら逃げだすも、追ってきたインベスに襲われる紘汰たち。
紘汰が偶然ドライバーを腰に当てたとき、ドライバーが反応。
思わぬことに驚く紘汰の前に、白装束の少女が現れる。
「あなたは選ばれた。―――でも、今ならまだ戻れる」
しかし舞を守るために「ともかくあいつを倒さなきゃ」と応える紘汰。
白装束の少女が指示するまま、紘汰は手にしたロックシードをベルトにはめた。
そして変身した紘汰は、何とかインベスを倒すのだった。


変身を解いたのち、紘汰たちは裕也を捜し歩いた。
先ほど異世界が広がっていた場所に行くが、その場にはすでに何もなくなっていた。
その様子に違和感を感じる紘汰。
舞と合流し、裕也の心配をする紘汰。
「どこへ行っちまったんだ…裕也…」
視線を落としたドライバーは何も語らない。
その紘汰たちを、ユグドラシルの社員が監視していた。
一方、異世界ではユグドラシルの社員が果実をもぎ取っていた。
もぎ取られた果実はロックシードへと変化し、それを集めている様子が見られる。
そこへインベスが襲い掛かるが、残月がインベスを一刀両断した。
安心した職員たちは、再び果実を集め始めるのだった。

一旦家に戻ることにした紘汰。
「姉ちゃん、俺、変身した」
そういうと、紘太は部屋にこもって変身を試してみるが、試し終わるとこれがなんなのか疑問がわき起こっていた。
「こいつがあれば、俺は変われるのか?」
突如身に降りかかってきた奇怪な現実を、紘汰は自身に問いかけていた。
インベスと呼ばれる化け物、手に入れたロックシード、ドライバー、白装束の少女の言葉―――
それらがないまぜになって思考が混乱したまま、紘汰は眠りについた。

翌日。
昨日、チーム鎧武から奪ったばかりのステージで踊るチームバロン。
しかしギャラリーはいまいち盛り上がらず、鎧武を見に来たファンも散見された。
バロンのリーダー・駆紋戒斗はその様子に不満を漏らす。
最近のバロンの陣地の拡大は目を見張るものがあった。ただ、それに応じたギャラリーがついてこない、というのもまた現実であった。
バロンのチームリーダーである駆紋戒斗はユグドラシル本社の重役に就く父のもと、何不自由ない裕福な暮らしを約束されている。
戒斗は最初から人より一段上のステージにいることがたまらなく嫌だった。
自分が手にするものは、どれもこれも人から与えられたものであり、自分がその手でつかんだものなど何もない。
その思いが、富裕層の若者がほとんどいなかったダンスバトルに興じる原動力だった。
しかし、いつしかダンスバトルはインベスゲームへと様変わりし、戒斗はダンサーとしてではなく、その財力を期待されるようになっていった。
その頃から、戒斗は何もかもに虚しさを感じるようになっていた。
金さえ積めば、陣地など簡単に手に入る。
自分の力で陣地を拡大していく―――そのことに意味を見出していた戒斗にとって、すでに親の金で獲得した陣地など無意味だった。
鎧武の奴らを完全につぶしてしまえばいい、というチームメイトの言葉に、戒斗は頷く。
徹底的に潰す―――自分の力で居場所を手に入れられないものなど無意味だと、戒斗は自分自身に言い聞かせるように言い放った。

バイト中に舞の電話を受けた紘汰。
裕也はやはり昨晩家に戻っていないらしい。
錠前ディーラーのもとを訪ねることを提案する紘汰。
舞と二人でシドを訪ねるが、シドはドライバーの性能はさほど詳しくないとうそぶく。
ドライバーは最初に装着した人間にしか使えないため、紘汰が使えたのなら裕也は使っていないだろうというシド。
元々、裕也はロックシードを手に入れるためにドライバーの被験者に名乗りでたのであり、そのテスト結果が出ないのであれば約束は反故になる、というシドに対して舞は反発する。
シドはロックシードを割り引いてもいいという提案をするが、割り引かれてもその価格は手の出しにくいものだった。
紘汰は月賦で買えないかという舞を止め、店を出る。
インベスゲームに反対派の紘汰は、裕也が巻き込まれたかもしれない怪しげなものに手を出すなと舞を再び諭す。
しかし、舞はチーム鎧武がダンスを踊れる場所が無くなってもいいのかと、逆に紘汰に詰め寄った。
返答に窮する紘汰に、舞はドライバーとロックシードの返却を迫る。
元々はチームのものだといわれ、紘汰は反論できず舞へドライバーを渡した。
ドライバーを持ち去っていく舞の後ろ姿に、紘汰は自分自身が変わるきっかけを奪われたような、ホッとしたような、複雑な気持ちを感じるのだった。

一方、チームバロンはチーム鎧武の基地に乗り込んでいた。
失った陣地を取り戻したければもう一度勝負しろという挑戦状をたたきつけるためだ。
負ければ、チーム鎧武は解散。もう二度とパフォーマンスをしない。勝てば、チームバロンは鎧武の陣地を二度と侵さないという条件である。
しかし、チーム鎧武のリーダー・裕也は行方不明であり、ダンスでは十分なパフォーマンスが行えないというメンバーに、戒斗はあえてインベスゲームを持ちかけた。
勝てばクラスAのロックシードを差し出す、という戒斗。
チーム鎧武がロックシードを所持していないことを知っていて、ダンスでの戦いに持ち込ませるためだった。
しかし、基地に戻ってきた舞がインベスゲームで決着をつけると言い放つ。
疑問に思う戒斗だったが、メンバーの勢いに押され、インベスゲームでの対決となり…

舞と別れ、バイトにいそしむ紘汰のもとへ光実から電話が入る。
チームバロンの挑戦を受けた舞がインベスゲームをするというのだ。
紘汰の脳裏を先ほど手渡したロックシードがかすめる。
バイト先に謝罪して、紘汰は対決の場所へと向かった。

バロンは3つのロックシードでインベスを呼び出す。一方、舞はイチゴのロックシードでインベスを呼び出した。
イチゴのロックシードを見て、クラスAのロックシードだと驚愕するチームバロン。
呼び出されたインベスは明らかにバロンのものよりも格上だった。
圧倒的な強さを見せ、圧勝したチーム鎧武。
それを見たバロンのメンバーが、陰からパチンコでロックシードを持つ手をはじき、インベスが暴走を始めてしまう。
それに気付き、怒りをあらわにする戒斗。
しかし、インベスは止まる気配を見せず、その場にいたギャラリーは散り散りに逃げ去っていく。
やっとその場にたどり着いた紘汰は、インベスが暴走し、人々を襲っているのを目にする。
倒れている舞に駆け寄った紘汰は、その場に落ちているドライバーとオレンジロックシードを手にすると立ち上がった。
「今までなら、俺は何もできなかった。でも今の俺には…出来るんだ!変身!!」
鎧武へと変身し、インベスに立ち向かう紘汰。
インベスはロックシードを取り込み、巨大化して紘汰に襲いかかる。
「なんなんだアイツは…!」
突然の出来事に混乱する戒斗。
しかし、紘汰が苦戦しているのを見て、戒斗は投げ出された大橙丸で紘汰を援護する。
紘汰がオレンジのロックシードで変身していたことをみていた戒斗は、自信の持っているパインロックシードを紘汰に投げつける。
「こいつを使え!…貸しだ!」
思わぬ援護に、紘汰は驚きながらもパインアームズを駆使し、インベスを葬るのだった。

インベスが倒され、平穏が戻った。
紘汰は礼を言い、パインロックシードを戒斗に返そうとする。
しかし、戒斗は「インベスゲームに負けたのだからそれを返す必要はない」と背を向ける。
面白いものを見せてもらった、とつぶやいて去っていく戒斗を見送る紘汰。

心の中で、冷めきっていた熱い想いがふつふつと音を立てているのを戒斗自身が感じていた。
異世界の存在、それを倒す謎の武者、ロックシードの真の力―――
ダンスバトルが形骸化した今、戒斗にとってそれは何よりも魅力に感じた。
一方の紘汰は、自分が手にした力の大きさに驚きながらも胸が高鳴るのを感じていた。
不安は大きい。だが、それよりもこの力の可能性を信じたい。
何かをしたいと思いながらも、何もできなかった自分自身が変わっていくのを、紘汰はひしひしと感じていた。

そんな二人を遠巻きで見つめる男が一人。
呉島貴虎。ユグドラシルの中核に食い込む男である。
「始まったな…まずは、一人…」
意味深に呟いて、貴虎は己の手の内にあるロックシードに目を落とした。

―――つづ…かない…


<本編との差異>
うっかり駆紋戒斗が金持ちだと思ってたら貧乏設定で泣いたwww
大変申し訳ございませんこのような予習不足で。
とりあえず、戒斗さんは金持ちっぽい方が面白そうなのでこうしました。
むしろ貧乏人は呉島貴虎だと思ってたYO!!
だってなんか這い上がってきた感じあるじゃん。貴虎さんって。

個人的に↑の世界だと設定はこうなる。

○葛葉紘汰
幼いころにユグドラシルの事故に寄って両親を失い、姉と二人暮らし。
ダンスを愛し、ダンスバトルに生活を賭してきたが、姉の結婚にあたり自活するために引退する。
しかしダンスへの想いは簡単に断ち切れず、安易に大人社会になじむことに抵抗を感じており、そんな自分の中途半端さに思い悩んでいる。
頼まれたら嫌と言えないタイプのおせっかい。
出来ることなら他人が傷つくところを見たくないと思っており、戦いに身を投じることになる。

○駆紋戒斗
ユグドラシルの重役の息子。将来が約束されていることに嫌気がさしており、自らの手でつかみ取った勝利にこだわる。
富裕層の少ないダンスバトルに身を投じたのも、親の地位に関係ない実力主義だったからだが、インベスゲームが主流となってからはその情熱は失われた。
取り巻きが自分の金目当てだということを嫌悪し、孤独を感じている。
しかし、紘汰の変身を目にし、ダンスバトルとは違う心のうずきを感じている。
クールで非情に見えるが、筋を通すことを重視する堅気なタイプ。
それまであまり交流の無かった紘汰との出会いを通じ、少しずつ自分の在り方を見出していく。

○呉島貴虎:
ユグドラシルコーポレーションの中核、呉島家の一員。
呉島父が若い頃に愛人に作らせた婚外子で、危険な職務を任せるために呉島家に呼びこまれた存在。
過去に自身が捨てられたことを恨んでおり、ユグドラシルそのものに復讐心を燃やす。
要職についているが、自信は真っ先に切られる存在だということを理解しており、いつか呉島家を手中に収めることを画策している。
腹違いの弟である光実を表面的には可愛がっているが、憎しみの対象とみている。
しかし一方で無邪気になつく光実に非情になりきれない己の甘さに思い悩む一面もあり…

○呉島光実
ユグドラシルコーポレーションの中核、呉島家の一員。
呉島父の実子であり、正当な継承者。しかし、呉島家のぎすぎすした雰囲気に嫌気がさし、なかば家出同然に一人暮らしをしている。
しかし、家賃等のすべての手配を親がしていることを知っており、その生活にも息苦しさを感じているが、そこから抜け出せない自分自身を恥じている。
紘汰との出会いを通じてダンスバトルに参加。本来の明るさを取り戻す。
仲間に自分がユグドラシルの人間だとばれるのを極端に恐れている。
腹違いの兄・貴虎は本音が見えないと感じているが、嘘だらけの呉島家や周囲の人間よりも心が見える、と信頼を寄せている。

○葛葉 晶
紘汰の姉。生活のためユグドラシルコーポレーション傘下の会社に勤めており、そこで出会った同僚と婚約した。
両親の死についてはもはや仕方ないとあきらめている。
紘汰がドライバーを手に入れたことは知っているが、何をしているかは知らない様子。


なおこのあと、
姉がライダー同士の戦いを知って紘汰を止めようとしてバトルに巻き込まれ死亡
→姉の婚約者が復讐のためライダー(グリドン)に。
→しかし婚約者(グリドン)はライダーバトルで敗北し死亡。
→「これはお前たちのやってる遊びとは違う」と言い放つ残月に、マジギレする紘汰
…とかそういう感じで続くんじゃないかなぁ。


こんな話にはなりそうではないですが、ちょっとだけ平成前期な井上テイストを絡めつつ再構成してみました。
お遊びですが、こういう話だったらテンションがもうチョイ上がってたと思います。私好みだし。
まあやってる行為は後出しの上上から目線で最低な行為だとは思いつつ、なんつーかもっと熱さを感じさせてくれる展開になったらいいな…と思っています。
戒斗さんに期待!!
あと貴虎さんの泥甘なブラコンっぷり(予想)がネタになるかもしれないので期待w

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