絶望と絶望の戦いが生み出すのは闇…

でも、その絶望にともる一筋の光が、ライトだけでなくゼットも照らすといいなぁ…


<続く>

・闇対闇
一人でゼットのもとへ突入しようとするライト。
「勝利のイマジネーションが見えない」と言いながら戦うライトの心模様をあらわすかのように、闇は濃くなっていく。
ライトとゼット、この二人の心を覆い尽くしているのは絶望そのものなんだろうな。
ライトは自分が子供であることを捨てざるを得ず、仲間のために一人になり、勝利を目指しながらもそのイメージをつかめない。
ゼットはキラキラを求めながらも、自身の出生が故に光を手に入れることはできない。
この二人の絶望が、闇をさらに加速させているように思えた。
悲しい戦いだな…

・ここぞというときの明君
置いてけぼりにされてたけど追いついた!w
いいところで出てくるなあ明。
人間の力では闇を処理できる量って限界があるんだね。
反面、イマジネーションは限界がないというのがトッキュウジャーの強みだったんだなぁと思い知らされる。
ライトが言っていたけど「闇を抱くと暗くて重くなるから、明るいところに行こうとする」というのが、イマジネーションとの対比になっててなるほどと納得した。
闇ってのは外に広がる力で、イマジネーションは内側に広がる力なんだな。
そういう意味でもライトとゼットのポジションは対比されてたのか…今更ながら納得してしまった。

・ゆびきりげんまん
「トカッチから教わった、約束の儀式だ」って過去エピを活かす展開良いなぁ。
でももうこの辺の弱り切ってるライトは気の毒で見てられなかった…可哀そうすぎる。
トカッチ達がいなくなって広くなった車内を見渡すライトを気遣う明の優しさが胸にしみるな。
唯一、明がそばにいてくれることがライトにとっての希望だねえ。

・【朗報】ネロ、とうとう忠誠心を褒められる
モルク侯爵にだけどな!!!w
最初、こいつが一番最初に裏切るだろうな~と思っていたのが嘘のようだw
一番の忠臣で、さらにシャドー内で一番面白いゆるキャラになるとは…
人とはわからないものだなw
でもあのシーンで「私がトッキュウジャーを片づけて参りましょう」はどう見ても死亡フラグで泣いたw
やめてネロ!死なないで!
Bパート『忠臣ネロ、死す』お楽しみに!←

・5人と4人
闇から解放され、次第に違和感を失う昴ヶ浜。
ライトの存在だけがぽっかりと忘れ去られている様子は、どこか侑斗を思わせる。
人が一人消え去っても、街はいつも通りに動いていくという虚しさは何とも言えんな…
なんとなく思ったけど、トッキュウジャーは電王でいうところの侑斗が主役の物語みたいなもんだよね。
歴史に影響される=闇に影響される、人々の記憶から消されるとか。
脚本が同じだからってのはもちろんだけど、テッパンで物悲しく、だからこそカタルシスのある物語が作れる設定ともいえるな。

童謡「きらきらぼし」は中盤からグッと意味を持ってきてたけど、最後まで活躍する歌だとは思わなかった。
ゼットが「光」を「キラキラ」というのも、ライトたちが歌っていたきらきらぼしに影響されてるし、母親が違和感を感じるきっかけにもなってるし。
最終回でも登場するかな?

五つのチョコレートの違和感の後の写真。目立つwww
前回、明があんなところに登っていたのはこのためだったのか…なんてあからさまなw
しかし、5人をずっと見てきたワゴンさんだからできた気遣いともいえるな。
車掌はずっと拒んできたシャドーとの戦いに、ライトの応援のために自ら出向くことを決めたし、ワゴンさんは子供になった4人のためにメッセージを残した。
ライトたちは5人だけで戦ってきたわけじゃなく、明やワゴンさん、車掌にチケット君の助けがあってここまで戦ってきたんだよなぁ…となんだかしみじみしてしまった。

4人が写真を見て「僕たち、私たちはトッキュウジャーだった」と思い出すシーンは、あっさりだったけどグッと来たな。
街がライトを忘れさせようとしても、仲間の心から消し去ることはできない。
仲間っていうより、友達だと思うんだけど、強いきずなを感じるシーンだったね。
定期券の行き先が「ライト」だったのは気が利いてた。
あの定期券でレインボーラインに乗るっていうのは、受動的だったトッキュウジャーという役目が、いつしか彼ら自身の想いをかなえるための力になってるって感じでよかったと思う。

トカッチ…ちゃんと2号の役目を果たしてる…!
メガネでおっちょこちょいで自信がなくてドジっ子で、いざって時に踏ん切りがつかないちょっと情けない奴だったけど、この一年で彼の果たした役割は大きかった。
親しみやすくてかわいくて、でもちゃんと男を見せたトカッチ。
最後に二号らしいポジションに収まってくれて私は嬉しい。
やっぱ結婚するならトカッチみたいな人が理想だよね。羨ましいぜミオ!←最後の最後で

・キャッスルターミナルロボ
城がロボに!!!wダイナミック変形!
この闇の深さは、ゼットの抱く絶望の深さ…
キラキラを知らなければ、ゼットはこんなふうに闇を産み出すこともなかったのかもしれないな。
吐き出す闇の量が、ゼットの絶望の深さを表しているかのようだ。
恐ろしいのになんか虚しいというか悲しいのは、その辺があるからかも。
にしても、最終的に城がロボットになるとはw予想外w

・【悲報】ネロ男爵、退場?
アレで?!
死んだのか死んでないのかはっきりしない…が死んでそうでもある。でも生き残ってほしいw
流石にあれはあっさりしすぎやろ!とついツッコんでしまったんだが、かといってじゃあどこで死に時があるの?って言われたら疑問だし…うーむ

・どうあがいても、絶望
圧倒的なゼットの闇の前に倒れるライト。
助けに行ったトカッチたちの行方も知れず、なんの救いもないまま終わるなんて…
今週はせめてトカッチたちと合流して、行くぞ!っていう気合で終わるかと思ってたら、衝撃的に救いのないオチだった…
これは来週への期待が否が応にも高まりますわ!
早く来てトッキュウジャー!手遅れになっても知らんぞー!!


来週は大団円(の予定)!
ライトたちの長い旅もようやく終着駅か…長いようで短かった。
願わくば、シャドーたちにも救いがあるラストだったらいいなぁ。
泣いても笑っても最後、正座して観よう!!


【お知らせ】
次回、トッキュウジャー最終回感想のみコメント返答いたします。