最近「この人時々忙しいとか言ってる割には余裕を感じる」と、半ニート扱いをされないかが心配です。

仕方ない、書いてたら長文になるのは。

<続く>


好きな曲とかお勧めの特撮を記事にしてほしいということでコメントをもらったのですが、評価できるほど特撮作品見てない…と思ったので、とりあえず私が好きな個人的名曲だけおいときますね。
ついでに後半に行くにつれ、曲を知ってる人しかわからない内容になっていきます。
紹介の意味ねぇ!!

●「Cosmic World」電磁戦隊メガレンジャー挿入歌
40話で使用された曲。実際には使用時にあんまり記憶にないので挿入歌集で聞いて衝撃を受けた曲だったりする。
ともかくカッコいいの一言。あまり青春フレーズを使っていないのに、青春がグイグイ伝わってくる不思議な曲である。
力強い大木理沙さんの歌唱力も十二分なインパクトながら、当時の世相を反映したような打ち込みっぽいスピーディーな曲調が耳に残る。イントロいいねー!デデデーデデーデ♪っていうパンチあるイントロがGOOD。
歌詞も「高校生」という彼らが地球を守る設定に実にピッタリ当てはまっている。
戦う決意を表現した歌詞だが、ノートや机と言ったワンフレーズが作品の設定とうまくリンクし、作品と楽曲でメガレンジャー全体が伝わってくる。
タイトルのせいか、ちょっとだけフォーゼも想起されるような気もする(私だけかもしれんが)
1番目の歌詞は健太、瞬、耕一郎を、2番目以降の歌詞は千里、みくを想起させるが、40話で使われた理由は出てくる一人称が「私」だったからなのだろうか?

●「地球(ほし)に光を」星獣戦隊ギンガマン挿入歌
ともかく「瞬きする間も惜しいほど 愛する地球を守りたい」というワンフレーズだけで聞く価値がある。
ギンガマンは挿入歌が名曲ぞろいだけど、ギンガマンの精神性を一番表現してると思うのがこの曲じゃないかなと思うんだよな。
サビの語呂?の良さも相まって、ついつい歌いたくなってしまうのは私だけだろうか…
ギンガマンは全体的に重厚な名曲が多い。ソンコレは必聴だ!
ちなみに本編ではインスト版しか流れなかったシェリンダの曲もおすすめ。
歌詞は宇宙海賊のシェリンダらしい雄々しく荒々しい内容だが、歌い上げる美声がシェリンダ自身のプライドの高さをよく表現している。
シェリンダといいシボレナといいゾンネットちゃんといい、なぜか歌が上手い不思議w

●「衝撃ゴウライガン ~光人の誓い~」衝撃ゴウライガンOP
作品が終わった後も定期的に聞いてる楽曲。ipodのセレクトでイントロが流れたらとりあえず聞く。
曲運びが個人的にツボ。イントロの荘厳さや「答えなき道を歩み始めたら」というサビ前の盛り上がりが実に良い。
歌詞は作品の内容を端的に示しているシンプルな構造だが、Kaeさんの透き通った声がゴウライガンの作品の雰囲気にもあっていて好きだった。また二期やってほしいな(しにくい内容だけど)
ついでにEDの新川優愛の「de-light」は決して歌が上手いわけではないが、何となく素朴な感じがして癒し系ソングだなと思っている。繰り返すが上手いというわけではない。でも最近ドラマで新川優愛が活躍してるから頑張れって思う私。
しかし、「何の変哲のない街や空、道行く人が微笑んでいるように感じる。そんな風に変えてくれたのはあなた」というような歌詞が心温まる一曲である。

●「キミのとなりで」仮面ライダー剣ソングコレクションより(広瀬栞個人曲)
ソンコレに入ってる広瀬さんの曲。歌唱力は某マジレッドよりちょっと上ぐらいなのだが、何度も聞いているとなぜか「これじゃないと」と思ってしまう不思議な楽曲。優衣ちゃん@龍騎の「INORI」に似ている。
要は「上手い→× 下手→× 広瀬さん→◎」という曲である。
基本的にそういう曲が好きになる自分…俺の勇気はフェニックスなのだ。弁護士のスタッカートも大好きだ!!←
歌詞も普通だし、楽曲も取り立てて凄い点があるというわけでもないが時々聞きたくなってしまう。
そもそも広瀬さんはあまり誰かの隣にいた印象が無い。虎太郎の隣にはいたけど…(物理的に)
彼女ほどインドアヒロインはいなかった(本編の戦いをあれだけ現場で見てないヒロインも珍しい気が…)と思うが、なぜか許せてしまう不思議。
剣崎の名曲「Wanna Be Strong」と合わせて10回以上はとりあえず聞いてみてほしい曲である。
ちなみに「Wanna Be Strong」はオンドゥルってる部分はあるものの、切ない曲調が剣崎にピッタリで私は好きだ。そもそも剣崎が好きだ。
ただ、EDとしては使えない理由は分かる。曲が戦闘向きじゃないから…!

●「Inherited-System」仮面ライダーキバ(シングルカット)
歌唱力の差がフレーズごとにものすごいw
で、嶋さんどこなの?とツッコみたくなる一曲。
でもサビの突き抜ける感じが滅茶苦茶いいので聞いてしまうw
ちなみに、麻生親子の曲はどちらも上手でいつ聞いてもいいなぁと感心するね!私は麻生母の方が好きなんだけど。
高橋ユウの歌唱力は寝かせておくのは何となくもったいないよね!
キバは本当に珍しく歌が上手いヒロイン勢を集めている。そこは高評価だ。
あとイクサ曲をアレンジでよく何曲も作ったなと思うw

ついでにキバの中ではサガ曲が好きだな(『Roots of the King』)
「始まったのは希望じゃなく絶望と笑っている」という大牙君の逆境に思いをはせながら聞いてしまう曲だ…
なお次いで好きなのは名護さんの「Don't lose yourself」
「自分自身に負けてしまうのなら、他の誰に勝てるという?」って歌詞にすごく納得させられた。あとたぶんスメルソングのかほりがすごい。
やっぱり753は315です!!!!

●「光る風」世界忍者戦ジライヤ挿入歌
イントロが神。この一言に尽きる。何度聞いても完璧すぎるイントロ。
何度も言うけど本当に神イントロってのはこのことを言うのだと思う。
曲自体もいいんだけど、評点的には8割ぐらいイントロが持っていってるね!
このイントロを聞いたら、本編の様々なシーンがありありと思い浮かべられるくらい本編での使用率が高い。そしていいシーンでかかっている。
ジライヤ自体は選曲ミスが時々あって爆笑してたけど(特にVSチャンカンフーの息子のあたりとか…)、この「光る風」がかかった時の完璧ぶりは何とも言いようがなかった。
もちろんAメロBメロサビと実にすばらしい曲だけど、ぜひイントロを聞いてほしい。
そして見てなかったらジライヤ本編を可及的速やかに見るべし見るべし。

●「勇気をなくせば」救急戦隊ゴーゴーファイブ挿入歌
言わずもがなの名曲。「盗まれた能力(ちから)」でかかってた曲。なんだかんだであの話、印象的だったよね。生身Vアタックとかw
有名どころ過ぎて紹介するのも恥ずかしいような気がするが、まぁ文句なく名曲ですよね!
当時の世相をバリバリ反映させてる曲調なのに、ちゃんと特撮ソングになってる。
特ソンってやっぱり戦うヒーローたちの厳しさ、辛さ、苦しさを歌い上げながらも、決して負けない不屈の魂を感じるものだと思うんだけど、「勇気をなくせば」はその点で完璧に近い結果を出していると思うのです。
歌詞の隅々まで、ゴーゴーファイブが忘れなかった気合=勇気を思い起こさせてくれる。
ゴーゴーファイブが描いていた物語の集大成ともいえる想いを、この曲から感じ取ることができると思います。
青春時代を感じる曲調というのもあり、何度聞いてもいい曲だ。

●「風の戦士」五星戦隊ダイレンジャー挿入歌
メディア魔術師ィー!!!あの回めっちゃ好き。
荒川アイドル回ではおそらく五指に入るであろう出来栄えだった。また観たい。荒川アイドル回入門編には、実にうってつけの回だと思うんですけどどうなんです?
閑話休題、ヒロイン曲はいろいろ聞いてきたけど、なかでもこれはいい具合の芋臭さと、いい具合のスタイリッシュさに要所要所の中華要素が加わり、実に味わい深いアイドルソングになっている。サビの日本英語がたまらない!
シェンプーおこーすのーよー♪からのサビのアイドル感は80年代の味わい。
歌詞も「恋する少女」のロマンチストな歌詞ではなく「戦う女性」の強さが前面に出ていながらも、女性らしさを失わないところがいい。
一発聞いて名曲だな!って思える、いいアイドルソングだと思うんですよね。

●「時を駆けて」鳥人戦隊ジェットマン挿入歌
インストが劇伴としてよくかかってる印象。俗にいう「名曲過ぎて辛い」挿入歌。
OPになぜならなかったのか?という疑問は確かにあるが、OPと聞き比べると、やっぱ挿入歌でよかったと思う。その方が活きる。
「暗黒の~♪」からサビ終わりまでのヒーローらしい曲調、歌詞、その調和が実に胸躍らせる楽曲だ。
この曲は以前から名曲すぎると伝えていたせいか語ることは既にないのだが、ジェットマンは作風と比べて音楽がものすごく王道を貫いてると思う。
でも作風も恋愛がらみでいろいろ言われるけど、かなり王道を貫いてるよね。表面的には非常にとがった作風と言えるのだが、竜と凱の関係や、地球の平和に対するメンバーの考え方は従来の
発想を継承しているように感じる。
ジュウレンジャーとはまた違った王道の描き方だよね
どうでもいいけどパワレン版OPは「ジェットマンしか言ってない」ってwikiに書いてあった。聞いてみてぇw
あの曲でずーっとジェットマン♪ジェットマン♪なんだろうかw

とりあえずこれだけ。私も全部聞いてるわけじゃないからそんなには紹介できないのです。
私が挿入歌はわざわざCDで聞く派だからか、マイナーとメジャーの線引きができないのが困りもの。
渡辺宙明ソング(特に宇宙刑事)はどれも良すぎて選べない&挿入歌すら有名すぎて逆に紹介出来ねぇw
ライダーソング少なっ!って思うけど、EDとか挿入歌は大体みんな知ってるから…
微妙~にマイナーそうな曲は、今後も気が向いたら他にも紹介できたらいいな。


・一本筋が通っているかいないか
作品の良しあしを判断するのに結構重要視するのが、作品に筋が通ってるかいないかだったり。
エンタメでも鬱ドラマでも、何かブレない芯があれば私は好きになれる。

そこで問題になるのがフォーゼである。
私はフォーゼは最終回付近でグッと評価を落とした印象があって、ちょいちょい振り返ってはああだこうだいってるんだけど、なんでなのかってのを時々考える。
出戻り視聴初ライダーだったので想い出は深いのだが、評点の低さというのは出戻り補正をかけてもいまいち修正がきかない。
そこで思い至ったのが、筋論というやつだ。

高校生ものだと、メガレンジャーは高校生をファッション化してなかったから良かった。
戦うことで失うもの、得るものがきちんと高校生活に組み込まれてた。
文化祭に出演できなかったり、大学試験をあきらめないといけなかったり。
行動原理が高校生だから、キャラ描写も違和感がなかった。
等身大の高校生が戦いに巻き込まれた状況をきちんと描写してたなぁと思う。
フォーゼはせっかくの高校生ライダーなのに、高校生であることがファッション化してた気がする。
アメリカンスクール的な雰囲気を貫けばよかったのに、そうでもなかったのが残念だったな…結局ライダー部っていう部内でまとまってしまったのも残念。
人数は多くて楽しい雰囲気だった分、もったいなさが残る。
学園物では鉄板の卒業式を映画でもやらず、未来にかっ飛ばしたのもマイナス。
私はあくまで弦太朗がフォーゼの時代を描いてほしかったんだよ…
映画もフォーゼの物語じゃなかったし…悪くはないけど、ラノベみたいに関係者が全員超一流の職についてるっていうのも微妙だった。そこに至る説得力がちょっと足りなかったし(特にユウキはアカン。せめて試験では実力を見せてほしかった)

高校生ものという強みを活かせなかったという点で、非常に惜しい作品だったなと。
学園物はオーソドックスだから奇をてらったのかもしれないけど、やっぱり誰しもが通る一般的な学園生活のキモは押さえておくべきだったかな…同調してそれだけで評価が上がったりするのに。

一番問題だったのは、弦太朗が短ランリーゼントの理由が特段無かったことだと思う。
「友達を作りたい」って動機はわかるが、それが不良ルックとつながらない。
一般論として、不良ルックだと確実に人は離れるが、なぜ彼はそれをしながらも友達を作りたいというのか?
過去描写の不足はもとより、その点の描写がまったくと言っていいほど抜け落ちているせいで、弦太朗は大事な部分=芯が抜けたキャラになってた気がするんだよなぁ…
フォーゼという作品は、すべてとは言わないまでも、キャラクターの見た目や性格にリアルな説得力を持たせることが出来なかった作品だと私は思っている。

しかし、ブレたとしてもそれを補えるのが役者のカリスマかもしれないな。
カブトは天道が「天道総司」として存在する以上、何が起きても何となく「天道だからしょうがない」となるのは一種のカリスマなんだと思う。だいたい宮内洋みたいなもん。
それは役者の力だね。弦ちゃんもだいぶ福士君の笑顔で救われてる部分はあったんじゃないかな。

…とまあ毎度おなじみのどうでもいい総論をぶちたてている。
暇だなぁ。いや実際は暇じゃないんだよ!ホ、ホントなんだからねっ!!
これは、実はかなり前に書いてたことなんだけど、まあ再利用できるかなっと思ったのでこの機会に。