最終回だ!って感じの緊迫感に、怒涛のごとく動く人間模様。
ドルネロ…悪い奴だったけど、俺は嫌いじゃなかったぜ…

ちなみに今だから言っておきますが、タイムファイヤー変身時にテーマソングが「タイムファイヤー♪」って流れるシーン、地味に好きです。

<続く>
・Case File.47「ドンの最期」
物語が動き出したなぁ。
2001年の大消滅について調査を始めるタイムレンジャーに、囚人たちを30世紀に送り出すドルネロ、ひとり破壊に突き進むギエン…
それぞれの動きが大きな運命の渦に飲み込まれていく。
20世紀と30世紀をまたにかけた物語も、もう終わりなんだなぁ…

潜入捜査がGゾードのエネルギー炉を見つけるためとはいえ、完全にアウトwこれはwww
色んな意味で違法すぎるけどまあいいかw
しかし、直人は着実に力をつけていってるなぁ。
今まで自分に見向きもしなかった相手が自分にこびへつらうことが、直人にとっては「力を得た」と実感するのかも。
とはいえ、それはいずれはむなしくなるんだよなぁ…

大消滅を「止められるなら止める」とはっきり言うアヤセは、辛い境遇にありながらも自分を持ってるよな。
ドモンが悩むのは、30世紀にも20世紀にも大事なものがあるからなんだろうな。
そしてシオンは20世紀での思い出を失わないために、20世紀を守りたいと思っている。
三者三様の想いがここにはある。未来が見えないから不安になるよね…自分たちの行動一つで誰から消えるかもしれないんだし。
タイムレンジャーにとっては、20世紀も30世紀も、どっちも大事な時代なんだもんね。

リラ様、現金w
ドルネロはそんなリラに安心を感じてたんだろうな。母親に似ていたからというのが主な原因だったのかもしれないけど。
お金がある限りは裏切らない、お金が無くなれば裏切る。
そういうスパッとした関係性は、逆にドルネロにとっては心地よかったのかもしれない。
ドルネロは母親に捨てられて、胸にあいた穴を埋めるために悪事を繰り返し、金を得て生きてきたんだろうな…
ギエンがその穴を埋めていたんだろうに…

シオンwこれ前も見たw
直人を出し抜くあたり、やっぱシオンって凄いなw直人も復活が早いけどw
ちゃんとタイムエンブレムをノリノリで使ってる直人、きっと嬉しかったに違いないw
そういうところは可愛いなw

ドルネロとギエン、相対する二人の間に流れる緊張感…
ギエンをこんな形で生かしたのは、ドルネロにとって後悔しかなかったんだろうなぁ…
純粋だったギエンを、間接的とはいえドルネロが破壊衝動の塊に変えてしまったようなものなんだし。
しかし、ユウリがドルネロを守るとは意外だった。
執念がユウリ自身を動かしているんだな…
もちろんユウリ自身の復讐の清算というのもあるのだろうが、タイムレンジャーとしての責任というのがそれに上乗せされてるんだろうな。

タイムレンジャー、ロボがない(;;)
やっぱロボがないと悲しいなw画面が地味www
Vレックスめっちゃ頑張ってるのに、支援がタイムフライヤーとか悲しすぎるw
ちゃんと圧縮冷凍に関して配慮してる直人、大人やね。
なんだかんだ憎まれ口をたたきながらもこういう配慮をしちゃうところが、直人が常識人だなと感じる点だ。
アタリは強いしツンツンしてるけど、が良くさえああも強くなければ、きっと直人はもっと幸せに生きて行けただろうに…
そういえば破壊された敵って2体だけなんだっけ?最終回前に珍しい。

ドルネロ…
結局、ギエンを撃てずに銃弾を浴びてしまって…
なんだかんだ言って、ドルネロにとってはあのギエンとの出会いが自分の胸の穴を埋めてくれた瞬間だったんだな…
それをずっと忘れられなくて、元のギエンを失った自分のエゴをずっと後悔しながらドルネロは生きてきたんだろうなぁ…
最後の最後に囚人たちのことも思うギエンは親分としては立派だった。
でもユウリの想いが切ない…
ユウリとタツヤのラブラブっぷりも許した。これはナイスフォロー。
まぁ冷静に考えれば、ドルネロは罪を償わずに勝ち逃げしたようなもんではあるんだが…いろんな思いが交錯してるから、何とも言えない親玉の最期だよな。
人の命を奪いながらも、結局は人情を捨てきれないが故に命を落とすという皮肉な結果がドルネロに課せられた罪なのかね。

・Case File.48「未来への帰還」
最終回直前だからいろいろ重たいシーンが多い。というかロボがVレックスしか出てないってある意味凄いかも。
タックめっちゃ役に立つなwマスコットロボなのにまったくゆるさがないw
しかし、未来が消えるとなると脱出もやむ無しではあるが…きっとタイムレンジャーたちは20世紀に長く居過ぎたんだよな。
短いなら別にどうってことはなかったのかもしれないし。
一年ってのは、別れるにはあまりにもつらい時間なんだと思う。

またユウリとタツヤイチャイチャしてる…爆発不可避。
ユウリにとって生きる気力だった「ドルネロの逮捕」を失って、失意のどん底にあるユウリを励ますタツヤ。
「俺とか」って押しが弱いw
ええい、こういう雰囲気ならちゅーのひとつでもせんか!この甲斐性無し!とつい応援したくなってしまうな。
ドモンとホナミは大きな隔たりがあってもそれを破れたけど、タツヤとユウリはいまだにあと一歩が踏み出せないでいる。
そのもどかしさが何とも言えん。こういう時は男からグイグイいかんかい!でもそれができないのがタツヤだし!ああもう!!
こういうの、やっぱ傍から見てると世話を焼きたくなる気持ちわかるわw

直人がどんどん階段を上っている。
しかし、浅見パパのセリフはトップで戦ってきた人間だからこそのセリフだなぁ…
結局はどんなに頑張っても勝者は決められている。
今回、それは浅見パパだったってことだよな。
人生ってむなしい…でも、それに立ち向かうのが多分、直人やタツヤたちが決めたことなんだと思うんだよね。
結果はどうあれ、そこまでの経過が大事なんだよ。だから人間は生きていけるんだと思う。
綺麗事かな。でもそうであってほしいと思うよ。

ラムダ2000のせいで時空がゆがむって?!
消滅するんじゃなく、空に吸い込まれていくというダイナミックさw
電王みたいな感じかと思ったら、もっと物理的に消滅してて意外だったw
ギエンとVレックスの動力源はラムダ2000なのか。
ある意味シズマシステム隆盛の中で核融合炉を持ってるジャイアントロボみたいなもんね(喩が分かりづらい)
戦えば戦うほど危険を伴うっていう。
しかし、ギエンだけが暴れても消滅は免れそうにないのだが…

タツヤ…!!4人を想うがゆえに…!
どうするのが正しいのかが分からないけど、4人とタツヤ、どちらもがお互いを想っているからこそ辛い…
涙なくしては観られない別れのシーンだった。
悲しいシーンだったな…あんな場面でも自分の気持ちを伝えられないユウリがもどかしい。
実際そういう場面に出くわしたことないからわかんないけど、恋とはなんと臆病で切ないものなのだろう。ヤダ乙女。

直人おおおおおおおおお!!!
自身もVレックスも傷ついて、力を失って、総てを失った直人…
完全なる勝者から、完全なる敗北者になってしまった直人が悲しい。
でも、最期の最期、力とか地位とかそんなものは関係なく、無我夢中で少女を救った直人はヒーローだったよ…
ひねくれてて、斜に構えてて、嫌味な奴だと思ってたけど、誰よりも力に向き合う姿は純粋で、正義感は人並み以上で、戦士として優秀だった。
タツヤたちとは違う形で、「決められた明日」に立ち向かってたんだと思う。
その立ち向かう方法が、多分直人は不器用だったんだろう。
どう考えても死ぬだろアレ!って思うけど、来週はしぶとく生き残ってるみたいで安心した。
でも死亡宣告は変わらねえんだよなぁ…直人、イ㌔…

ついでに先週言ってた「靖子脚本の恋愛は微妙」って話なんですけども、心模様を描いてないわけじゃないんだけど綺麗すぎるというか、コンパクトに一つのアイテムとしておさまってるというか、舞台装置の一つとして設定された消化事案というか、そういうあっさりさが物足りなさの一つなのかなーとか思ってしまいました。
まぁそりゃあ「俺を見ろ!お前が好きな男はここだ!ここにいる!」とか言って路チューした後に、白に「あなた(赤)が好きです!」って目の前でダイナミックにフラれて、バイクで事故って「なぜだー!なぜ俺の気持ちは伝わらねえー!」って哭くような泥沼の恋愛がいいってわけじゃないんですけど(具体的すぎる)
恋愛感情ってもっと激しいんじゃねえかな、って思っていたりもするので、靖子脚本の恋愛は我が出てなさ過ぎてなんか私の想ってる感情とは多少違うような。
相手に遠慮してる感じがこっちに伝わってきてしまうというか…
自分がイマイチ相手に遠慮しがちな性格(信じろ)なので、同族嫌悪というのもあるのかもしれないな。
私はもっとエゴイスティックに相手に踏み込んでいく恋愛描写の方が好きだ。もちろん見ている方でだがw
おとーやんとか涼村曉とか草加さんとか凱とか、結局は男前な野郎の恋愛(あとゲインロス効果が高い恋愛)が好きなのかもしれん。野郎、カッケェやんけ!って共感と憧れを感じる恋愛描写が好きなのだ。
だからって靖子脚本の男たちが情けないとかかっこ悪いと思うことはない。彼らは彼らにしかない柔らかさと優しさを持っている。
理想がきっと違いすぎるんだと思うな。この辺はきっとフィーリングだよフィーリング。


次週最終回!!
不器用な五人の、不器用な生き方をひしひしと感じながら見ていたタイムレンジャーも終わりか…
ちゃんと見たのはこれが初めてだったけど、子供にはかなり分かりづらい展開も多かった印象がある。
でも考えさせられる展開が多かったなぁ。
そんなこんなで来週は総決算としてしっかり見たいと思います!

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