タイムレンジャー、完!!

噂にしか聞いてなくて、まったく見たことのなかった話でしたが、ちゃんと一年分通してみることができて良かったです。
色々釈然としないところとか、やっぱり受け入れがたい部分もあるんだけど、それでも歴史という大きな荒波に最後まで抗ったみんなの姿が印象的でした。
戦隊ヒーローというよりは、等身大の若者たちの青春群像劇といった方が正しかったのかもしれない。

そんな彼らの未来に…幸あれ!

<続く>

・Case File.49「千年を越えて」
帰ってきた4人。30世紀感あるよな。
新しい一年は今までとは違う、修正された世界か…
個人の歴史が知らない間に変わっているっていう違和感は、4人にはないのかな?
それとも歴史になじんでいくうちに、新しい歴史が自分の歴史であったと理解するようになるのだろうか?
隊長は「記憶を書き換える」と言っていたが、1話目の歴史にいたユウリと49話のユウリは微妙に違うパラレルの世界にいるわけで、その辺についての「時間の矯正力」というのは働かないのか?記憶は人工的に修正されるべきものなのか?とかそういうこと考えるとこんがらがるよね。
この辺のギャップというか違和感は謎だよな。
「歴史が変わった」ということを知る人間が事実存在できるのか否か…というのは、のちの電王の「特異点」という提示で解消されてるということなのかしらね?
この辺の理解しにくい点は、大人でも難しいから子供はなおさら疑問だったろうなぁ…
まあ、目が覚めて自分の好ましいように歴史が変わってたら、それはそれで嬉しいかもしれないけど、その代償として知らない間に大切なものを失っていたというのは恐ろしいことなのかも…

直人とタツヤ、必死の逃亡!
これは絶対勝てないパターン…だってどうしようもないじゃない…
直人は直人で絶望のさなかにいるし、スゲェ絶望感しかないな。
直人があの状況でも粋がっていられるのは、ある意味タツヤと一緒に居るからなのかも。
直人にとって、ある種の生きる糧となっていたのはタツヤの存在なんだもんねえ…

直人を解任しなくても別に手の上で操ればよかったのに…なぜ浅見パパはそうしなかったのだろう?
そうすることが、ある意味浅見パパの優しさだったりしたのかな。
知らぬ間に力に操られてもてあそばれるのは、きっと直人は嫌だろうし。
直人は自分自身でも「力」を求めるだけの人生に答えを見いだせてないことは分かってたんだな。それに、心の底でタツヤに羨望を抱いていたことも。
でも、タツヤだって力に囚われる人生だった…二人とも似た者同士だったんだね。
ただ、タツヤの方が仲間を得て変われるきっかけを得た分、直人よりも幸せだったのかな…

子供キタ!あの状況下でよく直人を見つけたなw
子供のために鳥を探しに重症の体を推して出ていく直人…なんていい奴なんだ…
直人がああしたのは、自分を変えるためだったのかな。
誰かのために無償で動くことは、多分直人が求めるものとは真逆の代物なんだけど、あえてそうしたのは直人自身の心境の変化のように感じる。
そして、最期に自分が代えられなかった未来をタツヤに託して死んでいく直人…
最初から最後まで性格は素直じゃなかったけど、人間としては嫌いになれない奴だった。
感情を押し殺すメンバーが多かったタイムレンジャーの登場人物の中で、ある意味一番自分に素直だったキャラクターだったかもしれないな。
直人…死ななくったってよかったのに…!!

ロボターだけ稼働してるTR社。切ない。
4人がタツヤを想うように、タツヤが4人を想うシーンは何とも言えんな…
無茶苦茶だったけど楽しかったクリスマスの思い出が蘇るのが「過去」と「未来」を象徴していていい演出だったと思う。
たった一人で大軍勢に立ち向かおうとするタツヤの表情は、多分作中で一番男前だった。
直人の人生を背負って、Vレックスを呼ぶタツヤ、カッコいい!
でもVレックスはちょっとしか出てこなかったw次回活躍してたけど。

記憶を改変されようとする4人が、理想とする世界を捨ててタツヤのために逃げ出すシーンは、一話前のタツヤが4人を送り出すシーンへの回答だな。
彼らが一年間で得た答えがこれなんだろう。
あとはもう、彼らがつかみ取る新しい未来を見守るしかないのだ…

・Case File.50「無限の明日へ」
タツヤのセリフについ剣崎を思い出す。
「俺は運命と戦う。そして勝ってみせる」
そう考えると、日笠Pは「運命」というどうしようもなく大きいものに立ち向かっていくヒーロー像が好きなのかもしれない。わかんないけど。
あと、多分自分の信念に殉ずる人が日笠Pは好きなんじゃないかなぁ。
タイムとかアバレとか剣とか見ると、何となくそう感じるかも。

Vレックス…相棒が変わっても健気に頑張ってる…
結局エネルギー問題で機能停止させられたけど、あれはあの後どうなったんでしょうね?30世紀が回収したのだろうか?
実験で漂流させられて、20世紀でこき使われて、最終的には機能停止って本当に酷い扱いでもあったVレックス。
変わった未来では、後続機が活躍してくれていることを願うばかりだ。

30世紀のプロテクターってグラップの衣装なんだなw
タックの作戦超スゲェwそしてそれをちゃんとこなすメンバーも凄いw
アヤセは正直陰の主役だったと思うんだよな。
「死」という絶対的に逃れられない恐怖に抗い続けて、歴史改変後の世界で「生」が約束されながらも死を恐れなかった。
アヤセの意志の強さはいろんな行動からも見て取れてたけど、歴史改変後の世界では一番自身への影響が強い分、それに抗う姿が印象深かったな。
彼は「変えられない絶対的な死」に立ち向かいながら、今日を生きることを最善とした。そこが良かったなぁと思う。
結局は過去も未来も問題なくて、「今」を自分の意志で生き抜かなきゃ意味がないんだっていうのを最も実践してたキャラクターだったんだと思うんだよな。
メンタルの強さで言うと、タイムレンジャー内随一だったかもしれないね。

リュウヤ隊長…!!
本当のタイムファイヤーはリュウヤ隊長だったの?!
それはそれで衝撃的だが、本当の歴史ってのは一体どこからどこまでが正しいのだろうか?第三の運命はなかったのか?というようにも思ってしまう。
が、きっとタイムレンジャーが生きた、そして作り上げた歴史は第三の歴史なんだろうな。
二つの歴史の中で、リュウヤ隊長の死は絶対だったのか…
でも結局、直人を犠牲にしてもリュウヤ隊長は死ぬことから逃れられなかった。
これが寿命ってやつなんだろうなぁ。
隊長の想いは分からなくはない…でも、そのために歴史や人の人生を変えてはいけない。なんとなくのちの北岡先生を思わせる展開。
結局、人は死からは逃れられない。
隊長も運命にもてあそばれたに過ぎない、悲しい一人の人間だったのか…
彼もまたタイムレンジャーたちとは違った形で運命に抗っていたんだな。
同情も共感もできない行為ではあるが、歴史を知るということが彼を変えてしまったわけで、そういう意味では気の毒な人ではある。

タイムジェットキター!!
それにしたって敵の数多すぎィ!!
久々のボルユニットの活躍に涙が出る思いだw
タイムレンジャーは途中から販促をかなぐり捨ててた感がある。
売り上げが前年度未達決定した時から、「もういいよやりたいようにやろう!」って吹っ切れたのかもしれないw
ある意味それが物語を盛り上げてたわけで、結果オーライなのかもしれないがw

にぎやかに合流しないところが、何となくタイムレンジャーらしいな。
多くを語らなくてもお互いの想いが伝わるというのは、一年間戦ってきた仲間だからこそ。
この関係が一番おさまりがいい気がするね。

直人の忘れ形見が活路になる。良い展開だ。
タイムロボの登場が久しぶり過ぎるw
早速時空剣が折れてワロタw時空剣が破壊されたのってこれで二度目だったっけ?
剣が折れるピンチっぷりはいつみても危機感を煽ってくるなw
最後にタイムロボがちゃんとアルファ・ベータで活躍出来て良かった。
タイムシャドウは…お察しください。

ギエン…最終的に狂ってしまって…
最期に呼ぶ名が、自分が殺したドルネロの名というのがあまりに皮肉すぎる。
ボロボロになって崩れ落ちていくギエンの姿には、物悲しさをも感じるな…
彼もまた、運命に翻弄された悲しい人間の一人だった…
あの時死んでいた方が、ドルネロにとって、そしてギエンにとっては幸せだったのだろうか…?
それはきっと答えの出ない話なんだろうけど、何とも後味の悪い結末だった。
微妙なすれ違いが二人の運命を狂わせてしまった。
もし歴史が変わったなら、二人にも違う運命があればいいのにと思う。

それぞれの未来は、違和感なく受け入られる未来になるんだな。
これが一番正しい「歴史の矯正力」というものなのだろう。
最後の最後で自分の気持ちを伝えるタツヤ、男やな!
最後、ユウリはタツヤのもとに残るのかな~とか思ってたけど、1000年の壁は厚かったか…
でも、最後に想いを伝えられたこと、良かったんじゃないかな。

一年後、5人とそっくりな誰かを見かけるタツヤの演出、いいね。
それぞれがそれぞれの生活を頑張ってるって感じで。
微妙にすれ違ってる5人は、1000年後に出会う運命なのだろう。
直人…!!多分直人じゃないけど、直人のそっくりさんが平穏な生活を送れていることを願うばかりだ。
そして、1000年後では5人とともに戦う仲間になってたらいいなぁ。

子供出来てる!!!
ドモンとホナミ、個人的にに二人の関係には今一つ感情移入は出来なかったけど、まあこれも一つの形なのかねぇ?
ドモンジュニアが可愛かったw
なお、成長後はゴーカイジャーにて確認できる模様。


歴史という大きな波にのまれながらも、決して自分を失わなかったタイムレンジャーたちの戦いは終わった。
彼らが作る未来はきっと明るいものになってるんだろうな…と、少し物悲しいながらも爽やかなラストを見て思いました。
色々子供向けじゃないところはあったけど、それも含めてチャレンジ精神にあふれてる作品でしたね。

ありがとうタイムレンジャー!勇気をもらえる作品でした!


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