名作でした。
足掻いて生きてる彼らの姿に、私も励まされました。
いつかは見ようと思いながらも見れていなかった作品を、じっくりとみられたことは幸せだったと思います。

さようならジェットマン、ありがとうジェットマン。
その雄姿と青春を、忘れません、絶対に。

<続く>

・第51話「はばたけ!鳥人よ」
ラゲムとなったラディゲ。顔が!!w
都合上ラゲムの着ぐるみにはラディガンの顔が意匠されてるけど、ラディガンでは台詞は言わなかったあたりにこだわりを感じるな。
結局ラディゲはラディゲでしかなかったといった感じかしら?
しかし、ラゲムのデザインはなんかすごい。円谷テイストと言ったらいいのか、エヴァンゲリオンの使徒と言ったらいいのか。
今でも十分通用する、肉感的で生々しいグロテスクさがあっていいね。

ジェットイカロスキター!!!!最終回で単独のシーンがあるなんて!
超冷遇といっても差し支えないであろう1号ロボ。
結局腕もがれてて泣いたwなんて気の毒なw
単独ではラゲムに一矢報いたとは言えないけど、それでも頑張ってる姿が見れてうれしかったです。
ジェットフェニックスも最後の雄姿が見れたしね!
しかし、フェニックスからの分解→再合体は地味に凝ってたな。

ジェットガルーダ、まさかの長官搭乗wwwヤダ強そうwww
これはミント@55V並みにまさかのパイロットなのではw
そのあとグレートイカロスに乗ってる長官の、長官っぷりが凄い。
なに言ってんだかわかんねーと思うが、ともかく6人目の戦士然としたその姿に感動を覚えるな。
コメントで「6人目というより0人目」というのを見てすごく納得した。
長官も一年間必死に戦ってきたんだもんな!!大変だったと思うよ、一般人をここまで仕立てあげてケツ叩くのはさ!

グレートイカロスでも太刀打ちできないラゲム、やっぱり強い。
ラゲム戦は地味にテトラボーイの頑張りが映える。
おそらく、ジェットイカロスとジェットガルーダだけでは勝利はなかったと思う。
テトラボーイはホントに落ち着きがなかったけど、いい仕事をしていた。
ある意味、戦えない長官の分身として戦ってたようにも感じるな。
最後バラバラにされて超可哀想だった…あのあと復旧されてたらいいな。

無敵かに思えたラゲムの弱点は、リエがつけた一突きの傷だった…
リエの執念がジェットマンに勝機を与えるという展開がこれまたニクい。
なんていい演出なんだ…前回までの展開を最大限に生かす流れ。
畜生、好き!こんな演出もっとやったらいいのに!!(ベタだけど!)

バイロックは、小説によるとイメージは「死んだ子宮」なんだそうな。
いうなれば息子であるラディゲを守るべく、バイロックは鎧と化したといった風情だろうか。
しかし、あんなふうに使われるとは思ってもみなかったので驚きだったw
そもそも、あの居城が「バイロック」って名前なのもほぼほぼ忘れてたのにw
ジェットガルーダの一撃ってマジで強いのな。
あれは竜の執念ともいえる一撃だったからかもしれんが…

ラゲムを抑え込むジェットガルーダ=竜の言葉を信じて、とどめの一撃を放つグレートイカロス=凱。
この信頼感も、この一年で培われてきたものだった。
ジェットマンが招集された最初ではありえなかった信頼感。
それが彼らに生まれたからこそ、ラディゲは死んだ。
ラディゲとの戦いは、ジェットマンの信頼の戦いでもあったんだな…

恨みの一言を残して死んでいったラディゲ。
結局ラディゲは力を得て、何をしようとしていたのだろう…
小説版では、彼は自分自身を得るために力を求めていた。
でもTV版では、バイラムのトップになることや、人間を滅ぼすことが彼の望みだったのだろうか…
そこには彼自身の本当の願いが無かったように思う。
ラディゲ自身が望んだのは、彼が唾棄すべきと蔑んだ愛や絆だったのかもしれないと、やはり思ってしまうのだ。
ジェットマンとは真逆の道を選んだバイラムのトップとして、ラディゲは孤独な、そして因果応報な死を迎えることになった。
力を求め続けた挙句、仲間を失い、絆を切り捨て、ただ一人王座に座ったラディゲに、満足はあったのだろうか…
だが、彼の生き方は破滅的ではあったが、どこか共感するところがあった。
彼の存在なくして、ジェットマンという物語は語れないだろう。
潔く眠れ、ラディゲ。

竜、メットオフ!他メンバーのメットオフがなかったのはちょっと残念。(凱は面割れあったけど)
「これで終わった」というメンバーに、「これから始まるのよ」という長官。
ああ、やっぱりこの人が長官で正解だったんだなぁ、としみじみ思ってしまった。
朝日に向かって勝利をかみしめる6人の姿は、印象的だったなぁ。

3年後―――
バードニックウェーブの効力は3年後にはもう消えてたらしい(小説談)
雷太はさっちゃんと田舎暮らしで幸せそうだし、アコはいつの間にやらアイドル(?!)になってるし、まさかの香&竜カップルの結婚式だし!
アコが一番「何があったんだ」と思わずにはいられないw
ネタバレを知らずに見ていたら、きっと香と凱の結婚式だろう…と多くの人が予想してたんだろうなぁ。
この3年間、何があったのかは語られないけど、最終回付近の竜と香を見れば、この結末は妥当なものだったのだろう…と思えるんだよね。
凱と香が分かれた理由もなんとなくわかるし。

「親友のために」と花を買う凱。男前。
偶然出くわしたひったくりを追い、腹を刺されて倒れる凱。
きっと昔なら鼻で笑って見過ごしてたことが、あの戦いから3年後の彼にはできなかった。
それが彼がすごしてきた3年間、いや4年間だったんだろうな、と思う。
でも凱は、傷ついても竜たちのもとへ行くことを選んだ。親友の最高の日を祝うために。
そのあたりが凄く凱らしい。
ひったくり犯はブラックコンドルの中の人なんだよね。
なんという洒落た演出なのだろう。全く、凱という男は愛されすぎている。

傷つきながらも式場にたどり着いた凱が、ひっそりと竜たちを見守ってるのが何とも…
本人はもう限界が近いのに、それを気取られないようにしようといつもの笑顔を見せている気配りが切ない。
「青空が目に沁みやがる」「俺たちが守ってきた青空だ」とかわす二人の姿が何とも言えなかった。
凱が「ありがとな」と礼を言ったのは、竜と出会ったことに対してなのかもしれない。
香という、自分が愛した女を幸せにしてくれることに対してなのかもしれない。
凱自身が出会いを経て、「生きている」ということを実感できたからなのかもしれない。
いろんな気持ちがこもった言葉だったんだろうな。

小説を読んで改めて思ったんだけど、結城凱に魅力を感じる理由、というか井上敏樹の描く人物に魅力を感じる理由が解った気がした。
井上の描く人物は、どこか常に孤独を抱えていて、その孤独に共鳴するものがあるんだなと。
小説版の凱は自分が刺されたことに対して「今まで生きていることに満足していなかった罰」と表現していた。
日々の生活に不満はないけど何か物足りない、でもその足りないものが分からなくてずっと不満を抱えてる。
その不満は誰にも伝えられなくて、ずっと「理解されない」という孤独を抱え続けなくてはならない。
でもそこから脱却するすべもわからない…
そんな孤独は誰もが抱えているのかもしれないけど、私は結構それが強い方なので、似たような孤独を感じる井上キャラに惹かれるんだと思います。
人間誰しも完璧に理解してくれる相手なんて存在しないのはわかってるけど、そういうのを乗り越えて分かり合える相手に出会いたいという渇望みたいなものに共感してるんだろうなぁ、と凱を見てて思いました。
井上キャラは作品によってその相手に出会えたり、出会えなかったりするけど、凱は竜という親友を得て幸せだったんだな…と、彼の笑顔を見て、改めて思いました。

ラスト、リエの幻を見て微笑む竜。
彼の戦いもまた、これでやっと一区切りがついたのかもしれない。
竜は背負わされた荷物も大きかった分、幸せも人一倍のものを手に入れることができたのかな…お幸せに。

そしてみんなが幸せに笑顔を見せる中、一人でそっとくずおれる凱。
その対比が何とも言えず切なくて、何にも言われないまま「こころはタマゴ」なのがまた切ない。
井上作品はとある登場人物が生まれてから死ぬまでを描くことに定評があると(私は)思っているのだが、結城凱もその一人だったな。
無頼者で不作法で、斜に構えたチンピラみたいなのに、胸の奥には熱くたぎるものを持ってる男が、自分とは正反対の男と出会い、反発し、共感し、そして絆を作り上げて親友になって…
そして最期はその親友が幸せになった姿を見守って死んでいく。
「生きている」という実感をつかんで、彼は満足して死ねたんじゃないだろうか。
結城凱の生き方は、短くっても正直羨ましい。
男の生き様だったと思う。みんなに愛された男だったな、凱…

ラスト、五人五様を向いていたアイキャッチから、五人が同じ方向を向いて笑顔でさようなら、という演出がグッとくる。
最初はバラバラで、ホントどうなることかと思っていた戦隊ヒーローだったけど、根底に流れていたのは誰よりも熱い戦隊魂だった。
今の時代に見てもなお心を打つのは、きっとどんな時代でも変わらない思いが作品に込められてるからなんでしょうね。
なんか結局感想は上手くまとまらなかったけど、多分この作品はどんなに時間がたっても、色あせないんだろうなと思いました。
この作品を見ることができてよかった。心からそう思います。

最後に一言
井上、また戦隊でも仮面ライダーでもいいから書いてくれ!!頼む!!

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