すまない、聞いてほしい。
言い忘れてたけど、どうしてもグリーンのスーツの中の人がムキムキで違和感があるんだ。
「ドキドキ愉快!」っていうより「ムキムキムサい!」っていう方が似合うぐらいにボディが充実してる気がする。
範人の細さとどうしても合致しない…動作は範人なのにw
この違和感をどうしたらいいんだ!!!
普段そんなに気にならないんですが、ゴーオングリーンだけは名乗りのポーズのせいか気になって仕方なかったんですよね。
いやー、言えてスッキリ。

<続く>

・金太郎飴的物語
シンケンジャーは一幕、幕間、二幕…と続く物語だったなと今更。
シンケンとゴーオンはどっちも面白いけど、まったく構造が異なる物語になってるなと感心しました
シンケンは1クールの区切りがあって物語が締まり、新たな段階へと進むスタイルをとってましたね。
人間関係であったり、成長であったりのステップアップを含んだ「〆」を作ることで中だるみを防ぎ、なおかつ次のストーリーへの意識の切替が解りやすくできるという利点がありました。
一方で、〆の時期までにある程度の成長描写等の進度が必要とされるため、やや制約のある展開が必要というのがデメリットといえばデメリットだったかもしれません。そこもプラスに変えてましたが。

一方のゴーオンは「〆」らしい「〆」がない、最初から最後まで地続きの物語となっています。
それがゴーオンの最大のメリットでもあり、デメリットでもあります。
山場や変化はあるが、かといって彼らの生活や人間関係、そもそもの素養が大きく変化するということはありません。また変化があったとしても、数量的に穏やかな変化を遂げるにとどまります。
主人公たちが登場時から、いい意味でも悪い意味でも目覚ましく成長することがなく物語が進むというのは、「成長」を基軸とするシンケンとは全く別の構成です。
どこから見ても走輔たちは走輔たちだし、炎神たちは炎神たちだし。
まるで金太郎飴のごとく、どこを切っても彼らの存在は揺るがない。
彼らは当初から「『未完成』というカテゴリで完成しているキャラクター」なんだというのを思い知らされました。
だからこそある種の安定感をもって見ることができるんだろうなとおもいますね。
また、キャラクター自身が完成されているが故に、展開も自由度が高く、それでいて違和感がない。
だからこそ日常のような回も、ゴーオンワールドになるんだろうなーと思いました。

どちらの作品も非常に面白いと私は感じますが、まるで違う作りというのが興味深かったです。
ということで、一応比較をば。

・EDで荒ぶるウィングス
EDの力の入れ方に愛を感じるw
スピードル→バスオン→ベアールV→映画番宣→バルカ→ガンパードで終わるかと思ったら、まさかの他炎神曲の流れwバージョン多すぎィ!!
結構EDが変わるので見ていて楽しいのと、踊ってるみんなが楽しそうで草生える。
7人になったときの兄ィの笑顔はズルいってw
EDとOPへの力の入れ方が高い作品は、制作側の愛を感じることが多くて好きだなぁ。
楽しんで作ってる感じが伝わってくる。
ゴーオンはEDもOPもどっちもよくて、毎回見逃せないわ!

・奇跡のG3プリンセス回
アバンでベアールVが「今回は異色回の予感がするで~!」的なことを言っていたが、視聴者(私)的には「荒川回の予感しかしねぇよ!!」としか思えなかった。
そしてOPテロップ、堂々の脚本:荒川稔久www
解っていた…解っていたよ!!!もうタイトルを見たときからそうだろうなと思ってたわ!!!!
G3プリンセスはセクシーロリババアというコアなファン層をつかめそうなキャラがいて、なかなかクオリティの高いアイドルだった。EDでPVやめろw
特訓のイミフさがさらにギャグを加速させる…が、なんとなくこれで普通と思ってしまうのはゴーオンの持つ雰囲気ゆえだろうか。
正直この回を見ると、ガイアークには夢の島でも与えてやれば満足して共存できるんじゃなかろうかと思ったり。
まるで旧知の仲のように仲がいいガイアーク勢とゴーオン勢に、大草原以外の何があろうか(いや無い)
あと、どうでもいいけどヨゴシュタインとキタネイダスのコピーバンドのセンスが古くて笑うwザ・ピーナッツwww
あと兄ィの扱いがギャグになってるwww
あそこで「俺の方がカッコいい」とか「俺の方が上手い」とか、そういう台詞が出ないところがゴーオンのすごくいいところだwなんて素直w
走輔他ゴーオンメンバーが、あそこで「俺の方が上手いぜ!任せとけ!」→失敗の流れを作らないのは、キャラクターを描写するうえでとても重要だと思うんだよな。
むしろ「俺(達)じゃ話にならない」と、きちんと自分の得手不得手を理解したうえで自由にやるキャラクター性が描写されているからこそ、彼らの価値はグッと上がっているのだと思う。
ラスト、ちょっとしんみりした終わり方だったけど、ベアールVのMステ発言にワロタw
相棒といいMステといい、同局の多番組ネタをふんだんに使うな、ゴーオンはw
あと敵の名前が「ロムビアコ」→「コロムビア」wwwそこと戦ったらアカンwww
ついでに、美羽の学校潜入回は時事ネタ(ハルヒ・魔法)、脚本家ネタ(スケバン刑事)、タイガー魔法瓶とやりたい放題で笑うしかなかったwホントひでぇwww心底酷いwww
振り切った武上も恐ろしいな…だがそこが好きだw

・キョウレツオー&エンジンオーG12参戦!
黄金の龍ネタの親子の話は、ちょっと悲しいけど綺麗にまとめてたな。
子供側、父親側、どちらの想いもくみ取れるいい構成でしたね。
ラストは新たな炎神の存在を感じさせつつも、あの親子の想いを大事にするオチだったし。
キシャモス・ティライン・ケラインは「なんでキシャモスなんだろう?」とか思ってたが、登場後に「汽車」+「マンモス」ということに気付いた私。
結構列車って戦隊には登場してるんだな…現状でグランドライナーが一番カッコいいかもしれんが。
ホロンデルタールという古代の敵の登場とともに新ロボ登場+幹部死亡という熱い展開が良かったなぁ。
毎回思うんだけど、ゴーオンは販促が結構上手よね。
新アイテム登場の流れが結構自然だし、然るべき時に登場してる。
あとちゃんと新アイテムに「存在理由」っていうのがちゃんと組み込まれてて、印象深いエピソードがあるのがいいですね。
キョウレツオー絡みは走輔の熱さが古代炎神に伝わって、彼らが「相棒」として走輔を認めるという流れがコンパクトにまとまってて良かったです。
ちゃんとスピードルを第一の相棒として認めてるんだと、ラストで再確認していたのも丁寧だと思いました。
新相棒が登場しても、初代の相棒をないがしろにしないというのが彼ららしくてとてもいいです。
あと、新ロボが出てきたら旧ロボがないがしろにされる傾向にある昨今、ゴーオンは一年を通して旧ロボも大事にしてるところがいいですね。
キョウレツオーが操られた後に、キシャモスたちの加入の再フォローがあったのも良かったです。
あれはキシャモスたちが走輔以外とのつながりを生むための話だったと思いますが、カンカンバーという新武器の登場にキシャモスたちの存在理由を組み込んで、さらに仲間たちが彼らを再び受け入れるという「出会い直し」の意味もある話でした。
かなり後半の登場にもかかわらず、コンパクトに彼らの存在を活かす展開になっていたのは感心しました。

・さらばヨゴシュタイン
ヨゴさまあああああああああああああ!!!早すぎ!!
惜しい人を亡くした…!!
ホロンデルタールのせいで、最期の方はヨゴ様らしくなくて悲しかったな…
敵のレッドを殺すという、歴代でもなかなかの戦歴だとは思うんだけど、いかんせん面白すぎたんだ…ヨゴシュタインは…!
死んだあとの遺影とか死を悼む弔辞とか、笑わせにかかってんだか泣かせにかかってんだかわかんなかったですw
愛されキャラだったのに、悲しいなぁ…

・走輔の死
ヨゴシュタインの攻撃を受け、錆びついて仮死状態となった走輔。
彼を失ったゴーオンジャーの面々の気落ちっぷりが凄くて、走輔の存在感を凄く感じました。
「ああ、おバカで考えなしで突っ走るやつだけど、みんなのことを引っ張ってた、ちゃんとしたリーダーだったんだなぁ」っていうことがしみじみ伝わってきました。
普段は明るくおチャラけているゴーオンメンバーの目が怖かった。特に連がヤバいw
彼らがあんな風に前向きに戦ってこれたのは走輔の存在があったからで、いかに走輔の気持ちがゴーオンジャーを形作っていたかというのを感じましたね。
彼を失ってもなおその気持ちを引き継いで戦う彼らの姿は、涙なくしては見られませんでした。
一方のヨゴシュタインが仲間を切り捨てて力にすがろうとしたのとは対照的に、力を失ったゴーオンジャーたちが仲間の絆で敵に立ち向かうという対比も良かったです。
最後に、蘇った走輔が仲間たちの後をついで、一騎打ちでヨゴシュタインを倒すというのは、敵への敬意を感じる演出でした。
最後の最後においしいところを持っていった走輔、カッコよかったです!

・各話で気になったところとか
*GP-38
なにこのヒーローものまた女装してる(しかも全員)
みんなそこそこ似合っててワロタw違和感ねえwww
シリアスにやった後でいきなりこれだからゴーオンは愛せる。
意外と女性陣メインの話も多いのよね。

*GP-39/40
まさかの映画完全連動で炎神大将軍再降臨www
しかもたっくん来たあああああああ!!!!これは予想外だった。
ここまで再利用するとは思わなかったけど、映画を見てたら2倍3倍楽しめる話になってたな。
まさか映画の「私たちに似たヒーローがヒューマンワールドにも…」が伏線になるとはw
結果的に烈鷹と走輔の想いが一人の青年を救ったということで良しとしよう。
街はとんでもなく破壊されてたけどw

*GP-40
兄貴可愛すぎる…!!
大抵ああいう話のラストは悲しく終わるオチが多いのに、最期まで兄ィはチビを見捨てなかったんですよねー。そこらへんがやっぱゴーオンって感じ。
最後、「ゴーオンジャー ~僕らとオカンと時々オトン~」で〆てワロタw
ほんと時事パロが多いなゴーオンはw

・今回の軍平さん、見どころ
「高校生になって潜入が必要」→「女子高生枠が空いた」→「誰かが女子高生に変装して潜入すれば!」の時の、範人への熱い視線がギリギリアウトwww
女性が2人もいるのに、迷わず範人を選ぶ軍平さんが恐ろしいw
駄目だ…こいつ早く何とかしないと…!!
マネキンになったときも、範人に熱い視線を注いでたんじゃないかと心配です。もうヤダこの追加戦士w
何で武上脚本ではホモが出現するんだよwいや、ホモじゃなくて男の娘好き?かも?


次回以降はたぶん新展開なので楽しみだ!
その前にクリスマスと正月回も楽しみだ!!
観終わったらシンケンとのVS見ようっと!ネットムービーも見たいなぁ。