ゴールドモードwwwwwwwww

ゴールドモード=半ば遺影フォームは放送当時から正気の沙汰じゃないと思っていましたが、やっぱり通して観ても正気の沙汰じゃありませんでした。
なんだコレ!なんだコレ!!!(白目)

でもヨロイ君(間違い)は有能だな!!

<続く>

放送当時、後半はちょっと見てたんですが、1話から見たことがなかったので見直してます。
当時よりも断然戦隊の知識が増えた今、すごく楽しく見てます。面白いわー!
どうせなら、34戦隊全部見てからだったらもっと面白いのかもしれないけど、だいぶ先になりそうなのでもう観ちゃう。
レジェンド回は、色んな意味で泣きそうになるなw


・ゴーカイな奴ら
宇都宮P色満載だわー!っていうのがしょっぱなの感想でもあり、嬉しくもあり。
シンケンとの相似点が結構多い印象の作品ですね。
俺様系レッドに最初からプロフェッショナルな仲間たち、友好的で有能な追加戦士、とシンケンに通じるストレスフリーな設定が目立っていると思います。
まったくの初見ではないので、各キャラクターに抱く感想はゼロからじゃないとは思いますが、1話目からそれぞれのキャラクターをうまく深めていってるなぁと感じました。
ゴーカイで感じたいいところは、メインメンバーの話とレジェンド回の比率ですね。
レジェンド回はもちろんレジェンドがややメインにはなりつつも、きちんとゴーカイジャーの6人のストーリーがメインの中にレジェンドが織り込まれている…という構成になっているため、ゴーカイジャーの物語として完結してるところがいいと思います。

ゴーカイジャーの企画の起点は、おそらく過去ライダーの世界を巡るディケイドにあると思うのですが、ディケイドが「各世界に割り込んでいく存在」なのに対して、ゴーカイは「各世界から割り込まれる存在」という風に視点を変えているのが面白いですね。
表現は微妙ですが、ディケイドは9つの列に割り込む側、ゴーカイは1本の列に割り込まれる側、というところでしょうか。
企画の基本は「過去作品の掘り起こしと再発見」的な面があると思いますが、視点を変えるだけでまた違った描き方になっているのが面白いと思いました。
ディケイドは本来並ぶべき10番目の列=ディケイド自体の物語に、様々な事情で到達できなかったという過去を持っています。
ゴーカイはその教訓を活かした…といえるのかもしれません。
ゴーカイジャーはレジェンドが関わっていながら、あくまでも5人+1人のゴーカイジャーの物語として進められているので、キャラクターにも厚みが出て、いい物語になっているのではないかと思いました。
ゲストに引っ張られすぎない、こういう物語作りがやはり大事ですね。

・2話で固まった方向性
「この星に守る価値はあるか?」というマベちゃんの問いに対し、「どこにでもある」「探してみせろ、海賊なら自分で!」という大きいお友達な高校生の台詞が良かったです。
34のスーパー戦隊が守ってきた地球の価値っていうのが感じられるセリフで、グッときました。
地球と何のつながりもない宇宙人が、この星にとどまる理由づけとして凄く前向きで、なおかつ夢と冒険にあふれてて、海賊らしさもある。
このセリフを聞いて、ゴーカイジャーの評価が高いことに納得しました。
だってもう2話で「あっこれ名作だな」って感じがビンビンに伝わってくるんですものw
ツンデレッドなマーベラスの立ち位置もブレないところが良かったし。

・レジェンドな皆さん
ディケイドでは「リ・イマジネーション」が骨子であったのに対し、ゴーカイジャーは過去戦隊のオリジナルキャストにこだわる、というのが同系統の作品ながら新しい取り組みなんですよね。
ディケイドはね…よく「オリキャス揃えろ」とか言ってる人を見かけるんですが、企画段階でディケイドが「リ・イマジの世界を旅するライダー」なわけだから、それを求める&そうでないから叩くってのは違うだろっていう風に思うんですけども(ただオリキャスが出てくれるとうれしいという意見についてはむしろ賛同する→その結果がゴーカイ)
ゴーカイの場合、オリジナルキャストのその後と玩具展開はかなり考えられてるんだなと感心。
ただ、玩具展開のないレジェンド回(ゲキとか55Vとか)の、特別版ゴーカイオーの出番が1回顧っきりなのはさみしいwまあ玩具売れないからね仕方ないね!
でも、地球を守ったヒーローたちが、力を失った今でもどこかで活躍している…というのは、夢のある話で良いですね。
レジェンド回はテンションダダ上がりだもんな!
でもシンケン回は姫が正当後継者とはいえ、やっぱり殿とか彦馬さんが出てほしかったぜ…でも話自体は良かった。ジョーの過去もピックアップしつつ、シンケンを彷彿とさせる挫折と信頼をメインに据えたスムーズな話運びで。丹波が相変わらずでワロタw

・ザンギャックの皆さん
この規模のデカさ…まるでシャイダーと戦ったフーマのようだ!
あれもまぁ新人には荷が重すぎる相手でしたね。最後の方とかもうどうなることかと。
ザンギャックの皆さんは基本シリアスなのに、浦沢回だけおかしくなるという喜劇w
基本は殺る気マンマンなところがまさに「悪」という感じで、ちゅうちょなく倒すべき敵という立ち位置を崩してないのがいいですね。
宇都宮P作品はそういう日和らない敵陣営が多い気がしますが。
ボンクラのワルズ・ギルのキャラがいい感じです。顔の造形なんですが、目の下側のライン(と言ったらいいのか?)が下まつ毛っぽく見えてボンボンっぷりに拍車をかけており、いいデザインだと感心してました。
個人的にはアドさん@セイザーX=バリゾーグが出ているというのが衝撃…!
その後、宇都宮P作品のウィザードにはタクト@セイザーXも出てるので、宇都宮PがセイザーXファンだった可能性が微レ存…?かもしれない。
(ついでに残り1人はケイン@セイザーX=oooのアンクだね!)

・浦沢義雄の大いなる力
カーレンジャーの大いなる力ェ…結局なんやねん!!激走斬りやってほしかった。
やっぱペガサスはつぶれたんでしょうかwクラシックカーブームも不況のあおりを受けて下火っぽいですし。
それにしてもなぜ演劇人に…浦沢がカーレンジャーの設定を忘れていた噂は本当なのかもしれない…w
しかし、もう一回浦沢義雄で戦隊かライダーをやるべきだと思うんですけどどうですかね(錯乱)
ジェラシットのその後(24話)も十分すぎるほどカオスでしたし、もうこの人には誰も追随できないwww無理だこれwww
リアルに「発想が常人の斜め上」を地で行くから困る。
個人的に、当初はたこ焼き屋の大将とお母さんは本当は夫婦設定だった→不倫駆け落ちはマズイので母親になったという経緯があるのでは…と勘ぐってしまいましたが。
24話の花輪を無言でもって帰るメンバーと、暗い顔で仕込みをするたこ焼き屋という絵面で終わるシーンが、何とも言えず不思議コメディシリーズでしたよ。
でも浦沢センセのすごいところは、一部を抜き出すと頭がおかしい(褒めてる)表現になるのに、全部を見るとそれなりに納得しそうになる雰囲気があるところじゃないかと思います(でもよく考えるとおかしい)
ああっ、また浦沢の自由な作風の戦隊が見たい!!
あと24話の敵ってゴーオンのウラメシメデス回のリデコか?って思ったけどどうなんやろ。

・有能すぎる6人目
伊狩鎧=イカリヨロイ君かな?と思っていた放送当時←大体走輔のせい。
ドンさんと和解するゴールドキー入手回は、ドンさんの良さも鎧の良さも表現できてるいい回でしたね。ゴールドモードについては(お察しください)
それにしても、死人から夢で変身アイテムをゲット…天井裏から強化アイテムが落ちてくるのとさほど変わりはないようなw
でも変身できなくて強くなかったら、鎧くんって単に痛めの大友(失礼)なんだよなぁ…
ある意味、我々大友の希望の星のような存在だわ、彼は。
私も仲代先生から変身アイテム貰いてェ!ときめきたいよ先生!!
ヒュウガとの絡みはちょっと泣きそうになってしまった。ヒュウガはいつの時代も身を削って兄貴分だぜ…!カッコよすぎる…!!
そんなヒュウガの想いを受け継いだ鎧くんには、がんばってほしいの一言ですよ!

・第3の男
ザンギャックが大いなる力の強奪にうまく絡められない→そこでバスコ様の登場という綺麗な流れは感心するな。
マーベラスとの過去の因縁も深まり、物語に今までとは違った危機感もプラスされ、さらには着ぐるみ代も浮く(そしてさらに腐女子&奥様も釣れる)といういいことづくめなバスコの登場。
うーむ、素晴らしい。そして登場に追加戦士も絡んでいるのが、なおよく考えられてて素晴らしい。
6~7人目のレンジャーキーが敵から味方へ流れる→シルバーに譲渡という流れが綺麗すぎて感心するしかなかった。
戦隊にはメンバー外の着ぐるみキャラもいるわけで、彼らを(悪の手先としてではあるが)活躍させてファンの期待に答えつつ、制作費を浮かせるという荒業は凄いの一言だわ。
お宝へのスタンスがゴーカイジャーと対比的なことに加え、マーベラスの過去も、仲間への思いも深掘りできるもんだから、バスコの立ち位置は有能という以外ほかない。
うーん、いいキャラだ!

・ゴーカイメンバーについて
マベちゃんのツンデレ俺様キャラなのにちょいちょい可愛いところ、いいね!!
これはもう女性ファン獲得待ったなしですわ…なんやこのシンケンレッド感w
パッと見、海賊だから実を取るスタンスかと思いきや、思いのほか仲間想いだったり、強引だけど自分本位じゃなかったりと、「海賊」というマイナスイメージとのギャップをうまく引き出せてるなと感じました。
1話の時点ですでに結束が固いのは、マーベラスの船長としての懐の広さが故なんだろうなーというのを納得させるキャラクターですね。

ジョーはちょっとマベちゃん好きすぎやろホモか!ってツッコみたくなるぐらい、マーベラスへの信頼が深くて笑ってしまうw
普段そうでもないのに、有事の際の信頼度が凄いのよね…w
戦隊のブルーはこうでなくては!というイメージ通りのキャラというか、ほぼアオレンジャーの宮内テイストな気がする。
青が大体デンジマンぐらいからネタ枠になってる経緯からしても、宮内イメージが強すぎなんだよなぁ…w平成になってからクールなブルーってほとんどいない気が…w
クールが故にオイシイキャラですね。クールに見えて熱い思いを秘めてるあたりもポイント高し。

ドンさんは役に立って無さそうに見えて優秀だから困るw
いわゆるコメディリリーフな立ち位置だけど、前線に出てもそこそこ使える、後衛ではその能力が活かされるという、無駄のないキャラになってる。
役立たずに見えて決して役立たずじゃない、そこがストレスフリーだ。
精神的な成長性が頭打ちであるマーベラス、ジョー、ルカとは異なり、コンプレックスを抱えて成長途中、というポジションを持っているからこそ価値がある。
ドンさんメイン回は「成長」がキーワードなことが多いんだよね。
「海賊」というあまり良くないイメージを持つ属性を抱えてるゴーカイジャーの中で、視聴者に親しみやすさや安心感を与える橋渡し役になってて、いいキャラだなぁと思うわ。

(Pの趣味だと思うけど、宇都宮P作品は女性二人パターンが基本で、大体「姉御肌」「妹気質」に分かれている)

ルカは暗い過去を抱えながらも、姉御肌で抜け目のないおてんば娘として頑張っている。基本ツッコミ担当だよね。
戦う強い女性像をメインに据えているせいか、女らしい雰囲気がない。でもそのおかげで他の男性陣と対等に渡り合えるポジションを得ているともいえる。
ポジションが対等だからこそ、ルカのツッコミは容赦がなくて、ストーリーをテンポ良く進める潤滑剤にもなってると思う。
なんだかんだで、ジョーと同じくマーベラスのサポート役として活躍してるんだよな。
アイムとの姉妹的な中の良さも見ててほっこりするね。

アイムは「母性」の象徴ともいえる存在だな。ルカが担えない女性らしさを前面に押し出してる。
喧嘩っ早い海賊たちを時に厳しく、時に優しく諭す姿はまさにおっかさん。マーベラスとは違う形での精神的支柱だよね。
ある意味マーベラスたちがグイグイいけるのも、最後の砦のアイムがいるからなのかもしれない。
亡国の姫君であるという誇りは失わず、されども海賊としての誇りもきちんと持っているところが好印象だ。
ドンさんと同じく戦闘技術で悩むことがあるものの、十分役立ってるところがやっぱりストレスフリーw

鎧については先述の通り、まさに痛めの大友www
でも実力があるから、言動が痛々しかろうがテンションが周りと会ってなかろうが、説得力は凄いんだよな。あれ…?これってどこかの寿司y(ry
マーベラスたちに「ザンギャックを完全に倒す」という新たな目標を与えた人物でもある。
あと、鎧くんのおかげでレジェンド戦隊の説明がめっちゃ楽になったw
至極単純に明るすぎて正義漢過ぎる彼の存在は、どこか斜に構えたマーベラスたちの新たな魅力を引き出すカギになっていて、追加戦士として何重にも影響を与えているあたり、良くできたキャラだと思うな。



出来ればレジェンド回についても個別に言及したかったんだけど体力的に…
ということで、また進めながら時間のあるときに感想を書きたいと思います。






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