エグゼイドの見どころはアクション(だけ)ってはっきりわかんだね。

2話で株を上げたと思った飛彩センセの株が落ちただけの回だった…
最近しみじみ「自分って老害なんでは…?」と感じてしまうのだが、とりあえずそんな老害の感想でもよかったら続きをお読みください。

<続く>

・戦闘パートは良かった
坂本節爆発しまくり!っていうか上から「予算考えなくていいんでやりきってください」って言われてそうなナパーム量&CG効果だったw
ぶっちゃけ自己主張の強い演出はあまり好きじゃないけど、リアルな火薬にこだわるところは評価できる。そうだ特撮は爆発だ!
生身戦闘はいい意味で笑った。いしゃつおいw
まぁ業務内容的に体力勝負ですしね。強くても然るべき(そうか?)
アクションは人海戦術というか物量で押してくる見応えのあるアクションでした。良かったです。
ハデハデしいライダーのカラーにも結構慣れてきたし、悪くないかも。
あいかわらず原色のチカチカする感じとSDガンダム感はあるけど、戦闘パートの面白さは今までにない感じで新しいと思う。

・でも内容はないよう
正直医療ドラマを意識するなら多人数ライダーじゃない方が良かった。
多人数ならただのゲーマーの集まりの方が良かったと思う。
根本から間違ってるんじゃね?って言いたくなるほど、医者とゲームと内容が噛みあってねぇ…
そもそも「寒い」→「ストレスだ」の発想が結構イカレてるから!医者ならまず他のこと心配するでしょ。それに喘息を走らすなとw
そういうところでリアリティが足りないから医者っぽくなくなっちゃうんだよな。
こどもがスナイプを見てストレスマッハ→止めるために変身も「?」だった。
そこはこどもを逃がしてから止めに行ってもよくね?(こどものストレスで雑魚が増えるというのをやる必要があったからだとは思うけど…)
あとCRが秘密の地下にあるくせに脱走が容易とかな…もうザルすぎて。
細かく言うと本当にただの重箱の隅をつついてるアンチっぽくなるからやめるけど、そういう粗が目立ちすぎて話に集中できんレベルなのはつらいのう…

・それはともかく医者として軸がぶれている
出てくる人物が医者なのかゲーマーなのか微妙な立ち位置で話が進んでいくのもよくないね。
ちゃんと本人のスタンスを固定しておかないとキャラがブレまくる。
医者なら患者を最優先にすればいいし、ゲーマーならゲームの面白さを追求するスタンスでいい。どっちつかずが一番よくない。
今回は特に飛彩さんがあの状況でリタイアを選んだのがショックだった。医者やろ。オペの最中やろ。患者の腹かっ捌いた状態で小休憩しないだろと。
大我との因縁があるのはわかるけど、消えかかってる子供を目の前にして大我優先とか、命が危ないからリタイアを選ぶとか医者というより人としてどうなのか。前回医者であることを結構主張してた分違和感が凄い。
自分が死んだら元も子もないっていうのはわかるけど、そこはせめて永夢との共闘を申し出るとかで状況を打開してほしかった…変身解除すんなし。
あと永夢はともかく、飛彩はそこそこキャリアありそうなのにライダーゲージが0=死亡を知らないっていうのは違和感あったかな。
分かってはいたことだけど、「医者」ってカテゴライズで売っていく以上、職業倫理というか職業意識というかそういうものは最低限度の描写で必要だと思うんだけど、あまり強く望んではいけないというのは分かった。一番やらなきゃならん1~3話のつかみで出来てないなら今後もたぶん無理かなぁ…
マジで55Vのマツリちゃんの爪の垢を飲ませたい…救命士だけど…
55Vのすごさを改めて感じさせられるわ。職業意識を高く持ちつつヒーローっていう、あのハイレベルさには到底到達せんだろな。
職業自体がヒーロー像と直結しやすいという部分はあるものの、それは医者も一緒じゃないかなぁ。

・とりあえずゲーム脳
5年前の結構な人数が消えた医療事故→隠ぺいしました
選別された適合者がゲームにハマりすぎてミス→医者の資格はく奪しました
これもう悪いのはゲンムコーポレーションと病院じゃね?っていう闇深感。
そもそも5年前の事件を隠ぺいってできるの?被害者はどうなったの?消えたっぽい話してたけど情報操作できたの?という疑問が次から次へと。
医療事故ってことは病院にいた患者?が対象だったんだろうし、患者が消えたら家族が黙ってなさそうなんだが…いっそ世間にバレてて大問題と化してた方が納得できる。
いずれ納得のいく説明があるだろうか。被害者家族が出てきたりとか。
2話目で衛生省が情報操作の話をしてたけど、今回は全部秘密裏に行っているテイで進むんだろうな。
大我絡みはまだ不明瞭だから何とも言えんが、実は正義感だったのにハメられて闇堕ちした(そして改心)っていうポジションでいてほしい(王道)

・こうなってくると観たかったのは
2号ライダーが医師免許を持ってるけど医者じゃないゲーム病専門のはぐれライダー(5年前の因縁有)で、そのサポートにアスナがついてて、1号ライダーは医学生で勉強中(ゲーム好き)とか。
ゲーム病にかかった子供を介抱してたら2号ライダーが登場して、2号のサポートがほしいと思っていたアスナが勝手に1号ライダーを引き入れてゲーム病対策の医者(仮)ライダーにすると。
医者だけど医者じゃない2号と、医者じゃないけど医者の矜持を持った1号の患者に対する意見の違いとか、何で2号が普通の医者を辞めたのかとか、ニヒルな2号も実は熱い医者のプライドを持ってるとか、最終回で正式な医者になる1号とかそういうドラマが見てみたかった。
二人の立ち位置は龍騎とかカブトとかそんな感じで、クール系万能キャラと熱血系どじっこならなお良し。。
5年前医療ミスはおおっぴらになってて、でもゲーム病っていうのは伏せられてて、その責任を負って医者を辞めた2号とかいいなぁ。そんでアスナは2号に共感して衛生省にばれないように協力してる(と思いつつ泳がされてるだけ)のポジションとか。
そんなことを知らない理想論者な1号が現実を知って愕然とするとか。王道中の王道だけど。
医者は難しいから、「医療系」と見せかけつつ逃げ場を作る、そういうポジションでもよかったんじゃないかなーって思うんだよね。
木野さんや伊達さん(あと戦隊だけど仲代先生とか…フリーだし)はその最たるものだと思うんだけど、そういう立ち位置で自由度が上がる方が良かった気がするな。


最近のライダーは細かいところにこだわるけど、こだわるところはそこじゃない気がしすぎる。
私の老害化が激しいだけならそれでいいんだけど…
たった3話見ただけでこんなにも不安になる自分が悪いのか。
私は今、自分の「面白さ」の尺度に疑問を抱き始めている気がする。厳しすぎるのかなぁ。
単に私の視野狭窄で面白くないと勝手に思い込んでるだけで、エグゼイドは面白いんだと誰かに信じ込ませてもらいたい。
出来るだけ何も考えずに見ればもっと楽しめるのかもしれない…そうであってほしい…





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