これで平成(ようやく)コンプリート!!長い道のりだった…

あと観てないのはサンバルカン・ゴーグルV・ダイナマン・バイオマン・フラッシュマン・ターボレンジャー・ファイブマンかな。
うおぉぉぁぁぁあああまだ多すぎィ!!!!
逆に考えるとそれだけ未視聴というのは今後の楽しみでもあるな!

<続く>

・第一話目を見て
「ヤバイ、これは久々に腕が鳴る」と思ってしまう悲しい自分。
どう考えてもツッコミ待ちにしか思えない…どうしたこのクオリティは!!!
悪い意味でのツッコミどころが満載で、1~2話のヤバさは歴代でもなかなかの代物でした。
全体通してみるといいところもいっぱいあるんだけどね…でも全体的に作りが惜しいを通り越して雑な気がしました。
というか、ノウハウをまるで理解していない?みたいな、作り手側の不得手さを感じる作りでしたね。
設定や舞台は悪くないのに、描き方で完全に失敗した感じ。
これまでの作品で描かれた舞台やキャラの説得力の作り方や、視聴者にわかりやすく伝える方法など、過去作品の内容の精査をあまりしていなかったのではと思います。


・問題点の洗い出し
(1)見習い設定が全体的に活きていない
見習い設定については、描写の失敗としか言えない。
そもそも成長譚に重きが置かれていない。すでに護星天使としてメンタルがそこそこ成熟しているので、大幅な成長が見られない
もはや1話の時点で見習い感がないのに、忘れたころに「見習い」というフレーズが出てくる違和感。あと、正規の護星天使が出てこないので、何が見習いと正規の天使の違いかが全く分からない。
戦いに対するスタンスの違いがほぼないため、没個性化の傾向が強かった。
(戦いに対して向き合う回はなかなかいい回もあったが…)
一方で本人の立ち位置がはっきりしていたゴセイナイト。設定の説得力があったため、強さとキャラに必然性が感じられ、5人よりもキャラ立ちしていた。
見習いなら見習いなりの立ち位置をもっとしっかり描くべきだったのでは?
また、なぜ二人組なのか?という理由も明示されていない。
ハイドの相棒の死をピックアップするなら、もっとそのあたりを明確にするべきだった。

(2)護星界の意味不明さ
護星界が映像で表現されないため、全く想像ができない。
正規の護星天使がどんなものかがわからないように、護星界もどんな世界かほぼ不明のため、仮にアラタたちが「戻りたい」と思ったところで視聴者が感情移入できない。
天の塔が重要なキーポイントになっていたが、早々に崩れ落ちてしまうため、重要性や役割がイマイチピンとこない。
マスターヘッド登場が唐突過ぎて視聴者にはMHの偉大さ、指導者としての権威が伝わらない。
もっときちんと1~2話をかけて、彼らが見習いとして地上へ赴くところから護星界を描くべきだったと思う。

(3)データスの存在
なぜ護星界と何ら関係のない天地家にあるのか?という疑問点をクリアできていない。
役割はわかるが、データカードダスという個性が活かされていなかった。
ダイスオーとの連動のためだけではなく、護星界とつながり護星カードを吐き出すなど、もっと物語そのものと絡む活躍が必要だったと思う(頑張ってはいたが)

(4)天地家との絡み
天使の存在は人に知られてはならない、という設定はいい。
ただ、アラタがそれを望にだけは適用しなかったという動機が謎すぎる(のちの事件で絡んだ人間の記憶は改竄している様子から)
接触があまりに少ない時点での信頼?が個人的には納得できず、しっくりこなかった。
信頼して記憶を消さないのが戦った後ならまだわかるが、その前だから余計に奇妙。
いっそ、天地家の登場しない母が護星天使でもよかったのではないか?
護星天使の血を引く望には忘却の術が効かず、その流れでアラタたちを居候させるという流れの方が、後半の伏線にもなって面白かったのでは?(データス存在の理由にもなるし)

(5)ヘッダーの魅力
ヘッダーに魅力がない。個性があるのか、自我があるのか、神の使いなのか、単なる道具なのか、なんとなく立ち位置がぼんやりしたままだった。
自我がある描写はあったが、かといって呼び出すまで身近には存在しないものなので、折神のようなペット的な可愛さも感じられない。
スーツモチーフにもなっているのだから、もう少し関係が深くても良かったのでは?

(6)3イックの謎
スカイック・ランディック・シーイックと種族に分かれているのはわかる。
しかし、それらが護星界でどのような関係性なのか?というのは描かれなかった。
そのため、属性があることはわかっても、それらの種族がどのような関係性で、協力的か敵対的かすらも不明だった。
(正確には過去篇で「互いに協力関係にない」と明示された程度)
そして、ゴセイジャーの5人は第一話時点で協力関係にあるため、「元々は協力関係になかった種族別の戦士」というのがあまり活きなかった。
護星界で明確に差別化された種族なら、ただの属性として扱うだけではなく、もっとその部分は活かしても良かったのではないか。

(7)前任不在の不自然さ
「護星天使」が脈々と受け継がれている職務であるなら、前任者がいてしかるべきだが、それが全く存在していないという違和感。
また、広い地球の中で、日本の特定エリアにだけ見習いがいるという設定に説得力がない。
おそらく、見習い5人だけで地球を守らねばという責務を負わせるためだろうが、他国にも護星天使がいるとか、OBOGが地球で暮らしているとか、彼らの師匠がいるとか、そういう設定がある方が説得力が増す。
天使の描き方としては、むしろデカレンジャーのように、同じ職務にあるが別部署などの存在があってしかるべきではないか。
あまりにも5人に限定した描写で縦と横のつながりがないため、「護星界」や「護星天使」の実情がより分かりにくくなっていたと思う。

(8)天使と地上界の人間の関係の希薄さ
天使は地球を守る、それはいい。だが最終的に「人を守る=地球を守る」という主張をするなら、天地家以外の人々とももっと交流しておくべきだったのではないか。
時々あった他者交流の話をもっと膨らませて、人とのつながりがゴセイジャーの力になりえるという方法もあったのではないだろうか。
むしろ、「記憶を消す」という掟を逆手にとって交流した方が面白かったように思う。

(9)規模の大きい被害とアフターフォロー
敵から受ける被害の規模が大きい割に、その影響を描かないせいで釈然としない。これはゴセイでずっとしっくりこない部分だった。
最終戦の規模を見るに、記憶を消せばオッケーってもんでもないように思うのだが…あのあとの復興?についての疑問は残った。


上記の問題点をほぼ改善していたのがジュウオウジャーだったと思います。
ゴセイはともかく閉鎖的すぎる。しかもかといって設定も詰めてないからガバガバ。
素人目に見ても、視聴しながら「アカンでしょ…」って思うぐらいに色々ごまかせてなかったように思いました。
こだわるところはそこじゃねえよと何度思ったことか。
せめて勢いでもあれば、多少なり粗も目立たなかったろうに…ブレドランさんの勢いは良かったけどw


・良かったところ
(1)ゴセイナイト
ゴセイナイトの存在感は良かった。
特に、追加戦士としての活躍後もゴセイジャーとは一線を引いた強さを見せていたところが素晴らしい。
ゴセイジャーがやられて倒れる時も、一人膝をつくだけだとか。そういった「強さの差別化」が最後まで貫かれていたのが良かった。
地球を守るだけの戦士から、人々を守る戦士としての成長が見られたのも、好評の一要因か。
ヒーローでありヒロインであり影の主役。色んな役目を背負わされていたが、どれもそつなくこなせていたのは、「人間じゃない」という特性ゆえかも。

(2)アラタのキャラ
戦隊レッドとしての新しいリーダー像を作ったように思う。
比較的コンセプトが近いとしたらアバレの凌駕かな?とも思うが、それともまた違うマイルドさがある。
物腰は柔らかで人当たりもよく、芯は強いがレッドらしい熱血さがなく、仲間のメンタルを穏やかにするムードメーカー。
普段なら別の色の戦士に振り分けられる役割をこなすレッドというのはなかなか新鮮だった。
戦闘パートではしっかり活躍していたので、レッドとしての役割も果たしていた。
その分反発する個性は周りに振り分けられていたので、キャラクターの役割も特にカブリがなくよかったのではないか。

(3)敵陣営
バリエーション豊かな敵陣営はなかなか個性があって面白かった。
完全に敵が入れ替わるのも珍しいが、ブレドランという軸を置くことでゴセイジャーとの絡み、伏線共にボリュームが出ていた。
流石にクールごとの交代劇だと感情移入が難しいが、ゴセイジャーよりも敵陣営の方がドラマチックな展開が多かったので、そちらに興味をひかれた。
ブレドランの変幻自在のポジショニングは、飛田さんの力も十二分に感じられた。
死してなお甦り、VSやら記念作やらでも出張ってくる(そして死亡回数を稼ぐ)スタンスには恐れ入る。
どの幹部の設定も最終回まで持っていけそうな要素だったので、惜しいといえば惜しい気も。

(4)帰ってきたゴセイ
「帰ってきた~」はある種セオリー通りといえばセオリー通りだが面白かった。
本編より良かったと思う。設定的に無茶な部分や大げさな部分はあるが、作中での一般人との関係の希薄さ、人間との本質的な交流などの改善が見られた。
人間の嫌な部分を観てもなおその本質に善があることを信じる、というような、天使らしい視点で物事を見ていた部分が脚本にあったからかもしれない。
本編を書いていないにもかかわらず、「帰ってきた~」のライターが、一番本質的な部分を伝えたのではないだろうか。


厳しいことを書きましたが、かといって嫌うほどではなかったです。
いいところもありましたし、いい話もありました。
ただ、場数踏んでないライターと初メインのPの組み合わせはもうやめた方がいいと思います。 どっちかがカバーしないと、やはり一年は戦えん。
(とはいっても横手さんは3作目だったはずで…察しろ)

王道を壊すのも、色々と難しさもあるものだなと感じた作品でした。
王道に挑戦している最中のキュウレンジャーには頑張ってほしいものです。




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