またグロテスクになってる(褒め言葉)

ニチアサ規制からの解放と、ある種の原点回帰という意味でこうなってるんだろうけど、この方向性はヒーローものの一つの分岐パターンとして今後も残してほしいな。
玩具販促メインじゃなく、映像コンテンツ自体の販売力強化という意味でも。

特にバレに気を使っていないので、未視聴の方はご注意ください。

<続く>

・千翼と悠
今回もまぁ靖子らしさ全開の、ちょっと地に足ついてない系主人公ではあるけど、前作主人公の悠と今作主人公の千翼の対比は結構面白いなと思ってみてました。
まだ2話なので確実には言えませんが、二人は非常に対比的な存在なんですね。

人間の中で育ち、最終的にアマゾンと生きることを選んだ悠に対し、千翼はアマゾンの集落で生まれた?育てられた?過去がありながら、自身を人間だと思っている。
人と暮らしながら「人間」としてのアイデンティティに疑問を感じ、結果的に人間と対立を選んだ悠は、人肉食に対して嫌悪は無いにせよ、(おそらく)人は食べず、ないし人を食べなくても良い状態にある。
そういう意味で、悠はアマゾン寄りの思考なだけで、生理的には人間に近い存在と言えるだろう。
一方、アマゾンの中で生まれた?育てられた?過去を持ちながら、自身は「人間」と考えアマゾンを嫌悪している千翼は、人肉食への嫌悪をもっているものの、人を食べたいという潜在的欲求に苦しめられている。
生理的にアマゾンに近い存在ながら、自身のアイデンティティを「人間」に求め、本能的欲求と理性のジレンマに苦しめられている存在、それが千翼ではないか。
この二人は本来居るべき場所と対立する側にいるがゆえに、自身と場のギャップを埋められず苦しんでいた。
そしてそれを埋めるために、二人とも他者に居場所を求めた。
それが悠にとっては実験体のアマゾンたちであり、千翼にとっては自身の食欲を喚起させないイユである。

似て非なる二人の対比は、どちらもどこにも逃げ場がない、どうあがいても答えが出ないというところも似ていると思います。
前作では一時しのぎの対処で、問題を先送りにしていただけの気がしたので不満もありましたが、この5年で悠が一体どういった答えを出したのか、とても気になります。
私自身悠のダブスタっぷりを批判していたのですが、彼がこの5年で一つの答えを選んでいたとしたら、どのような答えでも評価できるような気がしますね。

・今作のテーマ
前作で「驚異的な力を持ちながら駆逐されるアマゾンの存在の是非」として狩られる側の視点を描いていました。
今作では絶対数が増え狩る側になったアマゾンと人との戦いのなかで、驚異の中において浮き彫りにされる「人間性」は、肉体的または精神的根拠の一体どちらに依拠するのか?というようなことを描きたいのではないか?と思っています。
前作では悠がアマゾンの精神面に人間性を見出したためにああなったわけですね。
今回はそもそも人間がアマゾン化するにあたり人間性を捨て去るわけで、こうなってくると実験体アマゾンの方が人間ではないのに人間性を保っているとなる(一部でしょうが)
じゃあそもそもアマゾンと人間の差って何?と問われたとき、やっぱりメンタルをどう保つかというのがキモなのかとも思ったり。
今回の溶源性細胞による一番の問題点は、アマゾン化による肉体的変調というより、精神面の破壊にあるのではないかと思います。


・ボーイミーツガールもの
映像こそグロテスクな部分が多くても、内容は凄く爽やか系のジュブナイルボーイミーツガールものなんだよなぁ…
自分の居場所がない少年と少女、二人が出会って互いに居場所を求めていくという構図自体は青春ものだよね。
その居場所を求めるバックボーンがアレなわけだけど…
前作は何も知らない子供が急に世界に放り出されて現実を直視し、振り回される中で自己を獲得していく成長ものだったけど、今作は獲得した自己をより強固にするために何かを得ようとする話なのかな。
成長譚の中では障害や支援となる父や母の話も、おそらくは出てくるんだろうが…
色んな人の予想通り、千翼はやはり仁さんと七羽さんの息子なのかねぇ。
仁さんは凄いことになってそうだが…親父殺しもありうる?

・今回の範囲
ウォーターサーバーの名前がAmazonぽくて草。徹底してんなw
今回もアマゾンの被害は特定地域だけなんですかね。
水サーバー会社が小さいって言われてたし、郵送はしてなさそうだし。
この一件は実験体(?)によるテロであり、明確に「食料」としてではなく人を襲ってるわけで、一歩進んでしまった感がありますね。
こうなったらもう…戦争だろうがっ…!

・イユについて
最初に見た感想が「(予想以上に)ふとましい…!!」だった件。死人なのにすげぇ健康的じゃねぇか!!
健康的な肉体を非難してるわけでは一切ないのですが、設定的にガリってるイメージだったからギャップが凄かったw
もっと線の細いか細い感じなのかと…実際は結構武闘派でしたね。
カラスアマゾンの動きと耐久力にはなんか説得力ある。
イユは前作の前原君から自発性と自我を取り除いた感じなんですかね。
2話目の過去話が最高に気の毒だったので、何らかの形で救われて欲しいものですが…

・チームXのボス
一瞬ジュウオウイーグルの大和先生かと思った。似てね?
声も演技もちょっと似てる…多分次回すり替わってても気づける自信がない。
伝えたい、誰かにこの想いを…!!
誰にも同意してもらえなくても主張したいわ。


やっぱり特に正解もなく考察ぶるのは楽しいですね。
個人的にライブ感のある感想があまりうまく書けないので、まとめて観終わった後に総括する方が性に合ってる気がします。

後半ホントにしょうもないネタでしたが、またある程度観終わったらマトモに感想を書きたいと思います。





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