前作の二の舞感あるよな(個人的感想)

脚本家違って設定違ってこうも合わないって、もう大森Pの作品自体受け付けられないんじゃないかなと思う今日この頃。

リクエストがあったので書きますが、とりあえず散々な感じです。
ご注意ください。

<続く>


・今のところ良かった点
OP。曲がカッコいい。
武田航平を再びニチアサで見れたこと。これに尽きる。おとーやんカッコいい!!
初登場~初回の代表戦ぐらいまでは魅力も多くていい感じだった。
まだまだ若いぜおとーやん…結婚してくれ!!!(でも音也で頼む)
あと1クールまではそれなりに面白かったのかな?って感じでした。
面白いか面白くないかで言うと、正直さほど面白いとは思ってなかったけど、今よりマシだったなと今更。
行動目標が明確だっただけマシだったと思う。

・戦争()
雑…戦争を描くにしてももっと地を固めてやんないと…代表戦www
正直Gガンダムのほうがまっとうに戦争だよねえ。
なんちゃって戦争で代表選するなら、もうそもそも論として壁とかじゃなく、ジャンPみたいな3組織で対立してた方がおもしろかったんじゃないかなぁ。楽だし。
基本市民不参加で信念のない争いだから、見てるこっちが情けなくなってくる。
そもそも「パンドラボックスを手に入れたら世界が手に入る」っていう短絡的思考というか、制御不可かもしれない力という想定はどうなってるんだろうとか、気になってくると粗しか見えなくなってくる。
でもあの謎光に中てられるとキレやすく短絡的思考化するっぽいので、自然っちゃ自然な流れなのかな。

・なぜか頭が悪く感じる展開
伝わるかどうかわからないけど、たぶん「当初想定されていない要素を重ねすぎて、結果行き詰まり、状況を打破するためにさらに要素を重ね続けてしまう」事が、フラットに見てアホっぽく見えてしまうのかもしれない。
要は目の前の展開だけしか考えてないから、その後のビジョンがなくて後から考えるとおかしいとか、伏線が伏線になってないとか、有機物無機物の判断基準とか。
視聴者側から見て最悪かそれに準ずる選択肢を選びまくってる状況っていうのに、賢さを感じないんだよな。
断じて私が賢いっていう意味ではなく、「ああ~こういう結末を想定してこうやってきたんだ~」っていう、振り返ってみての納得感みたいな、そういうものがない。
選択肢を選んだ結果がきちんと分岐するストーリーじゃなく、どの選択肢を選んでも同じストーリーになるみたいな、そもそも選択肢が存在してることをキャラが把握できてないみたいな、そういう感じ。
ぼんやりしか伝えられなくて申し訳ないが、2クール目以降はそれが顕著だと感じる。
キャラの設定が「天才」なのに、あまり行動から天才感を感じられないせいもあるかもしれない。
モノづくり分野じゃなくて、行動自体?あんま賢く感じないせいかな。大体出し抜かれてるし。ハメる作戦も甘々だし。
裏をかくよりかかれてる感が強くてどうもしっくりこない。

・基本的な指摘が前回・前々回と同じ
脚本変わっても同じって、もはやここまでくるとマジで凄い。感心する。
逆に言うと、脚本の力の上限を見せつける構成ともいえるのかもしれない。
脚本とプロデューサーの相乗効果はマイナスでも凄く効果があるんだね。
マスタークが便利キャラ過ぎてね…アイテムもほぼマスターク経由で貰ってくるし。
エグゼイドもそうだったんだけど、なんで敵からもらったアイテムをホイホイ使うのかがいまひとつわかんない。
立ち位置が「敵でも味方でもないよ」と曖昧であるか、仮に敵だとわかったとしても「このアイテムを使わないとほぼ死ぬよ」という、使用者にとって背に腹は代えられない状況にあるかでないと、あんまり説得力がない気がする。
多分大森Pの作品って「背に腹は代えられない」ってひっ迫感が主役に足りてないんじゃないかなぁ?
警察は業務の延長上、医者も業務の延長上、物理学者も動機が弱い気がすんだよな。逆に記憶喪失で自分探しをしてるけど、戦いの中で突発的に物理学を利用する記憶がよみがえる→戦いの中で自分探しをしていくとかでもよかったのに。
全体的に言えるけど、職業要素を客寄せに使うだけでないがしろにするのはやめてほしい。
職業に向き合ってる感じがない職業キャラは大人にも子供にも悪影響じゃないかと思うんだよな…
話の中心に主役がいる必然性が薄いというか、「なぜ彼でなければならないのか」ってところが甘いんだと思う(いや一応描いてはいるのはわかるけど)
だから全体的に説得力が薄いんではなかろうか。
あと何でもできる万能キャラを配置して、なんか事があったらそいつに任せて終わりみたいな、話のキモを雑に処理する癖があると思う。
もっと見たい、もっと描いてほしいという部分を万能キャラに丸投げしがち(シュラウドのポジションの乱用というか)
正直作中人物がマスタークを信頼してる理由がわからん。約束は破るためにある系キャラなのに、なぜ誰も約束が守られなかった場合の保険を掛けないのだろう?不思議。
あと、今回は自分でアイテムを生成できるっていう能力がありながら、敵からもらったヤベーアイテムをそのまま使って敵死亡→自失→立ち直るも対策用のアイテムは作らず(作っても危険なやつ)っていうざっくり感。
(余談だがここの戦兎の覚悟の無さにもがっかりした。行き当たりばったり過ぎるだろと)
美空を襲って初めて制御できるかも!みたいな話でしたが、いや…もっと早く何かしら制御するための方法に着手した方が良かったろ?って思ってました。
そういうのを後回しにするにせよ、こういうところの理由付けをきちんと描けてないあたりが批判の対象になってると思います。
それと人間関係が何というのか…「やっちゃダメなライン」をよく超えてきてて不快になるときがある。
万丈のスパイ発言とか、美空に対しての茶化し方とか、個人的に受け入れづらい部分が散見されて乗り切れません。
もっと暖かく見ればいいのかもしれないが…馴れ合いというには品が無さすぎる時があるかなって。
あと一番の問題点は「顔を変えられる」という便利機能のせいで、「必ずAがAである」って確信がなくなり、何でもできるようになってるところ。
「実はAはBだった」「Aは死んだと思っていたがCとして生きている」とか、もはや考証不可能な後出しが可能になっている時点で見る気がそがれています。
そしてそれを実際やってドヤりそうなところがね…いやそういう不誠実な展開は求めてないので…っていうw

ちゃんとがっかりポイントを羅列すべきだろうけど、そんな気力すらもうない…
今の気になるポイントは、戦兎はホントは葛城じゃありませんでしたネタをするかしないかですかね。
あまりに同一人物に見えなくてありそうな気がしてるんだけど(逆に同一人物ならそれはそれで驚くw)
昔から感じていた、視聴者に誠実でない姿勢っていうのは今作でも絶好調みたいなので、ここまで来たら貫いてほしい。がんばれ!

・王道パターン
これ「悪いのは火星の住人!マスターは悪くない!」みたいな論調で締めたりしない?
大森Pの作品って、罪を犯した人間を弱者に仕立て上げて許す展開が多いし、唐突に仕立てられた悪が全部おっかぶって消えてめでたしめでたし論が多いから不安っちゃ不安。
黒に限りなく近いグレー(というか真っ黒)を、小手先の感動話なんかで白っぽく見せがちだと思うのよ。
29話で青羽に遷都の背中を押させたのも、「戦兎は青羽本人に許された!無罪!」がやりたかったからだと思うんだけど、私が知ってるライダーは戦う罪を背負って生きる存在だったから、違和感は残るよね。
ライダーがもともと表現してた価値観って「殺す=悪い」じゃなくて、罪に手を染めていることを理解しながらも、弱者のためにあえてそうする覚悟みたいなもんだと思っているので。
悪人倒したよよかったねじゃ終わらない物語なんじゃないのかなぁ。

・諦観
本当に昨年も同じこと言ってましたが、本当に惰性で何とか視聴を継続しているに過ぎません。
時間変わってリアタイ視聴じゃなくなったから余計キツイ…わざわざ録画見ないといけないつらさ。
リアタイならまだルパパトのために頑張れるのに…!って割と本気で思ってる。
ここ最近、面白さを全部戦隊に吸い取られてねぇか、ニチアサは。


批判的姿勢をとるならやるべき考証と指摘がほぼなくて申し訳ない。
それを文字に起こすだけの気力が、すでに尽き果てているのです。

実はこの文章は一応まとめようと思って20話ぐらいでざっくり書いてたものに書き加えてます。
公表しなかったのは、出したところで文句しかないので生産性が無いからです。
昔は(それこそ鎧武とか)ライダー作品に対しての情熱があったから批判にもやる気が出たものですが、今となってはその情熱すらほぼ消えてます。
だから気持ち的には諦めとかがっかり感しかなくて、ここで批評しようが文句を言おうが、ただ時間の浪費にしかならないので無駄かなと。
ただシリーズを通していけば面白いものにも出会えるかも?という一抹の期待は捨てきれないので、とりあえず見てます。
ただ、もう総括できるかどうかわからない程度にしか見ていないので、終わったころに頑張って振り返りできれればいいぐらいですかね?

こういう投げやりな感想は良くないですが、私の中ではもはやこれぐらいだということをご理解ください。




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