兄弟先生→第一話で失職、は衝撃的だったw

中盤までは様々なテコ入れを感じ、苦心惨憺といったところでしたが、後半は結構勢いがあってよかったです。
前回のターボに続き、まさに過渡期ともいえる苦労がしのばれる作品でしたが、様々な取り組みはのちのち引き継がれていった感じがしますね。

<続く>

・教師で兄弟
戸籍とかどうなってるんだろ?とか、住所や通勤ってどうしてるんだろ?というささやかな疑問がw(野暮ですが)
毎回あのマグマベースから出勤してたのか…?
当時の「戦隊」の構造上、教師で兄弟、という盛りに盛ってきた設定を微妙に活かしきれてなかった感はありましたね。
前回のターボもですが、設定と話づくりに微妙なズレがある時期なのかなと思います。
自ら提示した「教師」「高校生」などの縛りと、今までの「組織に所属しているが基本的に戦士としての活動しかしない」という描写とのかみ合わせの悪さの落としどころには、戦隊の形自体が変わりつつある時代ゆえの苦しみというか、試行錯誤が感じられました。
どうしても「教師」の要素を際立たせようとすると活動に制限がかかる→第一話で失職させることで「教師でありながら自由に活動可能にする」という工夫はいいと思うのですが、結果的にいつも通りの戦隊の流れになってしまい、「教師」という職業を活かしきれたとまでは言えなかったかもしれません。
兄弟ネタに関しては比較的活かせた話づくりが多かったと思うのですが、フラッシュマンの5人(父母と別れて境遇が同じ5人)とちょっとかぶってしまっていた気がしました。
とはいえ、流石教師設定だけあって子供たちとの絡みも割と自然な流れでしたし、最初は兄弟っぽくなかった5人が、最終回ではもはや兄弟にしか見えないという現象が起こっていたので、やはり小さな積み重ねが作品を形作っていたのだなと思います。
4人目5人目を二卵性双生児にするというアイデアは、年齢的な面もストーリー作りの面も制約を取っ払える、いいアイデアだったのではないかと。
話的には教師ネタ、兄弟ネタを前面に押し出した回が面白かったので、要素的には正解だったんだろうなと思います。
特に兄弟ネタはのちの55V、マジレンでも見られた話のひな型が散見されましたね。
同じようなテイストの話でも、まったくの赤の他人か兄弟かによって味付けが変わるので、新しい切り口を感じました。
入れ替わりネタの鉄板っぷりは双子設定も相まって良かったです。
レミは中の人の特技でもあるカンフーが印象深かったですね。音楽教師でカンフーってカオスすぎる設定w
あと数美は母親ネタとか超巨大小学生に勉強を教える回とか死んだ学のために身を切って時間を戻すとか、なかなかの長女っぷりでした。
健はOPでは水泳なのにあまり水泳ネタの印象が残らず、ドッヂボールと人間大砲が印象深かったです。あれパンチあるわあ。
個人的には文矢の「国語の教師なので宇宙人語が何でも翻訳可能」というチートっぷりが好きでしたが、初期以外ほぼ使われなくて残念でしたw
逆に銀河闘士たちが日本語を勉強した可能性が…?

・学兄さん強すぎ問題
よく特撮スレとかで言われてる「学兄さん強すぎ」についてはやっと理解できました。確かに単独撃破多いうえにマジで強いwww
基本学兄さんいないとヤバくない?みたいな展開だったので、余計に万能感が増したのかな。
とはいえ、このころの戦隊って単独撃破多くない?って思うんですよね。ターボもライブも赤のボス単独撃破だしね(ラゴーン様は中ボス扱い?)
レッド以外も結構単独撃破してたりするし、正直平成戦隊のほうが集団でとどめさしてる感ある。
一番の問題は「とどめの刺し方が毎回変わりすぎる」じゃないかと思うのですが、その辺りはやはりテコ入れ等々の問題だったのでしょうか。
ファイブマンは必殺技がクール毎に違ったために、どれも印象が薄くなってしまったような。
まぁそのおかげで逆に単独撃破が印象深いのかもしれませんね。

・初代艦長シュバリエ
植村さんノリノリィ!!!
「HERO」歌いまくってて草生える。今じゃ絶対できないw
真っ白の甲冑の伊達男で自信家、実力もあると来たら人気が出ないわけありませんね。
実際カッコよかったです。非道でもあり、ロマンチストでもあり、謀略家でもありというおいしいとこどり。
もともと植村さんはフラッシュマンの時にいい声してるなぁと思っていたのですが、悪役でもいかんなく美声を響かせてて良かったです。
シュバリエが参加するまでって、ゾーン自体がちょっと暗めでとっつきづらい感じがしていたのですが、シュバリエ参戦以降は明るく?なって、内ゲバもありつつ組織としてまとまってた感が出たのが人気につながったんじゃないかと思います。
内情が見えたというか、キャラに愛着がわくというか。
ある意味シュバリエは第三者的立場で、ファイブマン・ゾーン共に場をうまく場を乱す役割だったので、ここから面白くなったというのも一理あるのかなと。
ただ、そのおかげで株を奪われたガロア艦長の立ち位置が可哀想でした。
なんだろうこのスピルバンで言うところのデスゼロウ将軍的な落ちぶれっぷり…ファイブくん人形あたりから扱いがひどかった…
一応、学の因縁の相手だったにもかかわらず、ラストは角を削がれ、バルガイヤーと一緒に爆死というのは気の毒でしたね。
あとビリオンが部分的にシュバリエと被ってたのもあり、後半なかなか自己主張が難しそうでした。結構面白そうなキャラだったのに、微妙に活用されてなかった気がする。井上敏樹回は自己主張が凄かったですが。
先ほどの「学兄さん強すぎ問題」にもかかわることだと思いますが、敵幹部因縁が学に集中し過ぎていたのも、個性が発揮しづらくなった原因だったのかもしれませんね。
ドルドラとザザはもうちょい女性陣と因縁があってもよかったのかも。
ザザのさりげないツッコミは、結構味があって好きだったのですがw
あと、ずっと気になっていた「銀河戦隊ギンガマン」が見られて良かったです。
名前がダダ被りなのはやっぱちょっと笑ってしまう…w
「星獣戦隊」が発表された当時、ファイブマンも見ていた特オタは、きっと度肝を抜かれたんでしょうねえ。

・予告の迷走感
ドンゴロス→ファイブ君人形→役者というカオスな変遷っぷり。
そもそも最初の時点でなぜドンゴロス…?と思っていたのですが、やはり過去作品との違いを求めた結果だったんですかね?
子供たちへの訴求としてはいまいちな手だったんじゃないかと今では思うのですが、斬新と言えば斬新でした。
なんでお前なんだよ!とは思いましたがw

・バルガイヤーの恋
ラスボスが戦艦というダイナミックさ。
最終的にシドンの花がバルガイヤーを倒すポイントになったわけですが、シドンの花が体組成を破壊するとかの毒物扱いではなく、まさかのメンタルブレイクアイテムだとは…
メドーに恋をし、袖にされた上に相手を事故死させてしまい、そのトラウマ?でシドンの花を見ると心が乱れるという不安定さは、およそ人間よりも人間らしいと言えるのかもしれません。
メドーの魂に見放され、精神に不調をきたして敗北するというのは、実にそれまでの横暴ぶりからは似ても似つかない醜態ぶりで、なんだかちょっと気の毒になりました。
かといって情状酌量の余地はなく、哀れな喪男の末路といわれてしまえばそれまでだったのかもしれません。

・怒涛の展開
メドーの姿が変化してから、バルガイヤーの存在がにおわされてからの怒涛の展開はかなり面白かったです。
個人的には学校が再建されたのに、そこにたどり着けないファイブマンたち、しかし子供たちがひそかに育てていたシドンの花が勝負のターニングポイントになるというのが実に味わい深い展開でよかったです。
グンサーもスターファイブを強奪した分の贖罪はしましたし。
ある意味いつもの戦隊テイストな最終戦でしたが、重要アイテムに子供たちが、また死んだと思われた父母がかかわっているのが、モチーフである教師と兄弟をフォローしていて良かったと思います。


ということでやっとこさファイブマンを見終わりました。
これで現状のアマプラ公開分戦隊は見終わったのか…な?
次からはTTFCにて色々とみていきたいと思います。
とりあえず、白倉×井上トークショーをみなくては!!





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