ともかくサー・カウラーがカッコいい。
割とガチ目に感想の第一声がそれw

とはいえストーリーもテーマ性が重く、後半の悲壮感は胸が締め付けられる思いでした。
やっぱモチーフを固定しない方が、曽田さんの作品はいいなぁと。
正直、どっからどこまで最初から決まってて、どこから後出しかわからないところが曽田脚本の魅力だな。

<続く>


・総評
面白かったです。最初はあまりにトンデモ設定過ぎないか…?って思ったのですが、宇宙で暮らした地球人ならではの視点で物語が描かれていたところが面白かったですし、ヒーロー側のドラマが強化されたおかげでキャラクターへの感情移入がしやすかったです。
中国残留孤児がモチーフとして取り入れられていたそうですが、反フラッシュ現象は日本側の拒絶の暗喩だったんでしょうか。
中国残留孤児自体はかなりセンシティブな問題なので一概に拒絶が悪とは言えませんが、フラッシュマンたちが地球を守るために戦いながらも、その地球に拒絶されるという構図は、大人はもちろん子供にも訴えかけるものがあったんじゃないかと思います。
故郷のために身を削って戦い、父と母を想いながらも故郷から離れざるを得なかった戦士たち。
メスは壊滅したものの、非常にビターな終わり方で切なかったです。
ゴーカイジャーの際に植村さんがコメントされていたように、将来的にはフラッシュ星の科学で、ジンたち5人が地球に戻ってこれたと願いたいですね。

・フラッシュマンの面々
ジンがカクレンのサスケに似てない?ってずっと思ってました(顔のつくりの方向性的な意味で)
垂水さんと小川さんが似ているかは人それぞれ感じ方が違うと思いますが、私は似てるなと思います。
OPでルーだけ途中差し替え映像があったんですが、サラがキャピッ☆彡みたいな絵面に対して、ルーのキリッとした映像に色々思うところがあったんじゃないかと…陰影で余計にキツく見えたし。
あと、個人的にラストバトルはフラッシュ星の服で挑んでほしかったです。
反フラッシュ現象で寝てるときにはフラッシュ星の服なのに…途中から地球スタイルに変わっちゃったんですけど、個人的にはこれがファンタジー戦隊の走り(特徴的な衣装を着用)だと思うので、貫いてほしかったですねぇ。

・音楽と役者流用
マスクマンの方を先に見てるからめっちゃ驚いた。
あの特徴的な音楽が流用されて何度も流れると驚くw
OPとEDがタケカワユキヒデなのも結構びっくりなんだよなぁ。劇伴は田中公平でしたが、出渕さん絡みの作品で結構参加されてるんですね。
マスクマンの流用も田中さんが劇伴担当だったからできたことという。
あと、この当時ならではですが、音楽だけでなく次作でもあるマスクマンの俳優陣がゲストキャラとして登場していたのも印象的でした。
この当時はテスト的にゲストで呼んで、次で主役に抜擢というのがあったんですよね。
この水戸黄門スタイル、一体いつまであったのかわかりませんが、理にかなったシステムなのでは…?

・男だと思った?
残念!女でしたー!!(記憶違い)
これはさすがに無理あるやろ!ってツッコみました。
まぁそりゃね、事務所からの突き上げとかあったんだろうけど、その方向転換は無理がありすぎる。
途中の不自然な「女だったかも」の方針転換はいただけませんでした。
それまでに息子ネタでジン・ダイ・ブンの3人が各自想いを馳せる話があっただけに違和感が凄かったです。
最悪あの衝撃で記憶が混乱して、わずかな記憶と「男の子が欲しい」っていう時村博士の願望が混濁してああなったといわれてギリギリ許せるレベル。
でもそんな急な変更でも、それなりのストーリーになるよう対応していた脚本は凄い。
サラが娘だという流れになってからの展開自体は、割と真っ当だったのも余計に惜しい気がしました。
当初はやはりジンが息子というオチだったのでしょうか?
最初の設定でも見てみたかったなぁ。サラに舵を切ってからは、他のメンバー(特にルー)が割り食ってましたしね。
でも、仮にジンだったとしたら、ある意味いつものレッド無双(敵戦艦乗込→単独撃破)パターン化してしまう可能性もあったので、アレはアレでよかったのかも…遺伝子シンセサイザーも、その前の話と絡めてサラが弾く展開も無理過ぎではなかったしな。
でも急な変更だな~っていう感覚はぬぐえなかったです。

・出渕デザイン
色々言われがちな出渕さんのデザインですが、私は特撮での出渕デザインはかなり好きな方なんですよね。
フラッシュマンの衣装とかネフェルとか、アニメくさいといえばそれまでですが、アニメと実写のギリギリ成立しそうなラインを攻めてて上手いなと。
あと敵キャラがただ怖いだけじゃなく、解りやすくカッコいいorカワイイところがいい。
現場の手直しやリテイクはもちろんあるのですが、方向性として出渕デザインは心惹かれるデザインですね。
でも正直、猫耳デザインの女幹部が好きすぎるのはどうかと思うw
あとはアギトのデザインはどういう感じでかかわっていたのか気になる…今までのライダーで一番好きだわ。アギトのアンノウンが。

・サー・カウラーという男
中田譲治の顔出し悪役にハズレなし!!!
声カッコいい、見た目カッコいい、メンタルカッコいいで隙がない。
強いけども仲間には優しく、非道だけども情に厚い、慇懃無礼な野心家。相反する性質がまた彼の魅力を引き立てていました。
まさに2次元が3次元化した完璧な悪役でしたね~。超カッコよかった!!!!
前回の感想読んだら全く同じこと言ってて笑ったwしかもこれよりもっと酷いw
最後あたりのケフレンとのやり取りも面白かったしね。やっぱ内ゲバって大事。というか第3勢力が大事。
気になったのはボー・ガルダンとの友情パワーですが、あれはヒーローがやるべきものではないでしょうかw
死に際はサラとの約束を守り、散った同志の恨みを果たすために命を捨てて特攻というダイナミックさ。
最期に約束を守ってるところが男らしい…好き…
でもほんと、視聴への熱意は気に入ったキャラがいるかどうかに大きく左右されると思うので、フラッシュマンはカウラーのおかげでめっちゃ楽しく見れました。
そういう意味では顔出し幹部の大切さよ…パワレンのためってのはわかるけど、顔出し幹部がたくさんいたらいいのになぁ…やっぱ顔出し幹部はアツい!

・リー・ケフレン
なんか既視感あるなと思ったら、アバレンジャーのヴォッファかー!
シンセサイザーはモロだし、デザインも頭のターバンから角ってとこも似てるし、あれはケフレンのオマージュだったんですね…今更知りました。
有名な俳優さんなので顔は知っていたのですが、後半の自分の素性に疑問を持ち出したあたりから本領発揮してましたね。いい演技でした。
あの微妙に自信家で、微妙に神経質な機微の表現は、演技派ならではだと思います。
あとやっぱ舞台映えする衣装ですかね。マント(袖)をひらめかせるのがカッコ良かったです。
最後の最期に「お前たちを地球に残れるように改造してやる」という悪魔のささやきは、サラによって拒絶されましたが、あの一言はどんな攻撃よりもフラッシュマンにダメージを与えたと思うんですよね。
悪の手を借りることはできないからと、遺伝子シンセサイザーにとどめを刺したフラッシュマンでしたが、突如降ってきたチャンスを自ら棒に振らなければならなかった。
そのつらさは、多分メスを倒した後も鈍い痛みとして彼らの心に残ると思うんですよね…
最終的に敗北しながらも高笑いして爆発っていうのは、ある意味でケフレンの勝ち逃げだったといえるのかもしれません。

・遺伝子液(概念)
ラー・デウスの遺伝子液というパワーワードw
ラー・デウスは珍しくしつこいラスボスでしたね。死んでも死んでも復活するあたり、ラスボスの中でも健闘した方なのでは?
比較的配下の失敗に寛容だったのも、最終目標がケフレンの大天才博士化による自己改造なので納得でした。
とはいえ、元は一体何だったのかよくわからないという。
でもよくよく考えたら、戦隊ヒーローが描いていることは、敵の正体がもともと何だったかなんてことが大事なわけではなく、際限なく膨れ上がる悪意そのものが正義の敵であるということなのかもしれませんねえ。
とかく敵を明確にしたがってしまいますが、本当の敵は目に見えないものなのだということを、我々に伝えてくれる作品なのではないでしょうか…(哲学)


次は何見ようかな~と、見てないVSとか単発消化しつつ検討中。
55VのVシネ初めて見たー。みやむー変身してるー!ってか和田さんじゃん!的な。
あとタイムvs55Vでは相変わらずモンド凄すぎなのと、直人が「えっコイツこんなだったっけ」感がヤバいwでも話は好きだったので許す…!
ガオvsスーパー戦隊はめっちゃ長く感じたけど面白かった。これを一年やったらゴーカイジャーになるのか~。過去映像の流用がめっちゃ楽しかったです。
全く覚えてないシーンも結構ありましたがw

次回は上原昭三か、曽田博久か。どっちがいいかな?!





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