助け合うのが家族です!!!!

力を得た戸惑いと、力を得た責任を、家族のきずなを通して描写していて良かったです。
こういう作劇、ベタだけどだいしゅき…///
やっぱ特撮は家族ものもっとやるべきだって!!

<続く>


・ざっくりあらすじ
カツミとイサミの違いがこういうところでも表現されるのがいいね。
カツミは慎重だし、イサミは大雑把だけど、その明確な違いがマッチして活路を見出せるというのは、バディものの王道だもんなぁ。
R/Bの作劇の基本は、家族もの・バディものの基本中の基本を解りやすく描くことから始まっているのが好印象。
外連味を感じさせない、ベタでベッタベタなのが逆に新鮮で好き。
基本ドラマ部分に注目するタイプなので、2話目からこういう手堅い展開なのは嬉しいですね。

・実験
1話の唐突な変身を踏まえての「実験」でわちゃわちゃ感を出しつつ、後半の戦闘ではちょっと慣れが出てるっていう流れ、良かったですね。
多分この実験がないと、2話目の戦闘もわちゃってただろうし、細かい設定を説明する場所が無いからね。
ウルトラマンが宇宙を飛べるのはいいとして、大気圏突入の熱にも耐えられるとか半端なさ過ぎて笑ったw突破できるんだから当たり前だけどw
それにしても、あの実験は相当な衝撃だったと思うのですが、山間部の新興地域なのでさほど周囲に影響はないということなんですかね。
あと、前回の騒ぎは流石にテレビ沙汰になってて安心しましたw

・アイゼンテック
愛染誠のハートマーク作るハイタッチ?すこ。
あれは面白い。握手会とか絶対楽しいやろあのハートハイタッチ…!くっそやりてえ。ツーショでポーズのリクエストできるなら絶対やるわあのポーズ。
「君の力、お借りします!」とか先輩ウルトラめいたセリフを言ってたけど、やはり怪しさ爆発なだけあって、怪獣のクリスタルを集めてる本人なのかねえ?オーズで言うところの鴻上会長的な?ミスリードか?
でも言ってた対象が、倒れかけたアナウンサーを助けたADっていう、どちらかというと正義漢タイプなのが気になる。
テレビでも明確に「善と悪」とポジションを区切っていたので、あえて善意から悪を生み出す的な実験でもやってんのかな。
ウルトラマンって名称を知ってるところからも、重要ポジなんだろうな~って感じはひしひしと伝わってくるが(OPの扱いとか)

・ヒーローの正体
カツミがテレビをみて、自分たちの正体がバレることを不安視するっていう流れがナチュラルで凄く良かった。
イサミが全くそれに同調しないところも、社会人と自由人の違いが良く出てたと思う。
戦隊でもライダーでも、正体をバラしちゃいけないっていう制約があるほうが、スリルとバレた時の落差があって結構好きなんですよね。
特に巨大生物として、意図せず周囲に被害をもたらす可能性があるなら、なおのこと正体がバレるとヤバい。バレたら吊し上げ決定でしょっていう。
被害者が加害者になる可能性を示唆してるんだよね。
それと「俺たちは二度と敗けられなくなる」っていうカツミのセリフが良かったです。
確かに、何より恐ろしいのは周囲の期待を集めるだけ集めて、それに応えられなかった時だよなぁと。
このセリフは、カツミ自身が手のひら返しの怖さ、人間の残酷さを知っているからなのかな~と思ったのですが、慎重さがゆえにそこに思い至ったということなのかもしれません。
そういう危険性に二の足を踏むカツミと、力を得たのだからそれを有効に活用すべきだというイサミ。
力を得た際のジレンマを、二人の反発を通して描いていたのが良かったです。
なんか久しぶりに、ド直球な一般市民による力のジレンマ談義を見た気がする。
私がカツミタイプだから、多分イサミみたいなタイプとは衝突するだろうな~って容易に想像つくのもまた、身につまされる感じがしました。
イサミはイサミで正しいことを言ってるんだけどねぇ…一長一短だわ。
でも「どこでもいっしょ!」はトロ感ありすぎて笑うしかないwww

・あめちゃんシュート
アサヒが端々で敬語なのは割と違和感ある。なぜこのキャラ付けなのか。
でも正反対な兄二人の緩衝材として、あの雰囲気だからこそできることがあるのかも。
アサヒがいることで、普段はやや並列感のあるカツミとイサミが、途端に「妹を守る兄」というカテゴリに変わるのも面白い部分ですね。
今回は特に、兄弟喧嘩<<<妹という部分が「家族の絆を描く」という趣旨に沿っていたと思いました。
後半、がれきの下敷きになったイサミを助けるアサヒが「一人ではできないことも二人ならできる」と言ってましたが、実際には二人では気づかなかったことをアサヒが気付かせるという状況になっていて、二人だけじゃなく家族だからこそできるというのを、セリフじゃなくてシーンで伝えていたのが良かったです。
アサヒが血がつながった妹だからいいんですよね。切迫した状況下だからこそ描ける家族像ってのもあると思うので。
おかげで変身のテンションが冒頭と全然違って「覚悟を決めた」感があってよかったです。
まず守るべきものは家族、そして町と人々という覚悟の前に、ジレンマは機能しないという勢い、大事ですね!
しかしあのシーンは、55Vで何度も見た「助け合うのが家族です!」に近いものがあってグッと来た。脚本一緒だからかな。

・ブラックキング
「出てきたら大抵角を折られる怪獣」として私の中にインプットされた(みんなの評価による)
特撮部分のテンション高すぎて笑うwやっべぇめっちゃスゲェ!
土煙の演出もカッコ良かったですが、やはり重量感を感じる構図やアクションは見ごたえがありますね。
はたから見てれば同じのようで、実際はライダー、戦隊、ウルトラと描写が全然違うのが面白い。
ただ、市街戦の容赦ない被害の甚大さは見ていて不安になりました。
2話にして被害甚大過ぎない…?戦隊だと大体3話ぐらいまでで広範囲の被害って発生しにくくなるから安心なのだが、怪獣ではそうもいくまい。
綾香市は2クール?4クール?無事でいられるのだろうか…?

・特撮の違い
※以下「円谷=ウルトラマン」「東映=戦隊」です
円谷の特撮部分(巨大戦)ってなんか東映と違うよなーってずっと思ってましたが、見ててふと気づいたのは、円谷のほうが「生っぽい」んですね。
「生っぽい」という表現が感覚的過ぎてわかりづらいとは思うのですが、生き物同士が戦ってる感覚は、東映にはあまりないものだなと。
「生き物感がない」というのはロボVS怪人なので当たり前なのですが、東映の巨大戦はメカニカルorスピリチュアルな圧倒的火力と超科学が見所であり、取っ組み合いの殴り合いがポイントじゃないんですよね。
どっちかってーと敵との距離を保ってこそ意味を成す絵作り。
武器を持った「間合い」での戦いこそがロボ戦が一番映えると思います。
つまり、無手では為しえない「間合い」こそが見所であると思うんですよね。(だから徒手空拳のロボが逆に珍しい。徒手空拳が売りになるぐらい)
一方で円谷は超接近戦の殴り合いこそ見どころであると思います。
ビーム等の飛び道具はあるものの、それはあくまで必殺のために取っておくべき懐刀であり、基本は殴る蹴る投げるの肉弾戦が戦闘の主流。
そこにはお互いの膂力を尽くした戦いがあり、より人間らしい動きだからこそ魅力がある。動きがゆっくりなのも、もともとのサイズの人間的動きを意識して演出してるものですもんね。
初代放送当時のプロレスブームを酌んでの手法だと思いますが、そこが生っぽい理由なのかもしれません。
今更な指摘ではあると思いますが、両者の明確な違いは多分こういうことじゃないかな~とぼんやり思いました。的外れだったらゴメリンコ。
あとミニチュア撮影はやっぱ円谷が凄いなーっていう。ノウハウの違いだろうけど、明確に違いがあるわな(東映のも当たり前のように好きだが)
最近は東映も頑張ってるけど、昔は費用とか時間とかで大分手抜きだったし…w

・母の謎
交換日記が家宝w父ちゃん可愛いw
端々でこういう母親の思い出を入れ込むの大事。
母ちゃんの日記にまさかのクリスタル登場でざわつく兄弟。
でも確かに母ちゃんの日記にあんな絵が描いてあったらざわつくw
一体どういう流れであの絵を描くのか、それが一番知りたいわ!!w

・次回は
アイゼンテックの社長を見ると、ど~してもエグゼイドの天ヶ崎恋を思い出す…服装&キャラ的な意味で。寄せてんのか?
1クールは基礎固めだろうから、次回で綾香市のイメージがもっと補強されるのを期待。
ちなみにどうでもいいことなのですが、wikiの登場人物紹介が仔細過ぎて異常に長い作品って駄作率高くないですか?(何とは言わない)


今回久しぶりに武上純希の新しい話が見られてうれしかった。
武上さん、ゴーオン書いてもええんやで…?ていうか書いて…?描かなかったら鬼太郎見るしかない(なお3~4部)
今のところ「ウルトラマンを見てる」っていうより「R/Bを見てる」っていう感覚なので、まだ自分の中でのウルトラマンのイメージは固まってないかな。
でも予想外に好きな作風で嬉しい。次回も楽しみですね!




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