草加雅人はどんな世界線でも純度100%の草加雅人であることが証明された…Q.E.D.

仲間というにはまだ足りない距離感ではありますが、ジオウメンバーもちょっとずつ変化しているようですね。
こういう方向性なら面白く見れそうという期待感が高まってきたので、今後も頑張ってほしいです。

<続く>

・宇宙キ…コネー!!!!
やったか禁止令。綺麗なやったか→やってない流れw
今回、アバンの時点でどうも手ぶれするなと思っていたら坂本監督でした。
いや前回から気づけよって話なんですけども。
個人的に最近のライダーはアクションがいまいちノリきれてない感があるので、今回のように火薬をドッカンドッカン使っていくのは悪くない方向性かなと思います。
CGとかスーツの関係もあるんだろうけど、アクションのキレは戦隊に一歩先んじられた感あるよな~。昔はそんなに差異があるとは思わなかったのだが。今は戦隊のほうが(個人的に)アクションはカッコいいと思う。
なので、アクションではない部分で先んじるとしたら火薬かな。伝統的に。

・お前は誰だ
ごく普通に他人の家で住民に「誰だ」って言い放つ巧マジたっくん。いや誰だはお前や!!
ああいうぶっきらぼうさは巧本来の持ち味だったのか…オルフェノクにならなくっても元々こうなのね。
(この時点で巧はオルフェノクではない一般人のはず)
巧が自分の紹介の時に「西洋洗濯舗 菊池」のポイントカードに名前を適当に書いてるのも、猫舌なのも、不躾な態度なのも、さらに「流しのクリーニング屋」というパワーワードで押し切るのも、なんかちょっと懐かしい。
なんか当時もこんな感じだったよな~っていうw
危険を前にしても身を挺して草加を守り、草加が罪を犯すことを止めようとする。
たっくんはライダーであってもなくても、乾巧のままでした。
しかし、オルフェノク化がないなら木場さんは事故で死んだんじゃないかと言われていたけど、それならたっくんも死んでるはずじゃ…というツッコミは無粋ですかねすみません(巧もオリジナルのはずなので)

・たたたたっくん草加雅人が!!
相変わらず殺意の波動が半端ないですねぇ~<草加雅人
結果的には首の骨もおられず、彼はただ暴走して自分の人生を消費する同級生を止めようとした正義の青年だったわけですが、まったくそんな風に見えないところが凄いです。
でも、彼が流星塾の仲間を大事に思い、方法はともかくとして自分を賭してでも人を救おうとする一本気なところは変わりなかったですね。
彼もまた、オルフェノクの存在がないことで大きく変わった人生を歩んだはず。
それがどんなものかはわかりませんが、ただ一つ言えるのは、外面がMAXでいいはずの草加雅人が、ライダーの存在がなくとも乾巧にはある程度の干渉、そして自分の飾らない姿を見せて気を許しているということ。
語られなかったifの555の歴史の中で、巧と草加のドラマがあったんでしょうね…一体どんなものか想像つかないですが…
それか、ライダーの歴史は消えても、深層心理で「あったはずの過去」が仲間意識に直結してるのかも。
でも「お前は仲間なんだよ。悔しいことにな」はクリーニング仲間なんでしょうか…そこだけすごく気になったんですけど…w

・セクハラ大魔王
お手洗いに4時間行ってない!が伏線とはいえ、セクハラすぎて笑うw
これは魔王の貫禄ですわ…
でもそのあとの「色々あって大変なんです」の流れは割と好き。
「かくかくしかじか」と同じ効果の説明不要感はストレスフリーですよね。
どうもてんびん座だったのも放送時期に人数を絞るためだったらしく、某校長は関係なかったそうです。ムチャシヤガッテ…

・明光院ゲイツの謎
ゲイツが持ってるライドウォッチのライダーは、みんな一回は死んでるって言われて凄い納得。
確かにドライブもゴーストも555も死んどるわ。あと死んだやついたっけ?クウガとか龍騎とか?(まぁアレは生き返ってないけど)
正直ライダーって、死んだか生き返ったかそれか人間じゃなくなった奴多すぎ問題で混乱するw
そしてもう一つ疑問なのですが、ゲイツ君は苗字的に神社か寺の息子じゃないんですかね?え?天空寺とかの親戚?え?だからライドウォッチ持ってたとか?寺の言い伝えの品ですか?(希望)
いずれゲイツ君が「俺は…ゴーストハンターだ!」と宣言してほしいです。むしろタケル殿の血を引いてても…ええんやで…?
あととてもどうでもいいのですが、ゲイツ君の私服2018年版がイキった厨房感があるのが気になります。
ソウゴの草食ぶりとの対比…アラヤダカワイイ。

・流れ星の行く先
フォーゼのほうの「流れ星」キーワードの強引さw
555に寄せるために何かしらキーワードが必要だったんだろうけど、9割555絡みのワードでしたね。でもこういう工夫は大事だと思います。
最初のビルドを除いて、息子のため、同級生(彼女)のため、という他人絡みのアナザーライダーが続いたのですが、正直自分のためより他人のために悪事を働く方がよっぽど面倒だなという。
それはともすれば押し付けの愛であり、間違った解決法でもある。
それを今回、ソウゴもゲイツも理解したうえで、過去と未来で佐久間に伝えるシーンはアツくて良かったです。説教タイムからの主題歌入りもばっちりのタイミングでしたね。
今回良かったなと思ったのはオーラが「フーンあなたは誰も救わないんだ?」というセリフに対するゲイツの「救うさ…こいつが失った15年の歳月をな(うろ覚え)」あたりですかね。
正直、過去を変えにきたゲイツが「死んだ事実(=過去)は変わらない」っていうのもどうかなという気もするのですが、ゲイツとしては「本来は変えられない事実に従ってなお生きることこそが真実」という発想なんでしょうね。
ただあまりに酷い未来に絶望した結果、過去を変えて=自分が消えてでも未来を変えるという選択をした…というのが彼のキモなのかもしれません。
まぁうまく描けているかといわれると描写足らずですが、多分「歴史が変われば今の自分は失われるけどそれでもいい」という覚悟がゲイツを突き動かすものなんでしょうね。
それがもうちょっと深掘りされてからのこれだったら、めっちゃ感動したと思うんですけど、今回もそれなりに感動したのでオケオケということで。
あまり深く突っ込まず、ソフトに見守れば面白いと思うんだ!脚本の描写力不足には目をつぶろう。

・時間の波を捕まえて
今回の疑問点は、過去でフォーゼ倒す→555として復活→フォーゼも復活→2018年の世界変わらず、だったのが、過去で555倒す→フォーゼ自体も生まれなかったことに?→2018年でフォーゼ(←過去の残滓?)始末したら「変化した過去」に準ずる2018年にスライド、ということなの?かな。
この辺の「変化した過去」から「変化した未来=2018年」へのスライドの時点がどこになるかっていうのが難しい。
今回は山吹カリンが消えた=過去の山吹カリンの死は確定した=佐久間2003年版はアナザーライダー化せず→佐久間2018年版はカリンが死んだ15年を生きてきた意識にいずれかの時点でスライドするということか?
つまり今は今回の事件にかかわったみんなが2003年からタイムジャッカーの介入がない状態からの15年を経由してきた2018年に、カリンが消え次第順次入れ替わっていくという感じかねえ。
なのでフォーゼ・555の力自体はソウゴのもとに残るけど、関係者の記憶からは関連したものが消えていくという感じだろうか。
なので、2018年でフォーゼを倒しても力が消えたとなるのかな。
この辺りはちょっと理解が難しいです。
今回は現代で倒したのもあり、過去の影響が未来に反映されているシーンがなかったというのもあると思うのですが。

・祝え…ない!
なんか物足りないと思ってたらウォズさんがいなかった。回想のみ。
ウォズさんに祝ってもらわないと、継承の儀ができなぁい!ヨゲンショバサー
しかし、ゲイツの初利用には見向きもせず、ソウゴの初利用にはシュバって来るんだろうなと思うにつけ、ただの重めのソウゴ担(同担拒否)にしか見えん。来週同担拒否宣言してたし。
なんか時空超える人って、マヂオモイムリ…みたいな人多いよね。時空越えの副作用なん?

・ジオウの面白さ
前も言ったかもしれないけど、ジオウの面白さは仮面ライダーが存在していない世界線でのレジェンドの生き方という、IFストーリーにこそあると私は思っている。
本当のポイントはソウゴか各ライダーの過去を背負った挙句、魔王になるかならないかという点にあると思うのだが、その途中で語られる「公式だけどまた違う世界を予感させるIF歴史」は魅力的だ。
そこには提示された正規の歴史=本編ではない、新たに創造可能な未知なる歴史を感じる。
レジェンドの掘り起こしは過去をリスペクトしてそのまま使うパターンが多い中、存在を消すことで新たに存在を膨らませるという逆転の発想は、レジェンド商法が跋扈する昨今では新しいのではないだろうか。
そういう視点はやっぱ白倉Pの着眼点は凄い。脚本家の使い方もうまそうだしね。

・次週
凛子ちゃん!指輪の魔法使いが!窃盗してます!!!w
他人の皿からプレーンシュガーパクってるのはアウトwこれは逮捕案件w
次回はレジェンドとしてマヨラーこと仁藤さんが登場するそうで、いまから絡みが楽しみです。
しかし、正直晴人はライダーになった過去がなくなったら、マジで引きこもったまま死にそうなのでそこが心配(ライダーになる前、両親死んでて選手生命も断ち絶望の淵にいたので)
どんなストーリーになってるかわからないけど、晴人が平穏に生活できてる2018年だといいな…


なんだかんだ言ってますけど、フォーゼ&555編、面白かったです。
巧と草加の安心感は、定期的にニチアサに戻ってきてるレジェンドらしいw
久々のライダー感想、不安はありましたが筆がノッてきた感がありますので、これからもざっくり楽しみたいと思います。