彼らは戦いを繰り返す…だが、いつの日か…
戦いのない平和な世界で相まみえんことを…

※ネタバレしかしてないのでご注意ください


<続く>







・衝撃の新作
まさかの新作!まさかの新解釈!で視聴者騒然。そりゃそうだよ!!
でも、これも一つの龍騎の可能性だった…と言われたらなんか納得しちゃう。
スピンオフだけあって設定に無理もあるけど、一番大事なのはそこじゃないしな。
この作品を作ったこと自体が凄いし、3話という限られた時間で描いたことも凄い。
なんだかんだ、この作品を作ってくれたことに私は感謝したい。
繰り返す戦いの中で、逃れられない運命の中で、変わらない真司と蓮の友情を感じられたことが一番良かったです。

・作中時間軸整理
※「?」部分は推測
時間経過は1話→4日目、2話→5日目、3話→6日目と推測される
オーディン(神崎士郎?)が龍騎ライドウォッチをサラのカレシに渡す
→サラカレシ、A龍騎化。殺人ゲーム開始
→サラ、A龍騎の影響で?ミラーワールドに干渉する力を得る?
→選ばれた13人がミラーワールドに閉じ込められる
→13人は過去の記憶を失っている
(この時点でリアルワールドで死亡しているか否かは不明だが、リアルワールドに戻るためにはサラの命が必要=すでに死んでいる可能性大?)
(集められた13人は「殺人ゲーム」に巻き込まれて死亡したため選ばれた?この13人である理由は説明されず。神崎士郎?の選択でもないことから理由は不明)
(「過去の記憶」というものの、実際に思い出されたのはパラレルワールド?での戦いの記憶であるため、13人がジオウ時空でどのような人生を送っているかは不明。本編の「死亡するまで」の記憶が「過去」として設定されているため、吾郎は北岡の死を認識している)
→バトルロワイアル開始。7日という期限付き(サラの寿命)。そのうち4日でチームが発生
→手塚の裏切りによりバトルの均衡が崩れ、大半が死亡
→バトルの期限が一日早まる(期限→6日)
→真司、リュウガに取り込まれる
→リュウガとの戦いで真司・蓮ともに記憶を取り戻す。蓮死亡
→サラ、自分の命を真司に託し死亡
→真司、ソウゴたちと合流。力を託し去る
→オーディン(神崎士郎?)、サバイブの力により消滅

・真司と蓮
真司をかばって倒れる蓮。本編とは逆の立ち位置になる憎い演出過ぎて…!
記憶を取り戻してもリュウガの演技をしてやられようとする真司も、それを見抜く蓮も、何度も戦いながらどの世界線でもおそらく友情を築いてきたであろう彼らだからできることなんだよなぁ。
多分、龍騎本編を見た人は、多くを語らずとも言いたいことはわかってくれるはず。
どんなに戦いが繰り返されても、記憶を失っても、再び出会い惹かれあう…魂の片割れともいえる二人の関係性が短い中で最大限に表現されていて、思わず涙してしまいました。
龍騎という物語は様々なキャラクターが主役になった物語でしたが、やはりこの作品の主役は真司と蓮なんですよね。
何年たってもそれは同じで、この作品でも本編とは違った方向性であれ同様にそう描かれていたことがすべてを物語っている気がしました。
やっぱり龍騎は何年たっても色褪せない。名作ですね。

・お前は誰だ?!俺の中の俺~♪
お互いがお互いを「思い出せないけど会いたい奴」認定してるのマジ運命の赤い糸…!!
もうね、蓮の「俺の中で響いていた声は、城戸…お前だったんだな」っていうのは泣くしかなくない?なくなくない???
そして真司の「もう一度会いたい奴がいる」っていうのが蓮なのももうね…
魂レベルにお互いが刷り込まれているのは永遠に続く戦いのせいかもしれないけど、それが大げさでないぐらいにこの二人が強く結びついてたんだなぁと改めて感じました。
最期に蓮が真司に恵理のことを頼むのも、絶対的な信頼があるからだろうしね。まさかそこまでフォローしてくるとは…!
真司と蓮に関しては言葉で言いつくせない関係だと思うんですけど、その関係性はしっかり表現されていたと思います。

・王蛇と吾郎ちゃん
小説版の吾郎ちゃんは救いをあげてマジで、と思っていたので、この展開がキツすぎて胃がやられそうだったw
エゲツねぇ…オチがなんとなくわかっても実際やるのとやらないのでは大きな差だしね。
あえて仇敵を慕う役にするっていうメンタルブレイクな仕掛けは、この短さだからこそショッキングで求心力を持つ仕掛けだったのかもしれん。
作中の徹底した北岡への献身がこういう形で裏返っちゃったのか~と見せかけての仇討は、北岡を救えなかった自分への戒めと怒りをああいう形で自分に課してたのかもなって思いました。実際は油断を誘うためでしょうが。
戦いに執着していた浅倉はともかく、吾郎ちゃんまで記憶があるっていうのは意外だったな。でも、ある意味「浅倉を倒す」ってことに執着しながら死んでいったというのが、記憶の引継ぎに影響してたのかも。
よく考えれば他のキャラはそれなりに満足して死んでいった=パラレルワールドに未練が無いから記憶を失っていたということかもしれん(芝浦は…?という気もするが、アレはショックのあまり狂ってしまったということでw)
浅倉は変にキャラ変してなかったからこそ良かった。そして恒例の「イライラするんだよ…」は口にしないという徹底ぶりながら、まったく遜色なく当時の浅倉でしたね。まぁイライラはしてましたけども。
やっぱり当時キャラを作り上げてた脚本だからこそできる、ただわかりやすい記号的台詞で安易にキャラを描かない手法。さすがだ…
当時、浅倉が好きで好きで仕方なかったのは、クレイジーなのにユーモアは失っていないところだったと思うんですよね。
今回もイカレてるのにユーモアたっぷりにヒールをやってくれてて、ああ~久々にちゃんとした浅倉だな!っていう気がしました。
浅倉はパッと見有名台詞もあってわかりやすいキャラとして使われがちだったので、それが残念だなと思っていたんですが(それはそれで役者を見られるだけありがたいが)、キャラとして生きてるか死んでるかで言うと「死んだキャラ」化してたので、今回のRIDERTIMEでは「生きたキャラ」として復活してて嬉しかったです。
にしても、年をとっても戦闘狂すぎてwいつ衰えるんだアイツはw

・手塚のキャラ変
手塚が同性愛者っていう衝撃。まさかの芝浦とのベッドシーンはパンチあったなァ。
でも正直「手塚海之は同性愛者」というのは、本編を思い出しても意外とすんなり受け入れられるなっていうのが衝撃でした。
というのも、手塚は死んだ親友の代わりに一ミリも得のない戦いに身を投じ、身を挺して真司をかばって死ぬというのは行動原理があまりにも聖人すぎて、当時からちょっと気になっていたんですよね。
でももし手塚が親友へ想いを寄せていて、想い人を失った失意の中で新たな想い人(=真司?)を見出したとしたら、なんかちょっと納得いくなっていう…
そしてあの献身的過ぎる働きぶりも、叶わぬ想いを抱きながら少しでも想い人の役に立ちたいという切ない想いからでは?と考えると、やけにしっくりくる…
そして叶わぬ想いだからこそ、命をかけることで記憶に刻まれたいという願望がああさせたといわれても私は納得するな。
とはいえ、実際には様々な特性が複雑に絡む中で、パラレルワールドによってはその一部の特性が突出するということなんだろうと思うんだよね。パラレルな世界では蓮の恋敵なわけで。
手塚は誰よりも出会った人物、慕う人の影響で変化する性格だったのかもなぁ。実は影響されやすいタイプだったのかもしれん。
少なくとも今回描くにあたって、井上敏樹は見返した本編で手塚の行動にそういう傾向を見出したんじゃないかなと思いました。
16年経って提示される新たなキャラの解釈がキレッキレすぎwでも頼むからそうなる経緯を見せてくれw見たいか見たくないかで言うと見たくはないけども!
しかし、「なんとなく納得できるな」とは対照的なのが芝浦。ある意味、手塚の舞台装置的なポジションなので、なぜ彼が同性愛の対象になったのかも意味不明すぎてカオスでした。
まぁ確かにポッと出のあんちゃんとベッドインするよりはいいけど…(そうか?)
本編でもゲームのためなら体を張るタイプでしたし、今回もそれに利がありとみて意図的にそうしたのかなぁ?

・ベルデの人
いい奴…!コイツ絶対リアルでもいい奴だと思う…!!
結果的には捕食されてしまいましたが、最後まで真司を信じ、一時でも仲間を裏切れずに死んでいく様はいい人過ぎて、ミラーワールドには向かないタイプでしたね。
短いながらもしっかりとした存在感で良かったです。

・その他細々したこと
しれっと13ライダー入りしてるアビス(ファムいないから)
なぜか映り込む高岩さん(カメオ出演)
CG技術が上がりすぎて当時の違和感が消え去ってる件。
バイク…?入った鏡からしか出られない?変身はミラーワールドでしかできない?ミラーワールド滞在時間には限りがある?…どうした、寝ぼけているのか?と言わんばかりの設定無視(でも許した)
無駄に美術さんの努力が光る缶詰と飲み物の数々。
ソウゴとゲイツのオマケっぷりw

・この戦いの元凶
ま た お ま え か ! !
「優衣…」って消えたことから、神崎士郎(何周目?)の可能性大。
士郎さん懲りなさ過ぎて笑うw
神崎士郎にとっての一番のグッドエンドはやっぱ本編なのかな…
諦めてともに消える道だけが、神崎士郎にとっての幸せなのかも。


役者の演技もストーリーも、時の流れを感じさせない当時の雰囲気をまとっていて、いいスピンオフだったなと思います。
流石に時を経て変わったものもあれば、変わらないものもあるけど、そのどちらの魅力も引き出していたんじゃなかろうかと。
個人的には、期待した分は楽しませてもらえたスピンオフでした。
ジオウのおかげで新作が見れたわけで、ジオウ(というか白倉P?)には感謝してもしきれん。
やはりそこそこ長く見続けているといいこともあるんですねぇ。

シノビも!シノビも見たいんじゃい!!!

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