初見の感想:仮面ライダーキカイじゃん!!!!!

アレ?まだ魔王の生み出した可能性の未来かな?みたいな既視感が…なぜだ…
でも腹筋崩壊太郎はフフッてなったしちょっと可哀想でした。

始まりましたね、新しい時代のライダーが。
果たしてどうなるかわかりませんが、とりあえず見ていきたいと思います。

<続く>

あんまりまとまらなかったのでざっくり。

・令和のライダー
令和になってすでに3か月だけど、ニチアサ民としてはここからが令和なのである。
個人的にはゼロワンの黄色い部分が蓄光素材?だったのにはちょっと感動した。いや、実際は蓄光じゃなくてライティング(ブラックライト?)のせいかもしれないけど、CMテロップで流れた闇の中でほのかに光るボディは結構魅力的でした。
デザインはともかく、電飾とはまた違った魅力でもあるし、ステージでも映えそうですね。
あとアクターさんが変わったっていうのもあって、動きがスタイリッシュというかスマートさを意識した感じになってたんじゃなかろうか。よく見るとゲイツを思わせる腕の振り抜きとか散見されたけどw
アクション自体は流石に第一話ということもあってか、CGもたくさん使ってたし撮影とかも凝ってて面白かったですね。

・ヒューマギア
いきなり西岡徳馬w大物www
ヒューマギアは飛電さんとこの会社の独占業務なんでしょうか。
自我を持つ人間と変わらない見た目のロボットっていう、近未来のようでいて遠い未来が舞台なので、現実とはだいぶかけ離れた感じですね。かがくのしんぽってすげー!
にしても、SFもので自我ロボットといえばそれだけで暴走するしかない使命をはらんでると思うんですが、その辺の対策がゼロワンドライバーって地道過ぎない?
もっと広範囲に暴走防止させられるプログラムとか対策できなかったのか…というか、滅亡迅雷ネットのことを爺さんは知ってたってことなのかな?

・ひでんあると
ま~たキラキラネームか!!!
個人的には、変換登録しないと出てこない名前っていうのが好きじゃないんですよね~(単純にめんどい)
本当に意味を持たせないといけないのは名前じゃなくてキャラクターなのであって、名前に意味を持たせすぎると看板倒れになりがち(経験上)なのでそこは心配。
元々社長なのかと思っていたら、売れない芸人をやってて、祖父からベルトを託されて社長にって流れだったんですね。それは意外でした。
最初からチャラい社長かと思いきや、意外と苦労人なところは〇。
「みんなの笑顔を守るために闘う」という動機付けはクウガっぽいけど一応意識してるのかな?
狙ってやってるんだろうけど、彼にお笑いの才能があるとは一ミリも感じられないところはちょっと笑ってしまったw
思っていたより悪い奴ではなさそうなのは好印象でした。
祖父と離れて暮らしていたり、飛伝インテリジェンスとの関係が薄そうだったりっていうのは、挿入された過去の記憶が関係してるんでしょうか。父親と呼ぶ男もなぜかヒューマギアっぽいですしね。
しかし思っていたよりは幼い感じで描かれてたので、これからの成長に期待でしょうか。

・腹筋崩壊太郎
リアルに腹筋崩壊するのは草。きんに君の有効活用にもほどがあるwww
しかし暴走したらちょっとバルクが落ちていたのは残念だった…もっとムキムキな敵になるかと思ったのに…別に素体のヒューマギアの特性を継承するわけじゃないんだ?
人々を笑わせることを使命としていたのに、人類滅亡のために動くよう上書きされて爆死というのは可哀想でしたね。
あと、その辺にいるヒューマギアを手下化するというのは結構便利な設定で感心しました。滅亡迅雷ネットによって取り付けられたゼツメライダーからのデータの上書きでそうなるんだと思いますが、ヒューマギアが普及してるからこその手法なのはいいと思います。

・滅亡迅雷ネット
「サヴァ?ゴーバスターズ」って言いそうな敵やないかーい!!マジェスティの要求で胃痛がヤバそう。
名前が中二病的な面白さでちょっとフフッてなってしまうw
この二人はデイブレイクの生き残りで、自我を持ったヒューマギアなんでしょうか。
目的はシンプルでいいですよね。人類滅亡させてロボットが世界を征服するぞって言う。その目的が発生した理由については複雑そうですが…
見た感じ、衛星(水没してたやつ)が反逆を起こして街を吹っ飛ばしたとかかなぁ?
人工知能の反逆というネタ自体はすでに使い古された感もありますが、正面からやるとしたら面白くなるのかも?

・遺言書
要約すると
「ヒューマギアの脆弱性を知ってはいる…知ってはいるが、今回、まだ改善の時期の指定まではしていない…つまり、私がその気になれば脆弱性の改善は私が死んで孫がドライバーを受け取ったときということも可能だろう…ということ…!」
という利根川バリの無茶苦茶理論ですよおじいちゃん!!!
正直、それを知っててあれだけのヒューマギアをバラまいてる飛伝インテリジェンス自体が悪の組織なのでは…と言う気がしますが、まあそれは置いといて。
総ての真相を知っている祖父が死ぬことで物語が動き出し、祖父の想いを託された孫がその真相に近づいていくというのが、物語の基本になりそうですね。

・エイムズ
まつんだフワ~☆
こっちのフワはいかつすぎるな…(変身後が)白くてもふもふではあるけども…
上司の命令を聞かない部下…先が思いやられますな。
しかしこういう事態に迅速に動いてるあたり、いずれはAIの反乱がおこると予測されてのことだと思うんですよね。
それはデイブレイクっていう12年前の事件があったからなんだと思うんですが、今後はちゃんと「ヒューマギアは人間の友達だよ派」と「ヒューマギアは過ぎた知恵を得過ぎたよ派」でもめることがあるんでしょうか。
今回は流石にヒューマギアにたいして嫌悪感を持つ人は存在していなかったですが、こういう組織がある以上そういった対立はおそらく避けられないわけで、今後どういう落としどころにもっていくかは興味があります。
あと単純に実行力があるけど司令塔の話を聞かないっていう機能不全はどうにかすべきだと思うんだ…上司がきんに君ばりのムキムキ女性なら何とかなるのに…!

・よみラン
よみうりランドのロケって久々なのでは?そうでもないか?途中から豊島園になってたらしいけど。
これだけヒューマギアが暴走してボコボコにされたら、風評被害とかで再起不可能そう。でも支配人には頑張ってほしい。
事件が終わった後、思ったより周囲の人々が落ち着いてたのがちょっと違和感ありましたが…大分大ごとな気がしますけど…
キッズも遊園地がなくなることの方を心配していて、近所にいるヒューマギアが暴走しないか恐怖を抱く様子はなかったのは肝が据わってるなと。
基本敵には暴走自体がイレギュラーとして認識されてるんでしょうね。
暴走が続けばヒューマギアの排斥運動とか起こりそうなもんですが、考えすぎでしょうか。

・夢の定義
「夢は検索すればわかるようなもんじゃない」っていうアルトのセリフは良かった。
機械的な対応に人情で対応するっていう対比が効いてて。
この作品の方向性としては機械と人間の共存共栄だと思うんですが、互いのいいところ悪いところをぶつけあって、落としどころを探るためには、互いの違いをしっかり認め合うことが必要なるんじゃないかと思います。
こういう部分での違いを徐々に埋めていく、そういう役割をイズがするようになるでしょうか。

・5秒間だけ待ってやる
地球の本棚かな?という気もするがまあよかろう。
しかしさすがの処理速度だ…5秒で学べとはあまりに暴論w
ついでに似たような形態(スーツからのデータ処理で戦えるようになる)をとってたメガレンジャーは、戦いながらデータを吸収してましたね。
しかし、衛星とつながる人間か…きっとアルトも普通の人間のようでいて、半分ヒューマギアとかいう設定があるんだろうなぁって気がする…逆に人間だったら衛星がマジで凄いんだよなぁ。

・戦闘パート
ちょいちょいギャグが挟まれるのはやっぱりお笑い芸人の素質?を発揮しているのだろうか。
ただ、ギャグの分量的に最後のキックぐらいはカッコよく決めても良かったな。
バスの間を抜けてジャンプするの面白かった。謎の停止ボタン演出w
アクションはやっぱり切れが良くてスタイリッシュなのが見どころだね。スーツも余分な装飾がない分、動きやすそうでいい。
しかし必殺技でなぜ名前が出たのか…ジオウですら「キック」としか出てなかった分インパクトは凄いけどもw

・歴史は繰り返す
12年前、デイブレイクという事件で街が一個破壊されてて、それにアルトの父も巻き込まれてるっていう設定。
このへんはドライブエグゼイドビルドあたりと基本構造自体は同じですね。
一応飛伝インテリジェンスの起こした事故は隠ぺいはされてるらしいのですが、たかだか12年前の事件で事故の原因になったであろうヒューマギアが世間に受け入れられている現状というのは、やや違和感を感じました。
まあでも色んな事故のあった企業が今でも大企業なんだから、隠蔽して人の記憶さえ上書きしてしまえばどうってこともないんでしょうが…
不破がその辺りを知っているようですが、知らないがゆえにヒューマギアに愛着を持ってるアルトと、知っているからこそ憎む不破の対立も楽しみです。


まるで仮面ライダーキカイの数十年前の世界の話みたい。
ついでに「ゼロワン」という名前は企画段階では全く違う名前だったという噂を聞きました。
やっぱり令和だから「レイ→0 ワ(ン)→1」にしたのかな?プログラムの2進法とも相性のいい名前ですしね。
色々と疑問点のわく第1話でしたが、昨今のITの進化のその先を描くという点では、どのような可能性を描いてくれるのか、楽しみですね。