読みました!!!!(2年前ぐらいに)
合わせてファイナルライブツアーのショーステージも見ております。

やっと私の中で完結した…ゴーストが…って感じ。
すっごい今更ですけど、今更だからこそ感じられるものがありました。
なんだかんだ良かったね!っていうのが直球の感想です。

※2年ぐらい前に書いてうっかり完成させてなかったので補足して記事化しました。多分書いてたのはジオウゴースト編の前ぐらいです。
セイバーがゴーストコンビなので発掘。ちなみに私のスタンスは2年前から多分そんなに変わってないです。

<続く>

<2年前の記事>
・ファイナルステージ
親子三代!!!そろった!!!!
リュウ・タケル・アユムの3人がそろって戦うファイナルステージ。
内容は、未来で暴走したデミアシステム(グレートデミア)が、未来で自分を邪魔するタケルの息子・アユムを消すために過去に戻るところからスタート。
英雄たちの力比べのために武道会を開いていたタケルたちのもとに現れたアユムとグレートデミア。
タケルたちは英雄たちの力を借り、リュウ・タケル・アユムの親子3代の力でグレートデミアを倒す、という話。
冒頭は謎の天下一武道会的展開なのカオスすぎる…
あとマコト兄ちゃんのシスコンぶりがヤバいレベルなのですが、Vシネスペクターを見た後だとめっちゃ複雑な気持ちになるw
内容自体はライブビューイングに主要メンバーがそろうということもあり、いつも以上にメンバーを扱うという設定上、ドラマ部分が割を食うのはやむない部分もあったと思うのですが、英雄パーカーそろい踏みはなかなか見応えがありました。
あと、流石一度(どころか何度も)死んでるだけあって、未来から息子が来ても、唐突に親父が復活しても、すんなり受け入れるタケル殿の器は結構凄いw
これと小説を見ると、本編の特別版に出てきた謎の少年の正体がやっとわかります。オメーだったのかよグレートアイ。
さり気に未来がターミネーターみたいになってるのも実にSFっぽいのですが、ゴーストの世界は本質的にSFベースだったというのを思い知らされますね。
科学が進んでも超常現象は存在するというスタンスも、実にSFしてました。

トークショー部分はめっちゃ長いので割愛しますが、グンダリ無駄遣いオジサンが公式化してるのホント草。
でもこのトークショーを見た後にジオウ本編につながっていくと考えると、なんかすごく感慨深かったです。

・小説の感想
ああ!なるほど!!!!!っていうわかりみしかない。
いや本編でやっとけ!!!っていう気持ちと、あああだからああなってたのかああああ!っていう納得感が拮抗するw
読んで一番良かったなと思ったのは、親父世代がどういう流れでああなってたか、というところがはっきりした点。
ゴーストにはリュウ・ダイゴ・ダントン・アドニスなど様々な父親が出てきますが、彼らが物語の素地を作っているにもかかわらず、本編でほとんどその過去が語られてなかったんですよね。
アドニスがなぜあの世界で祈り続けていたのか、とかリュウがゴーストハンターってなんで?とか、ダイゴとマコトの関係いまいちよくわかんないなとか、そういうぼんやりした疑問が全て解ける。
あと、イーディスが悪の親玉じゃねーかと思ってたけど違ったわ!っていう、本編だと意味わからないで終わってた部分がわかる!
結局のところ、ゴーストの世界は「すれ違い」と「行き過ぎた科学の暴走」というのが物語のきっかけだったということですね。
本編で語れなかった、映像化できなかった裏設定本というのがふさわしいのかもしれませんが、本編→映画→Vシネ→小説とたどり着いたものだけが得られる納得感があったように思います。
お幸せにな…タケル殿…

・小説の厚さ
分厚!(他のに比べて。他のもほぼ持ってる)って思ったけど、「ト書きの長いシナリオ」といった感じなので、あっさり読めます。
地の文少なめ、でも情報量がっつりでした。
内容は主に眼魔界がいかにして誕生したか~物語の始まりまでを描いた歴史編、Vシネ外伝終了後のタケルたちの未来編、時系列を描いた年表で構成されています。
歴史編に関しては「それ本編で説明しといてくれよ!!」っていうネタが腐るほど出てくるのですが、これ読んでから本編見るのも違う気がするしな…というところもあり、あくまで補完的に活用するのがいいと思います。
ゴーストの小説は、本編で知りえなかったメンバーの行動のバックボーンを知ることができるという意味で、非常に面白いものでした。
まぁ「本編でやれよ!」っていうもやもやは晴れませんが、公式で説明してくれただけまだいいか…って感じ。
あとちゃんと色々考えてた結果、あんなふうになっていたのだなという納得感はありますよね。行き当たりばったりじゃなかったんだ~っていう安心感というか。
確かに昨今の「本編終了後もVシネほかで説明・完結しようとするやり方」って良くない手法だと思うんですが、追いかけていって綺麗に完結するとちょっと嬉しかったです。
いつまでも完結しないシリーズは見習うべき。


<2年後の記事>
・2年後(現在)の感想
小説を読むにあたって過去の自分の感想(総括)を読み返したのですが、思いがけず真剣に向き合ってて驚きました。過去の自分凄い。
この辺りで問題点を指摘していた部分について、小説等々で私は納得できたのですが、まあ一言でいうと本編でやれ!!!ですかね…まぁそれは否定しないよ!!!
年表見たらめちゃくちゃ短い期間にイベントクッソ詰まってるやんけ!ってなるのでちょっとフフッってなります。
どう考えても期間については日数じゃなくて命のろうそくとかで調整すべきだった。そうすれば一年リアルタイムで行けたのにな~。
ゴーストに関してはペース配分が一番の問題点だったと思いますが、脚本家のスケジュール問題とか当初の予定の大幅変更とかでこうなったのは仕方ない部分もあるのかなと…ゴーストのフワフワ幽霊アクションもっと見たかったやろ?そういうことや。
ただ、たしかに作品として本編は描き足りない点が多かった。けど補足作品を見ると完成する作品であることは間違いない。
色々試行錯誤したとは思うのですが、最終的に当初決めていたテーマを描き切ったところは評価すべき点ですね。
「命は失われるもの。だけど繋いでいけるもの」という、有限であるからこそ輝く命、そしてその命が繋ぐ想いの強さという人間賛歌は、実に素晴らしいテーマだと思います。
この辺り、リュウソウジャーでしっかりと異なる形で描いてましたね。
人間の可能性と美しさ、それを描いた作品だったことが、私の中での評価につながっているのだと思います。
作品の出来が云々とかはまた別の問題。
あとホントシンプルにキャラが嫌いになれないしね。登場人物全員いい子ばっかりやんか!タケル殿は!全世界の!孫だから!!!(すき)


却下されたと噂の元のストーリーラインも読んでみたかった。エグそう(小説見る限り)
登場人物の過半数がメンヘラ化しそうな展開やったんやろか。
今回のセイバーはこの経験を生かし、「根底はめっちゃエグみのある陰鬱な設定だけど、明るい作風で誤魔化せばゴリ押せるのでは?」という知恵を得たPと脚本が、隙を見ては陰鬱なバックボーンをファンシーでファンタジーでハイテンションに描く予感がしてならないw
どんな作風になれど、根底に人間賛歌を忘れなければ私は受け入れられそうな気がしています。
見せてもらおうか。経験を積んだPと脚本のタッグとやらを!