【特撮ブログ】ニチアサ脳

ニチアサの感想を中心に、特撮作品の感想を書いています。

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【今週の一言】
とてもどうでもいいことかもしれませんが、人生の中で唯一高い金を出してでも欲しいと思っているTシャツは753Tシャツです。
プレバンで再販してくんねぇかな…

仮面ライダー響鬼

【響鬼】ハルカトオークノーチヘイセンカラー

ヒビキ!

ちなみにOPの絵面は前半を支持。あのOPめっちゃ好きだった。
後半は関東十一鬼をそろえたことを評価。
あとあのクソ時間のない中でOP新録したことは評価。←これはマジ


○響鬼 36~39話
どうしようP交代のほうが面白い。
某アンサイクロで前半を「中学生日記」と皮肉っていたがその通りだと思う。
そうか…私が言いたかったのは「俺が見たいのは中学生日記じゃねーんだよ!ライダーを出せライダーを!」だったのか…なんて的確な。

・P交代について思うこと
前半=私物化
後半=『立て直し』という名目の暴走
だと思う。響鬼って作品が気の毒になるな…
白倉が叩かれる要因って、やっぱり前半の良さをすべて殺す「今までのライダー路線」に一気に引き戻したせいなんだよな。
そのあたりは、立て直しするにしてもどうにかすべきだったし、どうにか活かすべきだったと思う。
そこは非難されてしかるべきだ。
でも、あれだけグダグダになってた作品を引き継いだ度胸と、何とか立て直そうとする努力は認めざるを得ない。
仕事の早い井上のおかげも多大にあると思うけど、そういう汚れ役を引き受けたのはすごいな。
でも白倉は自分の関わった作品びいきと商業主義に走りすぎて作品をないがしろにする傾向があるからな…納得いかないところは多い。
でも、響鬼についてはP交代は『良かった』と私は結論付けよう。
これがなければ、おそらく響鬼は「結局何のためのライダーだったの?」ってなりそうだったから。
高寺Pがパイロットを観て作品の方向転換を決めたときから、すでに「ヒーローもの」としての仮面を脱ぎ棄ててしまったんだ…響鬼という作品は。
訴求対象が子供たちであるのに、子供たちの求心力がないってのは、やっぱりヒーローものとして作品としての一番大きなテーマが欠けていたんじゃないか。
画面の中のヒーローに憧れる、なりたいと思う、近付きたいと思う…その表現が制作側と視聴者側で微妙に食い違ってたんだと思う。
ヒビキさんっていうキャラクターはすごくいいし憧れるし、舞台も世界観も良かったけど、やっぱり何かが物足りない。物語の主軸が見えてこない。
主人公たちの考えていることや、訴えてることが『何か』を通して見えてこない。というよりは『何も起こらないから』見えてこない。
そういう感じだったのかな…
ちなみに1クール目ぐらいまでは面白かった。でもテコ入れしつつ同じ状態のまんま2クール目を突っ走ったから駄目だった気がする…もっと人間関係が変化していれば…
もう延々この話ばっかりですけど、私は私なりに響鬼って作品がもっと何か違ってたらいい作品[恵まれた作品?]になったはず、っていう気持ちが拭い去れなくて。
なんかもう、悲しい。

・後半の脚本=井上敏鬼
相変わらずの大味脚本。だけど嫌いじゃない。
前半がのんびりまったりほんわりした職場だとしたら、後半はギスギスしてて血みどろで荒れてる職場。
そのへん、やっぱり今までの平成かって感じはバリバリだけど、やっぱり人間だったらこういう関係はあるわけで、そういうのがないと話が進まないし。
前半が光を描いたなら、後半はともかく影を描きだしている感じだ。
朱鬼とか、イブキの悩みとか、アキラの存在とか、ザンキさんとトドロキとか、そして明日夢の決意とか。
前半でぬる湯につかってたところを、一気に氷水に突き落とした感じ。
だけどそれでいいと思う。それでいいのだ。

・やっと39話で「始まる君」
遅いよ!!でもこれがいっぱいいっぱいか。
逆に考えると、桐谷って憎まれ役をぶっこんで、ともかくヒビキと明日夢の距離を縮めて、やっとたどり着けた場所。
そしておそらく、私が一番観たかった最初の場所。
ここからか…遅かったな…

・整合性とか井上ワープとかロケーションとか色々色々
こまけぇこたぁいいんだよ!!
気にしてたらもはや観れない。

・エピソード
<朱鬼>
よかった。ザンキさんかっこよかったし。アキラの存在がぐっと増したね!
そして『鬼』の影の部分がやっと描かれた気がする。
イブキさんはヘタレ化してるけど、宗家の意味もちゃんと働いたし。
アキラの悩みは、明日夢が弟子になってればもっと意味深いものだったのかも。
しかし朱鬼のデザインはちょっといただけないなぁ。顔面センターすぎるだろ!

<始まる少年>
「明日夢」というヒビキのセリフでやっと響鬼本編が始まった気がした。
少年は何かを乗り越えて、自分の力で成長しなくてはならない。憧れの人に近づくために。その第一歩を、やっと明日夢は踏み出した。
そして同時期にトドロキは師を乗り越えてゆく。
アキラは師の言葉で自分自身の決着をつけることを決意する。
そういう三者三様の『決意』ってのが見えるいいエピソードだった。米村のくせに…(お約束)
画作りが雑なのはもう目をつぶるしかない。あと時間的違和感とか色々色々…

・裁鬼さん
安心の裁鬼。
中の人が出てたら絶対人気出たのにって思う。


私も悩みながら観てるわけですよ。愛ゆえに。

【響鬼】ご飯の回数と鰹と恋

井上はセッ○ス描写できないからって飯の時間を入れすぎだろwww


○響鬼33~36話
もはや元の響鬼がどういう話だったのかすらわからなくなってくるなw
なんだこのカオス…「恋する鰹」とかもうわけわかめ。
でも嫌いじゃない…嫌いじゃないわ!!
だけどコンクリートジャングルで戦う響鬼達の違和感。拭い去れねぇな!!

恋愛がらみの話でネタにされるザンキさん(このキャラはいずれ次狼に引き継がれてゆくのであった…)とか、実は恋愛経験があったっぽいヒビキさん(指摘が以外にも的確だった)とか、明日夢の変わりようがリアリティあったりとか、まあもうなんかカオス。
とりあえず顔だけ変身解除の三人が異常なるカオス。なんやねんあのシーン。
ああ…森林ロケが無くなるって、こういうことなのね…!!
まあ街中で素っ裸になるわけにもいきませんし。でもバレるだろうがwww

でも人間関係はすごく描かれだして嬉しかったりもする。
36~のアキラの悩みとか、いままであまり描かれてなかったからなぁ。
それもこれも桐谷が場をかき乱すせいだと思うとなんか複雑。
正直、桐谷の指摘とか行動は、29話までのストーリーの疑問点を超視点から指摘してるように感じてならない。
その疑問を次々つぶしてる感じ。便利に使われすぎだな。
だから桐谷はああいうキャラでなければならなかったわけだし、桐谷にいじめ抜かれるのが明日夢でなければならないんだろう。
なんかもうこの辺は前期スタッフとかどんな気分だったのか複雑になる。

そして路線変更について。
これがギリギリ前期を活かした『平成ライダー』の響鬼なんだってところなんだろう。
もうほぼそれまでの平成ライダーと同じようなもんだけど。
どうなのかなぁ…もともと響鬼がこういう作品であるなら納得できるんだけど、やっぱり「響鬼」は前期の雰囲気だったから「響鬼」なんであって…
でも、前期の話の内容ではおそらく特に波もなく、収束しなかっただろう。
そう思えばこれが許せるギリギリなのかなぁとも思ったり。まあ大幅に逸脱してる感はあるけども…
結局、剣までの平成ライダーの雰囲気に逆戻りしたのは複雑ではありますが、話は大きく動いているので否定はしづらいですね。
毎回言ってるけど、なんかこう、胸のもやっとしたものは取れないですけど。

・響鬼、装甲!
「アームドセイバー」ってもうちょっと音撃棒寄りの名前にならんかったんかいw
せめて「音撃増幅剣・装甲鬼刃(そうこうきじん)」とかさぁ…
縦書きから横書きになるっていう違和感。そこはどうにかしてほしかった!
でも黒いヒビキさんもなかなかいい。

・布施明は大変な演技をしていきました
美味しすぎw
常に753暴走バージョンみたいな人だったなw
いいわー。こういう人レギュラーだったらうざいだろうけど、最終回までにもう一回出てほしいなwムリだろうがw
ラストの「少年よ、歌います!」→EDはワロタwご本人www

・恋愛の話はいつでもカオス
まあいつもの井上ですよねー。ネー
ずっと、「みどりさんとヒビキさんはいい仲なんじゃないか」と思っていたのですが私の勘違いでしたね。
ムリです。ヒビキさんにはたぶん無理です。←ある意味褒めてる
でもそれなりに女のご機嫌取りは分かってるヒビキさん。何者だあいつは!

・女性は鬼になれるのか?
その疑問点を解決するべく36話があるのか…
っていうか、なんぼなんでも鬼になった前例が一件とかアキラに厳しすぎる。
イブキさんもその点はしっかり教えておいてやればいいのに…
桐谷の指摘は的を射てて胸が苦しくなるな。
アキラ可哀相…

面白いのは明日夢の生活がヒビキさんたちの生活と比較されてることかな。
比較の度合いが前期と全然違うっていうか。
このあたりはもう「ああ~、平成だな~」って感じるのですが、上手く説明できない。
ともかく話作りの質が完全に違う。それは感じる。
だからってどっちが良かったかなんて、僕には決められないよ!

【響鬼】響鬼ゲストで自重できない布施明

やべえ32話と33話だけで何もかも許せる。<ゲスト:布施明
しかも自重ゼロwwwやりたい放題だなwwwww
よっぽどゲストが楽しかったのか、紅白でも響鬼さんたちをオファーしてくれる布施明はやっぱすごいと思う。
劇中での歌wなんて贅沢なBGMなんだwww


威吹鬼の扱いが軽くなりすぎてワロタw…ワロタ…
イブキさァァァァァん!!イケメンなのに残念すぎるよォォォ!(でも好き。中の人も面白すぎてヤダ好きになっちゃう)


○響鬼31~32話
ヤダ…井上なのに面白いッ…ビクンビクン
明日夢が物語に絡むとこうも変わるものかよ!くやしいのうくやしいのう。
しかし、30話から32話までで、29話までに培ってきた響鬼特有の雰囲気は一気にぶちのめされててワロタw
コンクリートジャングルで戦う響鬼さんたちって…なんか構図的に違和感。
ノリも展開もいままでのライダーに戻っちゃったなぁ、って感じがバリバリしてますよね。

しかし、あの何とも言えないまったり感も好きではあったのですが、やはり物語の動きを観るに、30話以降の超展開の連続は否定する気にはなれないな…
前半は雰囲気は最高だったが話は最悪だった。明日夢パートが駄目だった。
29話の展開を1クール終わりぐらいでやってれば、30話からの変更はやめてほしかったと思うけど。
桐谷のキャラがホント明日夢を焚きつけるためだけのキャラで、ある意味苦しい役柄だなと思う。
でも桐谷がいるだけで、話がすごい動くんだよなぁ…憎めないわ…
性格的に問題ありだけど、そういうところ含めて成長するんだっていう未来が一応見えるキャラだからな。

今まで語られなかった「父性」への言及もいいと思う。
ヒビキさん=師匠とするなら、それは目標にし、乗り越えるべき父性という壁であるべきだしなぁ。
活かされていなかった明日夢の家庭環境が活きたって感じだったね。
別の過程を持った父の後ろ姿を追い、父のやりかけていた犬小屋を造ることでメッセージにするっていうのは良かった。セリフじゃなくて、雰囲気で感じ取れるいいパートだったと思う。賛否はあるかもしれないが。
こういう父子のありかたって、井上は得意なんだろうか。キバとか見るに。

話の焦点が、やっと明日夢とヒビキさんに戻ってきた感じがする。
それまではトドロキとかイブキがストーリーの主軸とは関係ない場所で話を回してた感があったけど、今は明日夢が話の主軸に絡んでこれてるんじゃないかな。
ただし、桐谷という存在を通してヒビキさんとの距離感を意識してるって感じだけれど。
ヒビキさんも相談相手として、きちんと役目を果たしてるしな…
でもその反面、軽い扱いになってるイブキ・トドロキは気の毒だな…
イブキさんとか日常パートなしで戦闘のみとかwww

でも、個人的には30話からの流れには賛成かな…
なんでって、29話までには子供向け番組に絶対必要な『ワクワク感』があんまりなかったから。
まったりはしてたけど、魔化魍もワンパターンだし、ライダー側が絶対優位だし、明日夢は別に普通の高校生のまんまだし、ヒビキさんは基本モードの強さがカンスト→紅は既になってる別モードだしで、イマイチ少年としてはワクワク感がない展開だったと思う。
でも30話からはむちゃくちゃだけどワクワクはさせてくれる。
次の話でどう展開が転ぶのか、それが見たくなる。
そういう意味で言えば、やはり29話までの響鬼は子供番組としては失敗だったのだろう。
次週への吸引力のない作品は、やはりどこかで切られてしまうものだ。
あまりにも「仮面ライダー」という「非日常」を「日常」で描きすぎたために、非日常の存在が浮いてしまったのかもしれない。
いや、実際には「日常」に非日常を包括しながらも、日常のリアリティを描き出せなかったというのが失敗の原因か…
そのあたりは色々と書きなぐってきましたが、結局エンタメ性とはいかに?ってなった時に、素直な感想が視聴率と売り上げだったんだろうな…

やっぱ5話で明日夢が弟子になっていれば…と延々そんなことばっかり思ってますが、キャラクターには罪はない。
やっぱり、なんだかんだいってヒビキさんはカッコいいと思うわけです。

※追記
そして何度見ても面白いディケイド響鬼回。セッションは神。
あのセッションを期待してたのに本編ではセッション皆無で泣いた。共鳴だけとか、音楽になってないじゃないですかァ!!
玩具の展開でセッション無理とか…そんなのってないよ!!!
ディケイド本編みたいな戦闘だったら、たぶん高評価だったろうになァ。
もうディケイドは米村が海東メイン回を描いて、メインライターは會川昇で、電王だけ並行世界に変更して作り直してくれよ…一年で…頼むよ…
そんで響鬼はこういうセッションできるバージョンで特別編をぜひ。
妥協しまくってコンプリでカメンライドした響鬼と音撃セッションであのシーンの撮り直しだけでもOK。
ともかくあのセッションもう一回やってくれよぉ!!

【響鬼】29話と井上と30話

30話のアバンを観ただけで、脚本が井上ってわかるのもどうかと思う。(内容的な意味で)
うわぁ…完全に井上だー!!!
そして侑斗wwwwwワロタwwwwwwww


○29話から30話
29話良かったな。
なんつーか、ヒビキさんもきちんと人生の師匠してたし、明日夢の変化もわずかながらも行動で表わされてたし。
魔化魍から助けられる(2度目)の明日夢の表情良かったよね。
なぜこういう展開をもっと早く出さなかったのか…
こういう展開であれば、明日夢の存在理由とかがっちりあるのになぁ。
王道なら、こういう展開の後、鬼に憧れをもちだした明日夢が猛士に加入し、ヒビキの弟子になりたいと願うってところなんだが…
そうか、問題は明日夢が魔化魍と戦う鬼を観たのがほぼ初回のみだからだったのか…
物語の核心に触れない主人公など主人公たりえない。
そういうことだったんですね…
なんか、もう29話を観ると、この一話で問題点ががっつり描きだされてた。
そしてヒビキさんの一言一言に高寺Pの言いたいことが混ざってた気がした。
でも客商売だからねえ…
ほんと、こういう内容を1クール内、少なくとも2クールまでには明日夢が弟子入りの展開だったら、P交代劇はなかったのかもしれない。
当時私が見てたら同じような酷評してるかもしんないし。

だが30話からがいいかどうかはわからない。

30話のカオス感パネェ…ゴクリ…
桐谷京介という井上節全開のキャラが場を回すっていう超展開でおねーさんもうついていけないよ!!
しかも後の侑斗である。

30話、明日夢パートが完全に井上の悪い方のギャグでワロタw
確かに今までの響鬼ではありえない展開過ぎるwww
でも、いいところは明日夢の日常風景が、ひとみ・アキラ以外の同級生も交えて描かれていたことだと思う。
そういうところで『日常のリアル』は描かれてしかるべきだしな…

桐谷のキャラクターはホント賛否両論だと思うけど、正直明日夢よりもバックボーン的にはライダーチックだよね。そのためのキャラだし。
キャラは個性が強いけど、もはや場を回すにはこれぐらいのキャラが投入されなければ無理なのかも…苦肉の策だろうな。

「君は本当につまらない人間だな」というセリフは、28話までの明日夢の存在感に疑問を感じていた視聴者の代弁だと思う。
本当にそうだった。本当にいてもいなくても一緒だったし。
29話でやっと成長の兆しが見え、30話では音撃棒を響鬼に投げ渡すという大役を果たしたという。
こればっかりは、P交代を評価せざる得ないポイント。早速成長の兆しが反映されているじゃないか。素晴らしい!ハッピバースデイッ!!
桐谷はある意味視聴者に最も近いあて馬キャラなんだなぁ。
明日夢も、もっと脚本内で優遇されてればこんな扱いにはならなかったはずなのに…

でも威吹鬼さんが魔化魍だけを倒す鬼かよ!みたいな扱いで泣いた。


賛否両論ある響鬼前半・後半ですが、明日夢の存在に意味を持たせるのならば後半を評価するべきなのかもしれません。
確かに前半の雰囲気はたった1話の中で死んだけどな…
29話みたいな話をもっと見たかったよ、私は。

【響鬼】28話=1クール目

28話にしてやっと多少まともに話が動き出すって…


○響鬼 28話まで(相変わらず批判ばっかり…)
剣は確かに前半はうろうろしてたりネタだったりしてたけど、そうはいってもちゃんと伏線を張りまくってたし、人間関係も描き出してた。
だからこそ、後半のメインライター交代の際にその伏線を活かした作品展開ができたわけで。
前半にいかに重きを置くか、それは後半の物語の展開を決める一つの指標だと思う。

最初に言っておく!!
私は「響鬼」という作品が駄目だと言ってるわけじゃない。
脚本・構成が壊滅的に物語として成立していないことに腹を立てているのだ。

響鬼の28話までというのは、ほぼ通常の仮面ライダーシリーズの1クール目相当でしかない。正直5話目ぐらいなものである。
28話に至り、やっとヒビキから「明日夢を弟子のようなものだと感じている」ことや、鬼をあきらめざるを得なかった青年と明日夢の交流、敵組織の全容が描かれているが、これは本来もっと前半にやるべきことであった。
正直、28話までの明日夢パートはほぼ必要性がない。ヒビキパートも微妙であるが。
必要なのは、ヒビキとの出会いとたちばなの描写(一部)、猛士・鬼たちとの交流ぐらいなもんである。
それ以外の明日夢パートは、明日夢が鬼を目指すでもなく、猛士でもなく、普通の高校生である限りは「響鬼」という作品に必要性がないパートなのだ。
特に、各登場人物から明日夢という存在が好意的に評価されている点はごく普通の流れであれば問題のない表現だが、視聴者に対してあまりにも説得力に欠けすぎている。
一言でいえば、明日夢にも、明日夢の周りの環境にも「リアリティ」が感じられないのだ。
「いい目をしている」や「感覚が会う」といった表現で評価される明日夢だが、その言葉は作中で浮いており、実を伴っていない空論に聞こえてしまう。
行動で示すべき期待を言葉のみで表現してしまうことで、リアリティは逃げてしまっている。
一高校生としても「立派」の部類には入らず、かといって特筆すべき努力等も感じられない描き方で、「特殊な環境下の大人たちが評価する少年」に納得を求める方が難しい。
むしろ、万引きのエピソードでも感じるようにセンシティブで気弱、いざというときに行動できない、アルバイト先でのアキラを残して地下にいくなど自分勝手という印象が強く残ってしまう。このあたりは、セリフ一つでだいぶ印象が変わるのだが、それすら見受けられない。
本来、悪印象を持たれうるエピソードを上回る好印象のエピソード(たとえば、万引きをひとみとともに見てしまい、後日襲われそうになるひとみを独力で助け出す、等)で補強すべきだが、その部分が根本的に抜け落ちているのが明日夢パートなのである。
補強材であるお師匠さんの手を握るエピソードはあまりに弱い。
アバンでの「変わってきた」という明日夢自身の評価がまったく作中(視聴者側)に反映されず、「鍛えている」という言葉も空回りしており、ちぐはぐな感じを受け続けるのも悪印象の一因か。
特に、ヒビキの明日夢に対する想いは比較的具体性を持って描かれている(お見舞い、山登りへの誘いなど)割に、明日夢のヒビキへの想いは具体性を持っていない。
響鬼のフォローは各所ではいるものの、結局本人は何がしたいのか、何をすべきなのかが伝わってこず、結果「実質主人公なのに不要」という図式が出来上がってしまった。
結果、28話という2クール消費後も明日夢という存在が宙に浮いたまま、人間関係の根底が1話の状態と変わらない、というとてつもない失敗を犯してしまった。
1話から28話の間に、
・ヒビキは弟子をとっていない。明日夢と知り合った。
・トドロキは鬼になったが、サポートはザンキである
・イブキはアキラとともに戦っているが、初登場時と環境はほぼ変わらない
・明日夢は一般的学生である
という、互いの交流は発生したものの、根本的なポジションの変化がない状態である。
ここに「明日夢がヒビキの弟子になる」という変化を加えるだけで、人間関係は一気に変化し、物語も深みと加速を見せたはずである。
28話までの響鬼は、あまりに物語としてのんびりしすぎており、一話一話が独立しているといわれてもさほど気にかからないほど、互いの話が関係し合っていない。
物語全体としての骨子が抜け落ちてしまっているが故に、バラバラすぎる物語となっている。
本来、骨子は「明日夢の成長と師匠たるヒビキ」であったはずだが…
それは、明日夢がヒビキに対し「鬼になる気はないだろ?」という問いかけに、さほど逡巡もなく「YES」と答えた時点で崩壊したのかもしれない。

結局、高寺Pの最終話構想としては
・最終回を迎える際、明日夢はヒビキへの弟子入りを決め、鬼への第一歩を踏み出す
というものであったのかもしれない。
それはそれでアリだろうが、おそらく視聴者の求めているものは「鬼になるために作中で努力し成長する明日夢の姿」であって、それまでの決意の過程を見せられたところで勝手にやってろって話なのだ。
一年かけて「ヒーローになります!」って決意するヒーローものの主人公がどこにいるというのか。もう終わるって、作品!
「響鬼」は、ヒビキという鬼に憧れる少年とその成長、その少年を育てるさなか、悩みや衝突を通じてさらに人間として成長するヒビキの物語であってほしかった。
明日夢が鬼になるのは最終回だけでいい。
それまでの彼の成長が見れたなら、それで一年通してみてきたかいがあるというものなのに・・・
最も視聴者よりの存在でありながら、視聴者から突き放された立場に立たされた明日夢という存在は、実に「響鬼」という作品の問題点を浮き彫りにしたものだろう。

魔化魍も大・中・小と取り揃えて、人間大[分裂なし]→人間大[分裂あり]→大型を、6・3・1ぐらいの比率で取り込んでいけば全然違ったと思うんだけどなぁ…
童子と姫の描写は悪くないのに…敵もフルボッコすぎて緊迫感があんまりないしね。中ボス(ウェザー・伊坂 相当)ってのがいないからかな。
つーか敵方の存在がざっくりしすぎだろ。今から説明するにはバレ遅いし。
敵にも魅力がないと、ライダーってのは輝けない。しみじみ思う。


ともかくP交代劇までに思ったことはぶちまけておきました。
まあともかく物語としては酷いの一言かもしれない。
ライダーとしては割と好きだけど、話は延々ディケイド最終回を見せられている気分だ。なぜこうなった…
もういっそ明日夢いらねーヒビキさんだけでいいわーとかなる。
ともかく明日夢の描写はちょっとした悪意すら感じるわ…もっと平均より上として描いてやってくれよ…

30話からは別物です。

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